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Re: 雑学・豆知識と称し右翼プロパガンダを子供にすり込ませる極秘作戦が進行中である
http://www.asyura2.com/0505/bd40/msg/383.html
投稿者 外野 日時 2005 年 7 月 24 日 04:03:04: XZP4hFjFHTtWY
 

(回答先: Re: 雑学・豆知識と称し右翼プロパガンダを子供にすり込ませる極秘作戦が進行中である 投稿者 Johann 日時 2005 年 7 月 24 日 02:40:52)

アスファルト(問題にしている「アスファルト」は道路塗装のことをさしていると思われますが)は、日本の道路におけるアスファルト塗装は1919年(大正8年)に制定された旧道路法、旧道路構造令による大都市を中心にした幹線道路の計画とともに始まっているようですから、1802年に始めたフランスのほうが先のようです。
もっとも、アスファルトを最初に使ったということが何故そんなに偉いことなのか僕にはわかりませんが。
アスファルト塗装は、現在の日本では「ヒートアイランド現象」の元凶の一つともなっているものです。
ちなみに、気象庁が発表する気温より、アスファルト上で計測する気温のほうが数度(3度から4度)高いという話です。

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アスファルトの歴史
http://www.watanabegumi.co.jp/pavements/knowledges/asphalthistory.html

アスファルトの歴史: 最近もらったAIのポケットブックにアスファルトの歴史が載っていましたので、紹介します。まあ、アメリカにおけると題した方がいいかも知れませんが。
 アスファルトは石油の中に溶けて存在しており、アスファルトを取り出すには精製して各種の油分を取り出しますが、自然の中でも同様な作用が起きており、純粋の形のもの、ミネラル分、水、その他を含むものなど、いろいろありますが、天然のアスファルトが存在します。
 その性質はそれ自体、接着剤であり、水を透しません。また、塑性の物質で骨材と混合するとき、軟らかさをコントロールできます。酸、アルカリ、塩分にも強いという性質があります。常温では半固体ですが、加熱すると容易に溶け、また、揮発性の油に溶け、水にも乳化させることができます。
使用の歴史

前史時代
 前史時代の動物の骨がアスファルトの中にそのままの形で保存されています。ロサンゼルスのLa Brea Pitというところです。

B.C.3200 - B.C.540
 メソポタミア、インダス川流域での考古学探掘では石材の接着剤、道路の建設、寺院の浴場、水タンクの防水にアスファルトがよく用いられていました。

B.C.300 -
 エジプトでミイラ作りに多用されていました。

A.D.1802 -
 フランスでロックアスファルトが床、橋、歩道の表面に用いられました。

A.D.1838 -
 フィラデルフィアでロックアスファルトを輸入して歩道を建設しました。

A.D.1870(およそ) -
 最初のアスファルト舗装がニュージャーシーのNewarkでE.J.DeSmedt教授というベルギーの化学者の手で建設されました。

A.D.1876 -
 ワシントンD.Cで最初のシートアスファルトが輸入のレーキアスファルトで施工されました。

A.D.1902 -
 アメリカで約20,000トンのアスファルトが石油から精製されていた。

A.D.1926以降
 石油精製のアスファルトと乳剤の生産は着実に増え、1926年に3百万トンだったものが、1950年には11百万トン、1979年には34百万トン以上になりました。


 日本でも石器のやじりの接着剤に天然アスファルトが使われていたということで、埼玉の学校の先生からやじりを再現したいので、天然アスファルトを入手したいのだが、とメールがあって、ちょっと探してグースアスファルトを提供したことがあります。
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バインダとは?
http://www.watanabegumi.co.jp/pavements/knowledges/binder.html

バインダとは?: 英仏独語表記は一番下です。

 バインダはbinder、つまり結合するもの、接着材という意味です。結合材というのが正式です。セメントもその仲間です。アスファルト舗装ではアスファルトがその役目をし、砂利、砂などを結合します。そのため、舗装関係者の間では、単にバインダと言えばアスファルトのことを指します。アスファルトは昔といっても4、50年前までは原油からガソリン、軽油、重油と採って、その残りかすの粘っこいのがアスファルトでしたが、今では、使用する場所の気候、交通条件によって、その軟らかさなどの条件が厳しく規定されて、調合された製品になっています。交通条件が厳しくなるにつれ、近年では、ゴム、樹脂などの改質剤を加えた改質アスファルトがよく使用されるようになりました。改質アスファルトにも主として摩耗対策に用いられる改質I型と主として耐流動、つまりわだち掘れ防止用に用いられる改質II型があります。改質しないものはストレートアスファルトあるいは略してストアスと言ったりします。改質剤の添加の仕方には2通りあり、アスファルトの製造メーカー側であらかじめ添加するものをプレミックス、アスファルトプラントで混合物を製造するときに添加するものをプラントミックスと言います。それぞれ、長短があって、プレミックスの場合は添加した改質剤が分離しないよう、専用車両で混合しながら運搬します。プラントミックスは、少量でも対応できますが、混合が完全にできるか不安があるとされています。決定的な優劣はまだ分かっていません。なお、プレミックスというのは、あらかじめ混ぜるという意味で、改質剤の混合にかぎらず用いられる言葉です。
 バインダの接着力はその粘り気、つまり粘度で決まります。特に接着力を大きくした改質型として高粘度(改質)バインダというのもあります。あまり高粘度にすると、こんどは混ぜるに混ぜにくく、施工も困難になったりします。
 エポキシ系の樹脂を添加してエポキシアスファルト、またの名を熱硬化性アスファルトというのもあります。熱硬化性樹脂入りアスファルトというのもありますが、似たものでしょう。
 カラー舗装用に脱色アスファルトというものもあります。これは本当にアスファルトを脱色したわけではなく、透明な樹脂で作ったバインダで、透明バインダとも言われます。その他、土、砂などを舗装するにはエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、小砂利だけの舗装ではアクリル樹脂などもバインダとして用いられます。アメリカでは、バインダとしてのアスファルトをアスファルトセメントという言い方もしているようです。そう、いろんな言い方をされても困るのですけど。まあ、アメリカの方は言葉として意味が分かればいいということで、あまり、正式の用語というのはないようでもあります。バインダはくくりつける意味が強いの嫌っているのかも知れません。日本人が勝手にバインダという言葉を使い出したということはないので、勝手な想像ですが、アメリカでも偉い人が、バインダはおかしいとか言い出した結果かもしれません。ヨーロッパではアスファルトというのはアスファルト合材を指すようです。日本でも一般の人はこういう使い方に不自然さは感じないでしょう。バインダとしてのアスファルトはヨーロッパではビチュメンとなります。
 バインダとしてのアスファルトには石油から精製されるもののほかに天然アスファルトというのがあります。一番有名なのがトリニダッドアスファルト、正確にはトリニダッド・レーク・アスファルトで、トリニダッド島にあるアスファルトを自噴するアスファルトだけの湖から採れます。同様なものがバ−ミュ−ダ島にもあり、ひっくるめてレーキアスファルト(なぜか、レーキと呼ばれます)と呼びます。レイクアスファルトも使われますけど。細かい微粒子を大量に含んだ非常に硬いアスファルトです。グースアスファルト舗装、ロールドアスファルトなどに用いられます。実際には水分やガス分を取り除いたトリニダッドエピュレというのが用いられますが(epureはフランス語で精製したという意味です)、一般にはトリニダッドレークアスファルトで、この精製したものを指します。ほかにも石灰岩、砂岩にしみこんだロックアスファルト、砂にしみこんだオイルサンド、天然石油が岩の割れ目などに入って熱によって変成したブローンアスファルト↓に似たアスファルタイトがあります。オイルサンドは、軽質油分が多く、天然アスファルトに分類するのは問題があるかもしれません。前にこの欄でサンドアスファルトを天然アスファルトの仲間に入れていましたが、それは間違いで、砂のような細骨材だけとアスファルトを混ぜたもののようです。アスファルトモルタル、ワービットモルタル、シートアスファルトなども入るようです。しかし、狭い意味では堤防などの斜面の舗装に使うものをいうらしいです。
 ところで、日本でも天然アスファルトを産出していたことをご存じですか? 秋田県でかなり大量に出ていたそうです。今は跡地に一枚の看板と油の浮いた池があるそうです。
 ブローンアスファルトというのは改質アスファルトの一種に数えられますけど、アスファルトに空気を吹き込み、あるいは触媒も使って、酸化重合させ、常温では固体の硬いアスファルトです。弾力性もあり、目地材、防水材として用いられます。セミブローンアスファルトというのは、軟らかいアスファルトに比較的低温度で空気を長時間吹き込んで(ブローイングと言います。)、やはり酸化重合させたものですが、常温では通常のアスファルトに似ており、わだち掘れに強いアスファルト混合物ができるとされています。
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バインダ binder liant Bindemittel
改質剤 modifying agent adjuvant Zusatzstoff
改質アスファルト improved asphalt, modified asphalt asphalte ameliore hoherwertiger Asphalt
ストレートアスファルト straight asphalt bitume residuel Ruckstandbitumen
プレミックス premix pre-melange Vormischung
プラントミックス plant mix melange realise en centrale Maschinenemischt
高粘度改質アスファルト high viscosity modified asphalt bitume modifie de haute viscosite hochviskoses verbessertes Bitumen
エポキシアスファルト epoxy asphalt bitumineux epoxyde Epoxydharzasphalt
熱硬化性アスファルト thermo-hardening asphaltenrobe bitumieux thermique
熱硬化性樹脂入りアスファルト asphalt with thermosetting polymer melange bitumineux a polymeres thermiques
脱色アスファルト decolorized asphalt
アスファルトセメント asphalt cement bitume, liant asphaltique Asphaltzement
ビチュメン bitumen(英) bitume Bitumen
天然アスファルト natural asphalt asphalte naturel Naturasphalt
トリニダッド(レーク)アスファルト、 Trinidad (lake) asphalt asphalte de Trinidad Trinidadbitumen
レーキアスファルト、レイクアスファルト lake asphalt asphalte lacustre Seeasphalt
トリニダッドエピュレ Trinidad epure epure d'asphalte de la trinite Trinidadasphalt
ロックアスファルト rock asphalt roche asphaltique Asphaltgestein
オイルサンド oil sand sable huileux olhaltiger Sand
ブローンアスファルト blown asphalt bitume souffle geblasenes Bitumen
セミブローンアスファルト semi blown asphalt bitume semi-souffle halbgeblasenes Bitumen
アスファルタイト asphaltite asphaltite asphaltit
サンドアスファルト sand asphalt sable bitume Sandasphalt
ブローイング blowing soufflage Abschmelzen
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