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北朝鮮の核と在韓米軍が同時になくなることで、朝鮮半島の軍事バランスは均衡を保てる??
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投稿者 TORA 日時 2005 年 7 月 29 日 15:34:51: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu99.htm
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北朝鮮の核と在韓米軍が同時になくなることで、
朝鮮半島の軍事バランスは均衡を保てる??

2005年7月29日 金曜日

◆六カ国協議:そこに真実はない 7月28日 外交のファンタジスタ 三条充
http://fantagista.seesaa.net/

26日から始まった六カ国協議は、北朝鮮の核問題解決というより、軍縮会議の色合いを濃くしている。北朝鮮は、朝鮮半島の非核化を強調しているが、これは自国の核放棄だけではなく、在韓米軍のことにも言及している。
 アメリカには、在韓米軍のことに言及されても構わない空気がある。実際に交換条件の中に入れているという噂もある。最近では空洞化していて徐々に撤退させたいと考えているようだし、北朝鮮の核と在韓米軍が同時になくなることで、朝鮮半島の軍事バランスは均衡を保てる。それに、韓国に対する牽制の意味でも、在韓米軍撤退をほのめかすことは有効と考えているようだ。

 しかし一方では、在韓米軍に何も手を付けないで済む方法を考えているのがアメリカである。米朝双方の提案内容は一致しているが、そのプロセスの違いが大きな隔たりを作っている。体制保証も経済援助も、北朝鮮が核を放棄してからの話だというのがアメリカの提案だが、この提案は北朝鮮の体制を揺るがしかねない。

 この提案にのっとって事を進めるとすると、核査察を受け入れた段階ではまだ北朝鮮側の要求が通っていない状況である。北朝鮮の独裁は中国のような集団指導体制ではなく、金正日総書記による個人独裁である。しかも宗教色を帯びて、金総書記の神格化が行われている。人民にとって、金総書記が外交政策で失敗することなどありえないことであり、あってはならないことである。

 核査察には、デリケートな問題が含まれている。核査察を受けること自体、金正日政権にとってはアメリカの軍門に下ることを意味する。だから北朝鮮は、先にあるいは同時に自分の提案をアメリカに飲ませたいのである。
 それに、ひとたび核査察を受け入れれば、検証方法が問題になって延々と査察を受け続けることになる可能性が高い。そうなると、いつまで経っても北朝鮮のアメリカに対する提案は実行されず、それどころか、軍事機密をはじめとする様々な国家機密が流出してしまうだろう。

 北朝鮮が、アメリカの提案を拒否するのは至極当然の話なのである。アメリカもそんなことは承知の上で核放棄後の譲歩を提案している。単なるプロセスの違いだが、その違いは決定的な違いなのである。つまり、アメリカは六カ国協議で何の成果も期待していない。それでも会議を開いた理由は、六カ国協議の枠組みを早く終わりにして、次の段階に進みたいからだと思う。次の段階というのが国連安保理かどうかはまだ分からないが、六カ国の枠組みが残ったままだと、国際世論を考えるとどんな強攻策も打つことができない。

 だから、北朝鮮に対して在韓米軍の撤退をちらつかせたとしても、それはあくまでアメリカのペースでやりたいことであって、北朝鮮の要求通りにやるものではないと考えているのではないだろうか。本気で交換条件にしているとは思えない。日本が拉致問題の提起をしているのも、アメリカの差し金だと見る。こういうことはアメリカの許可なしに提起できるわけがない。

 六カ国協議が不調に終わった場合、その理由として拉致問題がスケープゴートにされる可能性もある。日本もそれは承知しているだろう。アメリカも日本も、六カ国協議の場で拉致問題を片付ける気はない。今回の場合、日本はアメリカのために汚れ役を演じているというのが実情だろう。

◆米中戦争を予測する1 7月27日 外交のファンタジスタ 三条充
http://fantagista.seesaa.net/

中国の急激な軍拡で、東アジア情勢が不安定になりつつある。日本も無関係ではいられないが、法律的にも軍事的にも防衛が前提となっている為、必然的にアメリカに頼らざるを得ない。中国が台湾に侵攻した場合も同じことが言える。東アジアで戦闘が起これば、それは必然的に米中戦争へと発展することが濃厚である。そこで、両国がどのような軍事戦略を持ち、それが故に戦争になるのか、あるいは戦争を回避できるのかを考えて見たい。

 アメリカの場合、戦争ともなれば最新兵器をふんだんに使って、圧倒的な力の差を見せ付ける戦い方が定番になっているが、最新兵器の効果を最大限生かすために、影ではその何倍も目に見えない努力を続けている。彼らは実際の戦闘よりも、事前の情報戦の方により重きを置く。守勢に回るときは特にそうである。

 台湾をめぐる争いになれば、中国が攻撃側でアメリカは守勢に回る。アメリカは、敵がどこを攻めてくるか?という疑問を解決できなければならない。
 アメリカが守りたい拠点が10あるとする。中国にとっては目標の選択肢が10あるということだ。これに、投入できる兵器・兵力や、採用できる戦術等の要素を加えれば、予測される作戦は数100種類を越える。アメリカの兵力が中国の数100倍あれば特に対策はいらないが、そんなことはあり得ない。
 そこで、敵を見抜く努力が始まる。中国の能力と性質を読み取るだけで、中国が計画しうる作戦は激減する。さらに進攻の場所を見抜いたなら、数種類の可能性に対してのみ対応すればいい。後は、
中国の指揮官が裁可した作戦を中国という組織がどれだけ上手く実現できるかを予測すればいい。

 アメリカ軍の基本的な軍事技術には、敵を構成するビューロクラシー(官僚機構)に着眼せよ、という項目がある。冷戦時代のアメリカ軍は、兵器の質や量で対等かそれ以上であったソ連軍に対しても、大きな自信を持っていた。おそらく、ソ連軍のビューロクラシーに着眼した上での自信だったであろう。
 優れた兵器を多数保有していても、それを使うビューロクラシーに欠陥があれば、実力は発揮できない。アメリカは、どんなに自国が軍事的に優位な状況にあっても、適のビューロクラシーを徹底的に調べ、そして弱点を見出す。

 太平洋戦争における日本の敗戦要因として、物量の違いが挙げられるが、ミッドウェー海戦をはじめとする多くの戦闘で、アメリカは日本の情報に対する価値観の甘さ、つまり当時の日本軍のビューロクラシーの弱点を上手く突いている。そしてその伝統は、今でもしっかりと受け継がれている。
 対中戦になっても、情報技術を駆使して友軍の被害を最小限に、そして情報戦に先んじることで、戦争の早期終結あるいは戦争そのものを事前に回避しようとするだろう。

 現在のアメリカ軍は、その強大な戦力を使うためだけに保有しているわけではない。相手の戦意を喪失させるために、その強大な戦力を誇示するという使い方も考えている。米中両国がもし衝突すれば、お互いに甚大な被害を受ける。このような場合は特にそうで、戦わずして勝つ、という価値観のもとで戦術を組み立てる。それ故に、彼らは情報をとても大切にする。

 中国と衝突しそうになったとき、中国のビューロクラシーの弱点を見抜き、それを中国に突きつけるというのがアメリカの基本戦術だとすれば、平和裏にアジアに安定をもたらすことができるかもしれない。日本も見習うべきだと思う。アメリカという世界最強の軍を持つ国でさえ、最小限のコスト(被害)でできるだけ多くを得ようとしている。様々な制約があって戦力保持や運用に苦労している日本は、なおさら情報を大切にしなければならない。


(私のコメント)
いま北京では六カ国協議が行われていますが、北朝鮮は中国の援助なしには成立しえない国だから、アメリカも交渉先を中国にすべきなのでしょうが、中国はしらばっくれて北朝鮮を放置しています。アメリカとしては北朝鮮と協議したところで中国に操られた北朝鮮に玩ばれるだけなのです。アメリカとしてはこのまま放置して国連の安保理へ持ってゆくしかないだろう。

かといってアメリカもテロとの戦いで北朝鮮を放置できないが、直接介入すれば中国との戦争になりかねない。だから安保理へ持って行って制裁するしかない。しかしそこでも中国の拒否権で成果は上げられないだろう。北朝鮮は中国にとってアメリカにおけるイスラエルのような存在であり、暴れん坊を暴れさせて自らの勢力を拡大して行く手段に使っているのだろう。イスラエルもアメリカの援助なしには成立しえないからだ。

アメリカも韓国と言う同盟国があるのですが、イスラエルのような働きは無理らしい。むしろ韓国は北朝鮮に取り込まれて在韓米軍を追い出しにかかっている。アメリカは韓国に対して軍事援助や経済援助をして大きく発展しましたが、恩を仇で返されるような結果になっている。いったい朝鮮戦争でアメリカが戦った意味がなくなっている。

朝鮮戦争で金日成が朝鮮半島を統一していれば韓国と言う国は存在せず、金正日が韓国をも支配していた事になる。それを韓国の国民は望んでいるのだろうか。現在のノムヒョン政権を見るとそうなる事を望んでいるかのように見える。在韓米軍がいなくなれば、なし崩し的に韓国は北朝鮮に併合されてゆくのだろう。北朝鮮の欲しがっているものは韓国の経済力だ。

しかしアメリカも手を引いて韓国を金正日が支配する事になった場合、韓国の経済は崩壊して韓国からの亡命者が近隣諸国に流出する事になる。その場合、大金持ちは息子たちにアメリカなどの外国籍を取らせているから、いつでもアメリカに逃げ出せる。そうでない国民は漁船などで日本に押し寄せる事になるだろう。そうなる事は日本も韓国も望んではいない。

韓国のノムヒョン大統領は外交が支離滅裂で何をしようとしているのかがよくわからない。在韓米軍にいてほしいのか出て行ってほしいのか、言っている事とやっていることが点々バラバラだ。韓国国民もノムヒョン大統領を支持しているのか、していないのか支持率を見ても最低なのに、反米や反日を煽ると支持率が上がる。しかしアメリカや日本が支援しない限り韓国は存在しえないのだ。

韓国の国民はアメリカや日本が韓国を見捨てない事を信じきっているから、反米や反日デモが出来るのだ。しかし実際に在韓米軍が撤退し始めると不安になりだしたようだ。日本では韓流ブームをマスコミが煽っていますが、「嫌韓流」と言うマンガ本が出たと言うだけでナーバスな反応を見せる。

拉致問題も六カ国協議では全く埒が開かずに中に浮いてしまいましたが、どっちみち北朝鮮の核問題も中に浮いて安保理に行くための儀式に過ぎないのだろう。現在のところ体制保証も経済援助も問題はないのでしょうが、北朝鮮の核査察をどうするかで米朝は決裂するだろう。経済援助がないままに核査察を受け入れれば金正日の権威はがた落ちで受け入れるはずがない。

米中関係も台湾問題で駆け引きがおこなわれていますが、中国内部の軍部強硬派と胡錦涛とは路線の対立が外部にも伺われるようになった。経済優先なのか軍事優先なのか国力がついてくれば当然出てくる路線対立です。アメリカとしてはイラクで手一杯だからいま中国に動かれては困るから胡錦涛を支援して何とか持たせたいのでしょうが、軍部強硬派がおとなしくしているだろうか。

そのためにブッシュ大統領は胡錦涛をテキサスの牧場に呼んで支援するようだ。アメリカ政府も一つではなく議会や国防省は強硬な意見を言っていますが国務省や金融筋は中国に対して融和的だ。しかし長期的に見れば石油などの資源争いやアジアにおける覇権争いなど米中対決は避けられない。日本はどうすればいいのかということが今の小泉内閣からは見えてきませんが、選挙になって小泉首相が退陣する事になれば対米外交もかなり変わってくるだろう。

こうして見るとアメリカはイラクに足を取られている隙に、アメリカはロシアや中国やEUなどから追い込められているような気がする。六カ国協議でも対中国外交にもやけにおとなしくなってきた。ソ連をぶっ潰したライス国務長官の登場で強面外交を期待したのですが、イラクの戦況の不透明さがアメリカの足を引っ張っている。私はイラク戦争に反対したのですが、出来るだけ早くイラクから撤退した方がアメリカのためには良いと思う。


◆【中国】米大統領:9月の胡錦涛会談で元の再切り上げ要求か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050727-00000003-scn-int

9月に予定されている米ブッシュ大統領と中国の胡錦涛・国家主席との会談について、ブッシュ大統領は胡・主席をテキサス州にある私有の牧場に招き、米中関係を重視していることを表す方針。米政府関係者の話として、27日付の香港・経済通が伝えた。

 会談の内容は、地域の安全問題と、人民元レート問題を含む経済問題になるもようだ。米国側は、今月26日から米国を訪問する中国国務委員の唐家セン氏に、この予定での調整を依頼するという。

 ブッシュ大統領は会談で、中国が今月21日に発表した人民元為替制度に関する改革についての米国側の評価を直接伝え、中国に対して、継続的な元の切り上げによって為替の完全自由化に向けた努力を行うよう迫るものとみられる。(編集担当:恩田有紀)


(サーチナ・中国情報局) - 7月27日11時23分更新


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