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<キム王朝最後の陰謀>は、『アメリカ帝国への同盟軍入り』作戦?
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投稿者 パーマン21号 日時 2005 年 7 月 18 日 22:47:11: jsgGMkPOVyxzQ
 

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●前回、邦人拉致事件の真の目的は、マスコミが垂れ流す「工作員日本人化教育」のためではないと述べた。
 なぜこのような世論作りが行われて来たのかと言うと、その伏線は例の「大韓航機爆破事件(87年)」にあり、実行者とされるキム・ヒョンヒ(金賢姫)の証言において田口八重子さんなる人物が日本語の教官として登場し、『彼女が拉致されて北朝鮮に来たことを告白した』からだと言う、この証言からその後の日本社会における<拉致事件全体が組み立てられている>わけである。

 もちろんこのような金賢姫の証言は「完全な偽証」であり、日本における『拉致事件』全体は米朝韓主導のプロパガンダ放送であると考えるべきなのである。
 つい最近、曽我ひとみさんが「シン・グァンス」から横田めぐみさんと共に朝鮮語教育を受けていたとの新たな証言を行ったのだが、これによって彼女が工作員として機能していることをほぼ確信したのである。
 すでに日本国内でスパイ活動に従事し実績を上げていたエリート工作員の「シン・グァンス」が、彼女たちに朝鮮語教育などしている暇があるとは思えないし、諜報部局としては一番の下っ端で事足りる「思想教育問題」と思われるからである。

 ただし拉致被害者の存在まで疑っているわけではなく、米韓が北朝鮮と日本を利用するためにこの事件を利用しはじめたことに注目しておきたいわけである。
 本来なら、韓国人拉致被害者問題こそ被害は深刻でありながら、韓国はなぜ「大韓航機爆破事件」で北朝鮮攻撃をおこないつつ、他面では「日本人拉致事件」を探り出して日本国内の世論作りに励んでいるのか、その陰謀を理解すべきだと考えるわけである。

(金賢姫の話す不自由な日本語を聞けばわかるように、彼女と田口八重子さんが互いに片言の日本語と韓国語で何を話し合ったところで、たいしたスパイ訓練になるとは思われない。
 あの程度の日本語を話すために田口八重子さんを拉致して、日本語の教官として利用していたとしたら本当に笑い話である。金賢姫はせいぜい帰国子女とでも身分を偽らないと話にならないだろう。
 田口八重子さんは78年に拉致され、金賢姫と共に生活した時期(82年前後)があるとされているのだが、何等信用すべき証言ではない。金賢姫が決して田口家の方々と面会することがなかったのも、詳細な追求に応じきれないと韓国側が判断したためだろう)


●問題はむしろ米韓がすでにこの当時(87年以前)から邦人の拉致被害状況をつかんでいたことであり、金賢姫が証言した邦人拉致状況に対応した人々だけが帰国してきたことこそが問題なのである。
 なぜ問題なのかと言うと、北朝鮮は金賢姫証言が完全なデマであることを知っていながらも、この事件で日本人の拉致計画がかなりの部分まで解析されていることも理解した。

 しかし米韓は決して事の実態までも暴露しようとはしなかった。
 むしろ拉致事件の目的を「日本語教育のための教官」として拉致したなどと言う「荒唐無稽」なソフト路線で世論を封じ込め、彼等が日本侵攻計画における「人柱」としていかに残虐に殺害され、利用されて来たかは考えることすら許そうとはしていない。

 普通拉致を行うのなら、防衛庁の職員とか自衛隊のOBとか、どうしても手に入れたい軍事機密情報がある場合の奥の手である。それを一般民間人に対して何百人という単位で行うと言うのならば、まったく異なった目的と重大な軍事作戦の一貫としか思われない。およそ誰にでもできる日本語教育など、この軍事作戦の目的からは程遠いものと即断できる。

 ここで仮説を立てよう。
 朝鮮国の国士であり、共産主義シンパの金大中は、平和的な祖国統一を最終目的としてアメリカ政権の中枢と裏取り引きをした、と言う仮説である。
 それは・・・
 1)全面対決を避けるため、相互承認によって成立する新国家、統一朝鮮には「キム王朝」を残すこと。
 2)形の上では、韓国が北朝鮮に呑み込まれたことにすること。
 3)しかし実態は「キム王朝」を日本の天皇家と同じシンボル的存在として独裁を封じること。
 4)政治経済実態としては韓国経済と韓国国家官僚組織が全権をほぼ独占すること。
 5)キム将軍には天皇家とほぼ同じ名誉ある地位を約束し、反日と独立朝鮮の旗頭として英雄化すること。
 6)新国家、統一朝鮮は政治経済軍事すべての面で歴史上はじめて中国から完全に独立すること。
 7)反日プロパガンダは将来に向けての対中国政策の基礎となるべきもので、独立朝鮮こそが目的であること。
 8)対北朝鮮政策として在韓米軍を逐次引き上げ、対等な国家として話合う用意があること。
 9)対中国政策として核武装を認め、核燃料の生産体制を側面援助すること。

 もちろんアメリカがその通りに動くとは限らない。最悪の場合、アメリカ・ナチズムにとって北朝鮮は中国という「巨大な核燃料」を爆発させるための「起爆装置」に過ぎないとも考えられるからだ。
 もし彼等がそのことを最終目的としているのならば、潔く韓国をトロイの木馬として差出し、核武装した統一朝鮮王国を易々として手に入れ、極東の守りを鉄壁のものとした上で、中国国内での大規模なテロ活動に励むことになるだろう。


●そうした前提に立って下記一連の経緯を見れば、<キム王朝最後の陰謀>が何であるかが判ろうと言うものである。

(1)2004年4月22日
 中国訪問を終えて帰国途中だった金正日列車が通過した後、竜川(リヨンチヨン)で大規模な列車爆発事故が発生。
  ↓
  ↓→<中国政府の後ろ楯を得た上での、金ファミリー(義弟)が仕掛けた正日暗殺未遂事件>
  ↓
(2)2004年9月9日
 北朝鮮の建国記念日に中国国境付近でキノコ雲をともなう極めて大規模な爆発事故が発生。
  ↓
  ↓→<金正日が米中からの核廃棄圧力をものともせずに実行した核爆発実験>
  ↓
(3)2004 年 10 月 26 日
 金正日の側近として知られていた朝鮮労働党の金容淳書記が、交通事故により死去。
  ↓
  ↓→<すでに失脚していた金容淳ではあるが対南、対日工作の担当者として張成沢に重用されていたと思われる>
  ↓
(4)2004 年 11 月 24 日
 金正日の実妹の夫で、最側近の一人といわれた張成沢(チャン・ソンテク)同党組織指導部第1副部長が失脚。
  ↓
  ↓→<実妹の権威失墜を防ぐために、かろうじて殺害をまぬがれた金王朝内部のクーデター抗争事件の終演>
  ↓
(5)2005 年 2 月 10 日
 北朝鮮の核保有、公式宣言
 (金正日は核保有宣言を行ってもアメリカは攻撃しないとのシグナルを読み取り、むしろアメリカが望む対中圧力として核保有を宣言し、六か国協議の議長役中国を追い詰める算段に出た)


●つまり事件(1)は<中国政府>と<張成沢>、<金容淳書記>ら党・軍幹部が仕組んだ「軍事クーデター(キム将軍暗殺計画)」であったと言うことである。
 しかしこの計画は某国(アメリカかロシア)の諜報機関によってはばまれ、寸前のところで暗殺を回避したキム将軍はただちに自分の国内不在時における最高委任権力者を逮捕拘禁した。それが事件(4)であり、(3)に代表される高級役人の処断であったということである。

 事件(2)とは、事件(1)への意趣返しであり、キム将軍はわざわざ中国の鼻先で北朝鮮建国を祝う『核実験』をとりおこない、断固とした北朝鮮の国家意志(自主独立)を示したと思われる。
 この反中メッセージに応えるべく、アメリカ政府筋はただちに「核実験ではない」との報道姿勢をとり、北朝鮮の発表した『ダム工事発破説』を追認したが、それを補足し証明する軍事衛星写真に関しては決して公表しようとはしなかった。

 北朝鮮はソ連邦の崩壊後、死活をかけた軍事技術の導入を計りつづけ、すでに驚くべき核ミサイル兵器の水準に達していると見るべきである。
 長期的な戦争継続能力には劣るものの、核ミサイルによる長距離爆撃や生物化学兵器を使ったテロ戦争の高度戦闘能力をもち、かりに先制攻撃を受けた場合には日韓の被害は致命的なものとなり、反対に日韓が奇襲を実行してもその後発生するであろう報復のゲリラ・テロ戦争において共倒れの危機に瀕するだけの反撃戦略をもつものと想定すべきである。

 最終的に北朝鮮軍が敗北しても、最高指導者のキム将軍ファミリーは故郷のロシアに帰国すればすむ話である。
 北朝鮮一国の破滅によって日米中韓(の国民経済と治安体制)が連鎖的に破滅してゆくならばそれはそれで彼等(共産主義者)の大勝利と言うことになるだろう。


●韓国の思惑
 非常に単純化した話をすれば、共産主義者のキム・デジュンをパク軍事政権による謀殺の危機から救ったのはアメリカである。
 そのキム・デジュンを韓国大統領に後押ししたのもアメリカであり、現在のノ・ムヒョンも彼の政策(太陽政策)をたんに受け継いでいるに過ぎない。(金大中は政治における「文鮮明」と理解すれば分かりやすい?)

 韓国は経済的にも97年の経済恐慌によりIMFの管理下に置かれたため、この時アメリカ資本によって主要企業の資本は収奪され、以後アメリカの支配下にあると言うのが実情である。つまりノ・ムヒョンVSブッシュ、韓国VSアメリカと言うのは西側メディアを使った偽装工作に過ぎないのである。

 では両者は何故そのような偽装を行っているのか?
 それは韓国を『トロイの木馬』として北朝鮮に引き渡すのが狙いであり、この作戦によって韓国は統一朝鮮を建設できるとの密約を結んでいるからである。


●北朝鮮の思惑
 戦後、侵略国家日本の天皇制は残されたまま、アメリカの支配下に入り今日の繁栄を築き、韓国も同様に世界的な復興を果たした。
 もしアメリカが『キム王朝』を残したまま、北朝鮮を政治・経済・軍事に渡る同盟国としての地位を保証してくれるのであれば、北朝鮮の指導部も諸手を挙げて『統一朝鮮』政策を歓迎するだろう。

 少なくとも、フセインの二の舞いにはなってはならない以上、アメリカとの共存方法を見つけだすしか彼等に生き残る道はなく、その決断の時刻は迫り続けている訳である。

 韓国(とその後ろ楯となるアメリカ)はその『盟約』を実行に移すべく、韓国世論を『親北朝鮮』政策で圧倒し、肝心の日本も『親韓国』政策の第一段として韓流ブームを煽りつづけている。

 拉致被害者の完全解決が遅れているのはひとえにアメリカ政権からの要請によるものであり、今はこの拉致被害者カードをいかに流用する魂胆でいるのかを見極めるために諜報員のジェンキンスを派遣する策略に打ってでたのである。


●アメリカの思惑
 たとえ話だが、拘束されている『サダムフセイン』が偽者ではない証拠として、誰もが第三者によるDNAテストを実施させるべきであると考えるだろうが、そのような要求をアメリカ政府は絶対に門前払いするはずである。彼等は決して正当な裁判の前提さえ認めないであろう。なぜなら、彼は間違いなく影武者であり、正体を知られる前に殺害される運命にあるからである。

 同じように「北朝鮮による核実験と核保有」はアメリカ政府にとってはすでに何らの疑いもない既成事実であり、圧倒的な報道管制でこの事実を隠ぺいしながら、「北朝鮮による核の世界拡散」を今か今かと辛抱強く待ちあぐねている状況にあると考えられる。
 キム将軍の核保有宣言はブラフなどではあり得ないし、そのことをもっとも良く知っているアメリカは、「北朝鮮による核開発の恐れを防ぐために、あらゆる対話と努力を惜しまない」演技を続けているわけである。

 この北朝鮮製の核は、ロシア周辺のテロ組織だけではなく中国国内の軍閥組織にも売り渡され、中国分断政策の切り札となるであろう。

 ナチス・アメリカ政権の目的は、6か国協議と言う時間調整機関で世界(特に日本と中国)を完全に欺いている。
 つまり北朝鮮を第二のアルカイダ組織に育成すべく、核開発施設(原子炉)を無償で与えたばかりか、生成された核燃料が核兵器に転用される時期が来るのを辛抱強く待っていたわけである。そして今や完成した核弾頭が、世界中のテロ組織に売り渡されて行くのを逐一監視している状況にあると思われる。

 この<第二のアルカイダ組織>であり、<核の世界拡散に成功した北朝鮮>こそは、極東軍事バランス(および世界の治安体制)を瓦解させるための最後の一手であり、対中、対露への宣戦布告でもあり、世界最終戦争を実地に移すための最大の鍵となる存在である。


●中国の思惑
 北朝鮮が韓国に併呑されるのは最早時間の問題である。半島が統一された場合、その政体は軍事独立指向を強め、中国領土内の朝鮮族が分離独立運動に動きはじめることは目に見えている。そしてこの動きが中国全土に飛び火すれば、ソ連邦の二の舞いとなるだろう。

 キム将軍の「核」開発は決してアメリカにだけ向けられたものではない。
 むしろその実態は将来における、中国からの軍事的独立を覆い隠すためにアメリカと喧嘩芝居をしているとしか思えないものとなって来た。
 キム将軍の暗殺計画はすでに失敗し、中国人民軍の同士である革命第一世代やその薫陶を受けた第二世代も北朝鮮国内では急速に力を無くしてしまった。

 統一朝鮮国と対峙するためには2つの政策を実施しなければならない。
 1)ある日突如として「北朝鮮製の核兵器がテロ組織に売り渡されており、我が国の安全が著しく脅かされている」と宣言して、北朝鮮重要施設を攻撃する。
 2)日本を米韓から引き離すために日本国内の親中勢力を援助し、経済的に緊密な関係を保ち続ける。


●日本の思惑
 ???
 国内の半島勢力(フジ産経グループ)はむろんこうした米韓密約を承知の上でさまざまなプロパガンダを実行し、中央国家権力の分散、弱体化と独自権力の行使を画策している。

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