| ★阿修羅♪ > アジア1 > 955.html ★阿修羅♪ |
|
| Tweet |
指紋押捺を義務付けた新身分証の発行を延期
７月１日から発行が予定されていた新身分証に関し、司法院大法官会議（憲法法廷）は６月１０日、戸籍法第８条第２項、第３項の適用を暫時停止し、新身分証交付時の指紋押捺を暫時停止する「仮処分」を決定した。これにより７月１日以降、身分証の発行および更新には、暫時旧タイプの身分証が使われることとなった。
政府は偽造防止のため、最新技術を駆使した新身分証の発行を進めてきたが、戸籍法では新身分証の受領時に指紋押捺が義務付けられており、「人権に違反する」などの観点から本件に対する論議が高まっていた。民進党団はこれを受けて５月３０日、大法官会議での憲法解釈を申請した。
その結果、大法官会議は６月１０日、大法官会議釈字５９９号の解釈により、新身分証の交付に指紋押捺を義務付けていた戸籍法第８条第２項、第３項の規定を、本案に対する憲法解釈が出るまでの間、暫時適用を停止するという「仮処分」を決定した。解釈文の主文には「７月１日から法により国民身分証を申請する、あるいは正当な理由により更新する国民に対し、関係機関は改定前の国民身分証を発行するものとする」と明記されており、７月１日以降に満１４歳で身分証を新規申請する場合、または身分証を更新する場合、暫時旧タイプの身分証が使用されることになる。
この決定に対し、行政院は同１０日、「大法官会議の決議を遵守し、新身分証の発行に指紋押捺を義務付ける政策を暫時据え置く」との方針を明らかにし、憲法解釈が決定した後も一貫して「法に基づく行政」の姿勢を堅持することを強調した。
また担当省庁の内政部は同日、本決定に則り新身分証の発行を暫時延期することを発表し「新身分証への全面更新に向けて、司法院が本案に対する憲法解釈を早急に下すよう希望する」とコメントした。
《２００５年６月１３日》
http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/05/050613a.htm
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。