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僕の見た「大日本帝国」―教わらなかった歴史と出会う旅 西牟田 靖 (著) −歴史の実質
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投稿者 乃依 日時 2005 年 6 月 04 日 01:17:50: YTmYN2QYOSlOI
 

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僕の見た「大日本帝国」―教わらなかった歴史と出会う旅
西牟田 靖 (著)

価格: ¥1,680 (税込)

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書籍データ


単行本: 402 p ; サイズ(cm): 19

出版社: エビデンス・コーポレーション株式会社情報センター出版局 ; ISBN: 4795843023 ; (2005/02)

おすすめ度: カスタマーレビュー数: 21 レビューを書く

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レビュー

出版社/著者からの内容紹介
サハリン(樺太)、台湾、韓国、北朝鮮、中国東北部(旧満州)、ミクロネシア(旧南洋群島)……4年の年月を費やし、「日本統治時代の痕跡」を探して「大日本帝国」の統治下にあったアジア太平洋の各地を踏破した、70年生まれの新進気鋭によるかつてないノンフィクション。戦後60年間埋もれていた、あなたの知らないアジアの中のニッポンの姿がいま明らかになる! ニュートラルな視点で「過去と現在」を見つめる、みずみずしい旅人の感性と思考が、報道されない「反日と親日」の現状とアジアの人々の心を鮮やかに描き出す。反日で揺れる竹島ルポも収録。

著者からのコメント
十字架と共存する鳥居、青い日の丸、ロシアの鳥居、見せしめにされた記念碑、落書きだらけの慰霊塔……かつて日本の領土だった国々に残る、その不可思議な光景の理由は? 知られざる反日と親日のリアルとは?―忘却なのか、禁忌なのか? 埋もれてしまった「あの時代」を、戦争を知らないからこそまるごと見つめ直してみたい。だから僕は「大日本帝国」を踏破してみた。

カバーの折り返し
こんなニッポンがあったことを、あなたは知っていますか?

サハリン(樺太)の南半分、台湾、韓国、北朝鮮、ミクロネシア(旧南洋群島)、それにくわえて中国東北部(旧満州)。明治の半ばから昭和二〇年の終戦前後までの時代、それらの国・地域は「大日本帝国」と称していた日本の統治下に置かれていたという共通項を持つ。戦後半世紀以上たった今日でも、古くからかつて日本の領土だったそれらの国・地域には、日本語、日本建築、鳥居、神社、日本精神、残された日本人……と、さまざまな形で日本統治時代の痕跡=「日本の足あと」が残っているのだった。
僕は、大日本帝国の領土だった各地に「日本の足あと」を探す旅を始めた―。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西牟田 靖
1970年大阪生まれ。神戸学院大学卒業。8カ月間の会社勤めの後、地球の丸さを感じるための地球一周の船旅へ。以降、ライターとして活動を始める

抜粋
プロローグより: あまりに唐突な風景だった。日本にしか存在しないものと勝手に思い込んでいた鳥居というものが遠く離れたサハリンにいまも残っていることに驚き、それまであまり考えてこなかった祖国、日本の過去というものを初めて突きつけられたような気がした。だが、同時に、僕たちが教えられてきた「侵略」というたったひとことの言葉だけでは割り切ることのできないものを感じもしたのだ。そして、「だったらほかの日本の元領土ではどうなっているのだろう」という素朴な疑問がわいてきた。

東京新聞、中日新聞夕刊文化面 03/11/2005
難しい言葉で歴史を語るのではなく、旅人の視点を失わない態度に好感をもつ。(永江朗氏評)

読売新聞朝刊「本よみうり堂」 02/27/2005
海外を通じ<日本とは何か>を書いていく自分がいることは、確かに分かってきている。

朝日新聞夕刊文化面「ようこそ」 03/09/2005
文字通り「大日本帝国」を巡り、現地の人々と話した感想を素直につづった旅の記録だ。(四ノ原恒憲氏評)

日本経済新聞夕刊文化面 03/17/2005
この本は、今も海外にある大日本帝国遺跡を、おしえてくれる。若い著者の感銘ぶりが新鮮だ。(井上章一氏評)

朝日新聞朝刊読書面 04/03/2005
姿勢がバランスよく貫かれ、反日と親日のはざまを掘り起こしたルポである。(加藤千洋氏評)

週刊ポスト書評 04/15/2005
本書は、歴史が自分探しの旅であることを再認識させてくれる。(評・舛添要一氏=国際政治学者・参議院議員)


目次

カラー口絵
プロローグジャパニーズ・エンパイア
第一章ロシアの鳥居<サハリン篇>
第二章山の中の敬礼<台湾篇>
第三章交差する感情<韓国篇>
第四章消せなかった橋<北朝鮮篇>
第五章見せしめの記念碑<中国東北部篇>
第六章十字架と鳥居<ミクロネシア篇>
エピローグストレンジ・デイズ


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カスタマーレビュー・ピックアップ
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

評価5 自然体の大日本帝国観光ガイド, 2005/05/15
レビュアー: しゃちほこはちべ (プロフィールを見る)   愛知県 Japan
こういう本は右左翼の極端な思想を持つ人が書く印象が多いのだが
この人はいたってノーマル。
最初こそ左翼チックかなと思うが後はまったく自然体。
反日的な扱いを受ければ、自然なナショナリズムを発揮したりします。
こういう風に書かれるとなんとなく現地に行きたくなります。
私は中国には足を踏み入れたくないと思っていたが、大連や長春には
行ってみたくなりました。

一方、残留孤児の方の話は悲しくなる。
今や残留孤児の方が日本に来られても、話題にならなくなっているが、
こういう風に中国にはまだ忘れ去られている方がいるのだろうと思うと切なくなる。
だからといって私にできることが無いことが歯がゆい。


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31 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

評価5 素晴らしいの一言です, 2005/04/17
レビュアー: y-hirai3 (プロフィールを見る)   東京都 Japan
「僕の見た大日本帝国」を週末で読みきってしまいました。素晴らしい本でした。南洋群島の研究等を戦前に実施した矢内原忠雄教授の本を再度読み返しているような気分になりました。それらは、満州、朝鮮の植民地政策には厳しい表現が、台湾には少し軟らかめに、南洋群島についてはその表現が「肯定性」をかんじるようなものになっていました。矢内原教授も東大教授ではあったものの、西牟田さんのようにフィールドワークの中で抽象化をはから学者であり、この本はどういった矢内原教授の後継本であるように思われました。ただ、それらの著作がマルクス主義的な歴史観による評価が前面に出てしまっていて、矢内原教授も通暁しているいわゆる武士道といった日本の思想感からの評価が少ないことが戦前という環境を感じざるを得ないものでした。現在日本において失われた日本の思想感(及び日本語)が辺境地でありかつての日本であった地域にむしろ「純化」された残っているという西牟田さんの問題意識は同感できるものでした。


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評価4 僕の見た「ナターシャ」, 2005/05/29
レビュアー: ミミズク法師 (プロフィールを見る)   横浜市
第1章「サハリン」へ上陸・北上する氏がポレチエという村で出会う女性が印象的であった。写真掲載のナターシャは日露混血の「清楚」な表情を持つと氏は記述する。自分の場合、印象的といったのはたぶん写真から受けた視覚的なもので、文脈上で読み取る限りの「一目惚れしていまいそう」なという氏の「日本人的奥ゆかしさ」を感じたためではない。存外、この氏も含めて人が何かに邁進する動機・原動力はこんなところにあるのかもしれない。だが実際この女性の放つこの吸引力は何だろうかと考える。ナターシャは一方で学生・日本語を専攻する。氏が彼女に会ったのはこの小さな村への帰省の折である。異国の見知らぬ地で出会ったこの人物、おそらく氏はまったくの他人とは感じなかったであろうと想像する。氏をこの旅往きに駆り立て決心させ今こうして旅の地に立っている存在と、この女性ナターシャの中の何かがリンクしている。それが何であるのか考えている。


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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

評価5 とても良い本です, 2005/05/26
レビュアー: カスタマー   東京都 Japan
歴史の本というと読みにくそうで敬遠しがちだったのですが、NHKの「週刊ブックレビュー」でかなり熱くほめられていたので買ってみました。司会の女性陣が言っていたとおり、旅の話を読みながらいろいろな歴史のことがすいすい頭に入ってくるという感じで、私にとっては、まさに「教わらなかった歴史と出会う旅」というタイトルそのまま。これまで戦争のことをほとんど何も知らなかったことを恥ずかしく感じました。歴史の本でもあり旅の本でもあるというところがこの本の一番の魅力でしょう。共感しながらどんどん読み進めることができました。
抑制のきいた丁寧な文章で、押し付けがましいところやひとりよがりなところがない、とても良い本です。


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