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【論説】靖国神社は近代史の鏡 時局心話會代表 山本善心
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投稿者 TORA 日時 2005 年 6 月 13 日 06:12:38: CP1Vgnax47n1s
 

【論説】靖国神社は近代史の鏡
     
       時局心話會代表 山本善心

http://plaza.rakuten.co.jp/shibu2003/24000 
         
●台湾政党代表が靖国参拝


 靖国神社には大東亜戦争で散華された213万柱が祀られている。日本統治時代、台湾の軍人、軍属21万人が徴用され、うち戦死した台湾人の英霊2万8千柱が祀られた。

毎年この季節には台湾から訪れる人が多く、英霊に祈りを捧げている。フィリピン戦線で勇敢に戦い、戦死された李登輝前総統の兄李登欽氏(日本名は岩里武則氏)も英霊として祀られている。

 2005年4月4日、台湾団結連盟の蘇進強党首一行が靖国神社を参拝した。国会議員による政党代表の参拝は初めてである。蘇党首は参拝の理由について「台湾人戦没者2万8千人に敬意と感謝を表するため」と述べた。

 中国が靖国参拝に反発していることについて、蘇党首は「中国には中国の、台湾には台湾の慰霊のやり方があり、両国の考え方はお互いが尊重すべきだ」と指摘し、「靖国神社は過去の恩讐を超えた平和の場所だ」と記者団の質問に答えた。

 蘇党首は日本滞在中、安部晋三氏・平沼赳夫氏・石原慎太郎氏をはじめ、各界を代表する方々と会見した。日本側の会見者の多くは、蘇党首の若さ(52歳)と誠実さ、政治家としての理念と哲学、見識の高さに次期台湾指導者を直感する。

 4月6日、蘇党首一行は予定のスケジュールを終えて午後7時に台北空港に到着したが、20名前後の大陸系と見られる者達から顔面に卵を投げつけられた。


 また、大陸系のマスメディアからは今回の訪中について批判的な映像・論調が目立った。「彼らは売国奴だ」とか「靖国は軍国主義の象徴だ」など、まるで中国本土の「反日」キャンペーンのようであった。

 我々は台湾が親日国家だと思いこみ、「建前は中国、本音は台湾」だと考えてきた。これは親日家の李登輝氏の存在や植民地時代の台湾人が背景にあったからである。2.28事件に見る中国人の虐殺と残酷な支配を体験した台湾人は、日本の統治時代が一番良かったと思っている。

 台湾の国家づくり、経済的基盤は日本の植民地時代に形成された。しかし今の若い人達には経験と実感がない。そこに中国の反日イデオロギーが注入されたら、「反日」になるのは自明の理である。中国や韓国がなぜ反日になるのか。日本は本当に大東亜戦争で近隣諸国に迷惑をかけたのかを検証するべきである。


●アジアを植民地支配から解放


 我々は正しい歴史認識、近代史の状況について国内でも論争してこなかった。かつての日本は日露戦争によってロシアの南進を防ぎ、大東亜戦争では欧米の植民地主義諸国と戦った。当時、台湾のみならずアジア諸国民に大きな希望と夢を与えたことは否定できない。

1941年にはフィリピン、ベトナム、カンボジア、ラオス、ビルマ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、パプアニューギニア、インド、パキスタン、セイロン(スリランカ)はすべてアメリカ、イギリス、フランス、オランダの植民地であった。

 これらの植民地国を解放独立させるために日本軍が戦うことを大義として大東亜戦争が始まった。日本は東亜解放、大東亜共栄圏建設を戦争目的としたが、開戦の本音は自存自衛である。

しかし大東亜戦争がキッカケで東南アジアが白人による植民地支配から解放されたことは紛れもない事実であった。

 1951年5月3日、マッカーサー元帥は大東亜戦争について「日本は自衛のために戦った」とアメリカ議会の上院軍事外交委員会で証言している。なぜ朝鮮半島を植民地化したかについても「朝鮮戦争を通じて理解することができた」と述べている。

(「併合」ですから日本国の外地化ですよね。
「植民地」だったら搾取あったでしょうが、35年間の内地からの出超は各種資料で明白ですから。むしろ遥かに遅れてた外地朝鮮を抱えることで内地の発展が相当犠牲になったので、「当時日本は朝鮮(総督府)に搾取されていた(中川八洋教授)」と正確だけど皮肉っている著作もあるでしょうw)

 連合国は極東軍事裁判で、この戦争を日本の侵略戦争として歴史に残そうと考えた。しかし判事の一人であったパール博士(インド)は「この裁判は欧米列強によるアジアの植民地化を正当化し、日本の過去に烙印を押すことが目的である」と証言したのは周知のことである。


 敗戦により、大東亜戦争はすべて日本が悪かった、というのが定説となった。しかしこの戦争で戦った相手はアジア諸国ではなく、アジアを侵略した欧米列強勢力であったことを忘れてはならない。

このような根拠と事実に基づいた歴史観を歪曲し、日本の近代史を政治的に利用しているのが中国や韓国なのである。あるいは日本国内の反日勢力であった。


●勝てば官軍、負ければ賊軍


 李登輝氏は著書『台湾の主張』で「中国は戦争中のことを、事あるごとに問
題化するだろう。それは中国の戦略で、投資を含めて日本から援助を引き出す目的がある。日本は歴史認識の問題になると中国にお伺いを立て、その結果何らかの交換条件が引き出されてしまうのである。戦前の日本人には多くの問題はあったが、それなりに日本の主張を持っていた。極東でいち早く欧米列強と対峙したという誇りもあったが、戦後は何でもイエスマンになった」と述べている。

 日本の政治家や知識人の中に、日本の近代史に無知な人が多いのには驚かされる。

私は1993年に『日本は侵略国家ではない』という本を勝田吉太郎氏ら数名と善本社から上梓した。その執筆陣の一人である、台湾淡江大学の教授で日本研究所所長の張炳楠氏による『日本の植民地政策−朝鮮と台湾の比較論−』の一文を参考にしたい。

 「昔から諺にあるとおり『勝てば官軍、負ければ賊軍』であって、日本が勝てば日中戦争は聖戦であったことになり、『侵略』といった言葉を使う必要もなかった。日本の植民地統治政策も、日本が勝ったとしたら、偉大なる治績として謳歌されたであろう。A級戦犯も大英雄として崇められる。しかし負ければ一文の価値もない。これが戦争というものであろう」。

もうA級戦犯の罪悪論など、子供じみた議論を真顔でするのはやめようではないか。

(当時の指導者の、対内的(日本国への)責任論【敗戦責任】は、大いに議論すべきだと思うが、「戦争責任」などという概念はないと思う)


●「謝罪と反省」で首相をさらし者に


 小泉首相は「いかなる批判があろうと、8月15日には必ず靖国神社に参拝
する」と明言した。にもかかわらず毎年別の日に参拝した。中国は首相の腰が引けたものとみて「日本は過去の侵略戦争を反省していない」と小泉首相の靖国神社参拝に反対する一大キャンペーンを展開した。

 中国の執拗な小泉批判に対し、小泉首相は軍門に下った。その落とし前として、日中戦争の発火点になった廬溝橋と、韓国の抗日運動家が投獄されたソウル西大門独立公園の大衆が集まる場所で(外国ではさらし者と同然の)「謝罪と反省」をさせられた。

 さらに中国は(1)首相が過去の歴史認識を深く反省し全世界に向かって謝罪を表明すること、(2)靖国神社への不参拝を誓約すること、(3)南京を訪れて過去の侵略に謝罪すること、を強要した。さすがに小泉首相もここまで馬鹿にはなれなかったのである。

 しかし小泉首相には、国内外からいかなる批判を受けても必ず反発する性癖がある。歴史問題で中国からさらし者にされたことを忘れてはいない。世間が大騒ぎし、中国が靖国問題で日本叩きに狂奔している間、日本にとって重要な案件をこっそり処理していたのだ。

 小泉首相は中国へのODA支援・借款の廃止、防衛体制の法的整備など実質的な問題処理を行った。

そして最後の仕上げとして、本年8月15日は靖国神社への公式参拝で締めくくるのではないかという見方もある。


●靖国神社は日本の背骨

           
私は、靖国神社に眠る大東亜戦争213万柱の英霊達の貴い犠牲の上に日本国民の繁栄は築かれ、その御加護によって日本国の平和と安全は守られてきたのではないかと思っている。

その時代に生きた日本の先人達は、国を護るために国家観と大局観を持ち、毅然たる態度で外交を展開してきた。この先人達の悲願と志を我々が確かに受け継ぐことこそ、無言の付託ではなかろうか。

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