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実話を小説化「不撓不屈」  主人公の税理士・飯塚毅  税務局との壮絶な戦い。
http://www.asyura2.com/0505/bd41/msg/431.html
投稿者 hou 日時 2005 年 10 月 01 日 18:30:45: HWYlsG4gs5FRk
 

(回答先: 租税法は国民生活と最も密接な関係をもつ法律であるにもかかわらず、難解  【財団法人 租税資料館】 投稿者 hou 日時 2005 年 10 月 01 日 18:28:07)

http://www.root-pictures.com/futofukutu/maeoki.htm

原作者の高杉良氏は、広範囲で、緻密な取材に立脚した、本格経済小説の旗手として、「金融腐食列島」「小説 日本興業銀行」「呪縛」「再生」「小説 ザ外資」など、数々の問題作を手がけてきました。

特に、本映画原作「不撓不屈」は、戦後日本経済史上、希有の事件に基づく実話を小説化したものであり、ある税理士と税務局の壮絶な戦いを、人間存在の根源の視点から描き出した、彼の記念碑的代表作です。

本主人公の税理士・飯塚毅は、中小企業の円滑な経営と、従業員への利益還元に利するため、関与先に「別段賞与」制度を勧めていましたが、これを認めない国税局に対し、ついに訴訟するに至ります。しかし、究極の国家権力とは、有事においては軍事権であり、平時においては税徴集権にあります。

だからこの「飯塚事件」は、まさに国家権力と一税理士・個人との未曾有の闘争へと飯塚はこの税務訴訟問題を、まさに不撓不屈の精神で戦い抜き、しかも完全勝利します。そんなおよそ信じがたい奇跡の勝利を招いた男の生き様は、一体どのようにして生まれたのでしょうか?

現代社会は、事実上会社企業によって構成されていますから、私たちの多くは営利法人に属していますが、本来は、それは家族たちの幸福のための所属であるはずです。ところがその企業は営利至上主義に走り、やがて経営理念を喪失し、中には、経済モラルの欠如から社会的信用を失墜し、社員の家族生活の基盤を失うという、元も子もない結果を招く例さえあります。こども社会に、万引き行為や性売買に対する罪悪感の喪失現象が蔓延した、それが原因かもしてません。

金銭モラルの欠如は、今、私たちに、ある大切な何かを忘れさせようとしてはいないでしょうか。その大切なものとは、一体なんであるのか?

もとより、彼の勝利したかった本当の相手とは、国家権力であろうはずがありません。いうまでもなく、家族であり、会社員である、私たち生活者の心でこそあったのです。
私たち現代人は、そのことを、今、社会全体で、思い返すべき時を迎えているのではないでしょうか?

国家と国民、経営者と社員たち、夫と妻、親と子の家族たち、いつ、いかなる場合の金銭関係においても、それが人間の関係である以上は、それは人の心の関係であり、だからこそ税理士は、相互信頼を前提とする公正な税法運用をしなければ、生きた金銭運用は不可能だと、飯塚の人間精神が確信したのです。

その前渡し役を税理士倫理を果たしてこそ、企業経営者と家族生活者と国家行政の、円満なる擁立が可能だとする彼の信念の、象徴的実践方式こそが、本「別段賞与」制であったのです。

私どもは、この奇跡の物語を映画の大画面上に、現代史の人間群像ドラマとして再生いたします。
国家・企業・家族の壁を超えた人間の心の関係の向こう側から、その答えが浮かび来るに違いありません。

税務という企業の金銭管理問題を核として、現代人にとって社会愛とは何か?企業愛とは何か?家族愛とは何か?そして人間にとって信頼とは何か?それらの問題を、本映画の製作趣旨ご賛同頂ける方々と共に、問いかけてまいります。

何故なら、商業映画もまた、映画愛という経済・社会倫理を原点とする、経済・産業製品であるからです。


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