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韓国ネティズンの関心事が垣間見える - Naverが検索語ランキングを発表
2005年 6月14日 (火) 00:00
韓国の検索エンジン「Naver」( http://www.naver.com/ )は、13日、同検索エンジンの上半期検索語ランキングを発表した。結果、統合検索ランキングの1位は、Nexonのオンラインレーシングゲーム「カートライダー」となり、これまで2年間1位をキープしてきた「ロト」(6つの数字を当てる宝くじ)を抜くこととなった。
調査結果は、「ニュース」「統合検索」「話題急上昇分野」に分て発表された。ニュース分野での1位は、突然の自殺でこの世を去った有名女優「イ・ウンジュ」氏。韓流スターとの共演も多いため、日本でもいくつかのメディアで報道された。これに関連してか「自殺」も36位にランクインする結果が出ている。
このほか芸能界に関する関心は韓国でも高く、「芸能人Xファイル」(4位)、日本でも人気の歌手「BOA」(5位)、韓国でも日本や中華圏の加熱ぶりが日々報道されている「韓流」(10位)がランクインしている。「芸能人Xファイル」とは、人気芸能人の知られざる私生活や過去をインターネット上で暴露するもので、「サイバー人権侵害」であると議論にもなったもの。とはいえやはり有名人の裏の顔が気になるというのは、国を問わず同じようだ。
2位は日本で言う竹島こと「独島」。「独島の地図」や「独島の歴史」など、100以上の関連検索語も登場したという。
ネティズンの注目は、スポーツにも多く集まっている。プロ野球メジャーリーグで100勝を成し遂げた「パク・チャンホ」投手が3位に輝いているのを筆頭に、「もうひとつの心臓」と題された足の写真がオンライン上で話題となっており、かつてはサッカーJリーグでも活躍していた「パク・ジソン」選手(6位)、韓国Kリーグのスター的ストライカー「パク・ジュヨン」選手(7位)、異種格闘技戦K-1に出場した「チェ・フンマン」選手(8位)、それに関連して「K-1」(30位)という結果が出ている。
統合検索語の1位に輝いた、Nexonのレーシングゲーム「カートライダー」は、誰でも簡単にできる手軽さや、コミカルなキャラクタなどが特徴で、女性にまでユーザ層を拡大しているのが勝因のようだ。
統合検索語の結果は、ネティズンが今どんなことを知りたがっているのかを示す指標となりうるが、なんと今回は、2位と6位を除くすべてがオンラインゲームという結果となっている。順位は、3位のMMORPG「World of War Craft」に続き、ヒップホップスタイルのバスケットゲーム「フリースタイル」(4位)、日本でもおなじみとなっているMMORPG「リネージュ」(5位)、政治をテーマとしたMMORPG「君主オンライン」(7位)、横スクロールする画面が独特なMMORPG「メイプルストーリー」(8位)、「リネージュ2」(9位)、格闘ゲーム「スペシャルフォース」(10位)となっており、かつて人気を得ていた「スタークラフト」は35位と20らんくも順位を下げた。
6位は「アルバイト」。不景気による就職難は韓国でも同様で、就職浪人がアルバイトをするケースも珍しくはないが、これでも昨年より2段階順位を下げており、代わりに「韓国産業人力公団」(21位)が、昨年より71段階もランクアップしている。同公団は技術関連の国家資格の受付や、就職支援などを行うのが主業務ということで、時勢を現わしているといえるだろう。
10位の「DMB(Digital Multimedia Broadcasting)」は、日本で言うモバイル放送(韓国では「衛星DMB」と呼ぶ)と、地上波デジタル(韓国では「地上波DMB」と呼ぶ)の総称。地上波デジタルは近々スタート予定であるほか、モバイル放送は5月から本放送が始まり、対応端末が続々登場しているということで話題を集めているようだ。
話題の急上昇分野における1位も、ニュース検索同様「イ・ウンジュ」氏だった。昨年にくらべ順位が1695段階も上昇、検索量が生前の1290倍にも達したという事実は、彼女の影響力の強さをそのまま反映しているといえる。彼女がうつ病だったとの報道から「孤独な現代人」「明日はわが身」という風潮が生まれ、「うつ病テスト」が23位にランクインしている。
2位は、暴力事故を起こしたコメディアン「キム・ジファン」氏。芸能界発の話題は多く、「芸能人Xファイル」(5位)や、行政上の過ちで二重国籍であることが分かった人気歌手「ソン・ホヨン」氏(9位)などが関心を集めている。
ユニークなものでは、1日3回見ると体重が0.34Kg減ると言われる「見るだけでやせる絵」(24位)や、ネティズンの間で話題となっている、体を激しく揺らしながら踊る女性の動画「TTor-Nyeo」(41位)などがあり、独特でコミカルな韓国のインターネット発の文化を垣間見ることができる。
(佐々木朋美)
フェイス、プロモーションに小倉優子さんを起用した新作MMORPG
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/06/13/009.html
E3で韓国メーカー勢、オンラインゲームの輸出契約伸ばす
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/05/24/001.html
制作費100億ウォン - ベールを脱いだ、大作オンラインゲーム「ZerA」
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/06/02/023.html
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。