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「自民地滑り的圧勝」、「公明敗北」、「民主大惨敗」という結果に終わった、今度の「小泉発狂解散→総選挙」をソーカツする
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投稿者 ロシアチョコレート 日時 2005 年 9 月 23 日 22:26:30: DsXgc9p/1U5SM
 

「古川利明の同時代ウォッチング」から貼り付けます。
http://toshiaki.exblog.jp/

(貼り付け開始)

2005年 09月 12日
「自民地滑り的圧勝」、「公明敗北」、「民主大惨敗」という結果に終わった、今度の
「小泉発狂解散→総選挙」をソーカツする

 さて、さて、皆さんもご存じの通り、「クレイジー小泉純一郎」の「発狂解散」による総選挙の投開票が9月11日にありました。
 各党派別の獲得議席数は、新聞、TV等のニュースで超ヒマな皆さんも既にご存じでせうが、ここで改めて記しますと(カッコ内は小選挙区当選者の数)、自民党296(219)、民主党113(52)、公明党31(8)、共産党9(0)、社民党7(1)、国民新党4(2)、新党日本1(0)、新党大地1(0)、無所属18(18)の計480議席です。

 んで、今度の総センキョの結果を一言でいいますと、今回の本サイトのタイトルにもつけたように、「自民圧勝、公明敗北、民主大惨敗」ということになると思います。
 300に近い296議席を獲得した自民の「地滑り的圧勝」、さらに前回より64議席も落として113議席しか取れなかった民主の「大惨敗」は、大新聞の見出しに踊っている通りですが、今回、私のやうな超ヒマな学会おたく的には、じつはマルハムも「敗北」なんですよね(笑)。

 しかし、例えば、私の手元にある読売新聞の9月12日付け朝刊の1面トップの見出しですと、例によってイケダモン大先生にご配慮されてか(笑)、「与党圧勝『320』に迫る」と、自民党の土石流的大勝利にこっそり隠すカタチで、姑息にも「マルハム敗北」を隠蔽してるんですよね。

 まあ、それらの点は、これから各党別にソーカツを書く中で詳しく解説しようと思いますが、自民党の勝因を小泉的にワンフレーズで説明するとするなら、小泉が発狂して解散カードを切り、自分が口説いて例の「アマゾネス落下傘候補投入」をガンガンやっていくプロセスで、「追い風」がガンガン吹き上がり、その勢いが最後まで続いたということでしょう。

 特に今回、投票率が67・51%まで上がったのはスゴイことです。
 ここのところ、特に20代の若年層の「政治離れ」ということがいわれ、実際、そうした世代の投票率が低かったのですが、今回はそうした層も、「オッ、今回のセンキョはちょっとオモロソウだなー」と、投票所に足を向けた部分はかなりあると思います。
 北朝鮮やフセイン政権下のイラクのように投票率が限りなく100%に近い政治体制も異常ですが、やはり、「成熟した民主主義」を形作るためには、ある程度の投票率の高さは大事だと思います。

 そこで、さしたる根拠があるわけではないですが、でも私は「65%」という、「3人に2人は投票に行く」という水準は一つのメルクマールだという気がします。その意味では、投票率が50%を切ると、「危険水域」のような気がします。
 ですから、これから説明することになりますが、「池のクイ」ともよばれている信濃町の学会票が、今回、こういう形で「敗北」という結果に終わったのは、「投票率の高さ」(=池の水面の高さ)という側面もあります。言い換えれば、「投票率の低さ」という、「政治への無関心」に付け入る形で、「宗教の仮面を被った全体主義結社」が権力の中枢へと浸食し、日本のデモクラシーを磨滅させていくのです。
 ホリエモンの出馬も含めて話題性を作ったことも含めて、若い世代が政治に目を向けたということは大事だ思います。そうして抱いた政治への関心をさらに進化(深化)させていくのは、我々、まっとうなジャーナリズムに課せられた(科せられた?)重い責任ではないかと思います。

 以下、各党派別に私の独断と偏見による寸評を記していきます。

 【自民党(小泉純一郎)】
 マスコミ等の事前調査では、「自民単独で300議席突破も」というデータもあったようですが、私のカンでは「自民の単独過半数」は十分クリアすると思ってました。ただ、296議席というのはデキすぎでしょう。よくも悪くも、勝利を収めた大政党にバイアスがかかる「小選挙区制」の怖さです。
 民放各局の開票速報で、安倍晋三の顔が「大勝してうれしい」というよりも、「こんなに取ってしまっていいんだろうか」という、ややもするとちょっと困惑気味の表情をしていたのが、何とも印象的でした。発狂小泉も、今度の結果を手放しに喜んでいるというよりも、当面の目標だった「自・公過半数」、そして、「自民党単独過半数」がクリアできたことへの安堵の気持ちがありありと出ていたような気がします。

 結論から先に言ってしまうと、今回の総選挙は小泉が狂って、解散権を行使した時点で、既に勝負は決まっていたような気がします。
 私自身は、今度の選挙では、小選挙区は民主、比例は社民に入れたのですが、正直、小泉が死に物狂いで解散カードを切り、なりふり構わず、大将が敵陣にひとりで突っ込んだのは、見ていて惚れ惚れしました。ほんの一瞬ですが、この私でも、自民党に入れてやってもいいかなあと思ったホドでしたので(苦笑)。
 もちろん、イラク派兵や靖国公式参拝、さらには三井環氏口封じ不当逮捕を巡る、時の「悪の検事総長・原田明夫」との裏取引など、彼の政治スタンスに対してはこれからも徹底的に弾劾していく対象でしかないのですが、それとは切り離して、ひとりのオトコとして見た場合、正直、カッコいいと思いました。あと1年、小泉がこの国の最高権力の座にいることが確定したことで、またこれからヤツをヒマ潰しの遊び相手にすることができるので(なぜなら、現職のソーリ大臣を脅し上げたところで、「弱いものイジメ」にはならない)、じつを言うと内心、ホッとしてるというか、喜んでいます(笑)。

 改めて、政治家とは、「ケンカがすべて」ということを実感します。「セーサクロンソー」などというキレイゴトはどうでもいい。
 これは私が好きなわが郷土越後の戦国武将、上杉謙信の言葉ですが、「死なんと思わば生き、生きんと思わば死ぬる。帰らじと思わば帰り、帰らんと思わば帰らじ」。退路を断って死にもの狂いで乾坤一擲の勝負に挑んだ人間と、そうでない人間たちの差です。次の「民主党」の項に続きますが、「本気度」「真剣度」が勝負の全てです。 私自身も、今度の「発狂小泉」のクレイジーぶりにはとてもインスパイアされるものがありました。私も表現者として、今後、腐れ検察の悪の検事総長(=松尾邦弘)に、名誉棄損罪でも誣告罪でも、拘置所、刑務所にいつでも入る覚悟ができました。その代わり、そうした「カード」を連中が切ってきたときには、その「代償」がいかに高くつくかを思い知らせてやらないと、です。その意味では、私も「小泉劇場」を十分に堪能させてもらった、まさに「衆愚」の一人です。
(#この7月に鹿砦社の社長をパクった神戸地検特別刑事部の部長が、ぬあんと、三井事件で“贈”をデッチ上げるために渡真利忠光を取り調べた大坪弘道のオッサンや(笑)。あと、当時、大阪高検次席検事として、「現場指揮」をしていた大塚清明は、ぬあんと、ぬあんと、この7月4日付けで高松高検検事長に大栄転や。三井環のオッサンを陥れた連中はみんな大出世や。マンガの世界やで。四国4県の役所はナンボ裏金作っても、高検検事長が大塚やから、検察庁は立件する資格ゼロなんで、ジャンジャン税金を無駄使いしてもOKや)

 開票後の小泉、安倍の顔を見る限り、彼らもそんなに全くバカではないんで、今度の「地滑り的圧勝」が、新しいイチゲン客による「風」によるものだとはわかり切ってる。今回はたまたま、「郵政民営化の是非」という、まあ、国民的にはハッキリ言ってどうでもいいテーマを争点化したがゆえ、結構、軽いノリで投票率が上がった側面があります。
 これがもし、「消費税率のアップ」「憲法改正の是非」を問うていたら、こうはならなかったでしょう。これで連中が「勝って兜の緒を締める」ようであれば、自民党は本当に手ごわい。

 【民主党(岡田克也)】                                              これまでの本サイトで私が何度も繰り返して、もうイヤになってますが(苦笑)、ここのダメさは、本気でケンカを挑めないことに尽きます。岡田以下、小沢一郎、菅直人も含めて、「発狂オーラ」を振りまいている人間が誰もいない。
 結局、自民も民主も「どこが違うの?」と聞かれたとき、マトモに答えられる人は誰もいないでしょう。
 であれば、「野党」にできることは、政権与党の「失政」を徹底的に追及することであります。

 結論から言えば、「権力」とはそれ自体が、「スキャンダルの発生装置」であるわけです。権力を持っているがゆえに、そこにカネを媒介とする「根源的な悪」が生まれてくるわけで、そうした腐敗を追及しなかったら、野党の存在意義はないでしょう。「日歯連のヤミ献金問題」はどうなったのか。今年初めに幕開けした通常国怪では、「イラク」と「政治とカネ」を2大争点に徹底的に切り込むのではなかったのか。

 それとウダウダと何度も繰り返し言ってて、私ももうイヤになってますが、なぜ、自・公政権の最大のアキレス腱、「公明党=創価学会・池田大作」の問題を徹底追及しないのか。

 特に信濃町は、去年の秋から例のNTTドコモ顧客個人情報不正アクセス事件、さらに今年に入ってからは、創価学会かたり融資巨額詐欺事件の摘発、さらには創価学会員の関与した凶悪殺人事件と、さらには、「平野貞夫&矢野絢也」に対する名誉棄損の刑事告訴・民事提訴という、未曾有の「平成の大言論出版妨害事件」をやらかしているのに、これを国怪で取り上げ、「イケダモン国怪証人喚問」を迫らないというのは、ほんと、「機能停止」「思考停止」してるとしか思えないのです。 ワタシ的には、もう、誰が代表になったところで、あんまりキョーミがなくて(苦笑)、もう、落ちるところまで落ちた方がいい。バカは死ななきゃ治らない。

 【公明党(池田大作)】
 前回の34から3つ減らして、31議席。
 数字だけ見ると、「34」から、「31」と、「3議席減っただけじゃん」というふうに思えますが、本来であれば、マトモな政党であれば「議席増」を狙ってしかるべきで、最低でも「現有議席維持」は絶対条件です。
 現状維持で「負けではない」ということが言えるレベルで、その意味では「31」は惨敗もいいところです。民主がもっと徹底的にマルハム(=イケダモン大聖人)叩きをやっていれば、「20議席台」にまで落としていたでしょうが、民主の無能、無気力ぶりに救われました。イケダモン大御本仏様は、岡田以下、民主党の執行部に大感謝すべきでせう(笑)。

 今回の敗北の原因は、「発狂小泉」の解散を阻止できなかったことにあります(ですから、すべての責任はイケダモン大先生にあります)。 本来であれば、この7月のアタマに郵政法案が僅差で衆院を可決して参院に送付されたあたりで、「どうも小泉がマジやで」という雰囲気になってきたときに、どうして体を張って「解散阻止」をしなかったのか。
 というのは、今年最大の信濃町のイベントである東京都議選が7月3日に終わったばかりなのですから、そもそも組織自体が「衆院選」を戦える状況にないのです。 
 もちろん、ちょうど解散風が高まってきた折りに、例の弓谷クン男子部長解任事件があったとはいえ、でも、それは言い訳にはならないでしょう。
 であれば、発狂小泉の「解散権」に対抗できる唯一の手段は、「連立離脱カード」の行使しかなかったのですが(もちろん、それで阻止ができたかどうかはわからないが、それで阻止できれば、「解散可否」を巡る「与党内政局」において、イケダモン大先生が小泉に「勝った」ということになるため、その後の小泉に対する発言力が復活していた)、その勝負どころで、小泉とケンカをしなかったというのがすべてです。

 今度の「解散の可否」を巡る「与党内政局」は、8月6日夜の「小泉―森会談」が全てでした。
 今となっては、「結果オーライ」ということになってしまったため、サメも「アレは芝居だった」とウソぶいてますが、私が掴んでいる内部情報では、サメの説得が不調の終わったこの後、同じワセダの同窓である秋谷栄之助に、「解散やむなし、申し訳ない」と詫びを入れています。これを受けて、イケダモン大先生の「いよいよ法戦に入る!」との「全軍出動の待機命令」が発せられているのです。
 ところが、じつは参院本会議の当日である8月8日になって、イケダモン大先生も右往左往し、当初は解散詔書の署名を国交大臣・北側一雄に拒否させるよう指示してたのに、午後2時半からの自・公党首会談では、急遽一転して、「解散賛成せよ」と指示をコロッと変えたため、イカンザキ、冬柴らマルハム幹部はもちろん、イケダモン大先生の側近連中も大狼狽していたという極秘内部情報を私は掴んでいます。

 ちなみに、森派と信濃町のパイプは、「サメ―秋谷」の強固なホットラインが既に構築されています。
 というのは、既に承知の通り、サメも秋谷サンもワセダマン。元公明党石川県本部長のGという人物がいて、この人物がサメの出身高校のPTA会長をしており、そういった「地縁」から、このG元本部長のラインで森喜朗を秋谷サンに繋いでいるのです(なお、G元本部長は秋谷サンが青年部長時代の男子部部隊長)。 そういう個人的な“人間関係”があるため、信濃町としては、旧橋本派(野中&青木)から、森派に比較的容易にシフトチェンジできたといえます。

 私はかねがねイケダモン大先生の、その類稀な動物的カンによる「政局遂行能力」を高く評価していたのですが、今回の件で、「解散阻止連立与党内政局」で、小泉に惨敗したことで、チョット、足元を軽く見はじめています(笑)。
 確かに、比例の全国での総得票数は、計898万票と前回03年より25万票上乗せしてはいます。
 しかし、今回は前回より投票率が7・65ポイントもアップしてるわけですから、前回よりも全体でざっと約770万票も増えているわけです。
 そこで、今回、比例全体で500万票以上上乗せした自民党はともかく、イケダモン大先生が常日頃からあれだけ蔑視しておられる共産ですらプラス38万票、社民は69万票も上積みしています。
 ですから、通常なら公明党は1000万票に達しても全然、おかしくないわけですが、にもかかわらず、25万票しか上積みされていないというのは、誰が何といおうと、イケダモン大先生にとっては、これは「敗北」以外の何物でもないのです。
 かねがねイケダモン大先生は、「国会は議席数がすべて。公明党の議席数が減れば世間からナメられるんだ」ということを言っておられますが、今回はこのコトバをそっくりそのままお返しします。

 んで、今度の開票結果にイカンザキは苦し紛れというのか、「それでも参院で自民党は過半数を割っているじゃないか」と、それでもキャティング・ボートはウチにあるということを言ってますが、自民は今回296議席を獲得してます。
 全議席480の「3分の2」を超えるのは「321議席」ですが、これは一般的に「憲法改正の発議ができる」というふうに捉えられがちですが(もちろん、それもありますが)、それ以前に、衆院で可決されても参院で否決された法案が衆院で3分の2以上でもって再可決すれば、法案が成立する、ということを意味します。
 ということは、イケダモン大先生がマルハムにダダをこねさせて、「参院でキャスティング・ボート握ってる」といくら強がって見せたとしても、「321−296=25」ですから、あと、衆院でマルハムを除外しても、「25人」をかき集めれば、参院で否決された法案でも、衆院での再可決で成立するわけです(笑)。
 んで、ついこの間まで自民党だった国民新党と新党日本、さらに郵政反対を唱えていた無所属自民党籍の当選者も含む「無所属」を合わせると、「4+1+18=23」で
、ここで新党大地のムネムネや、あと、自民党と言ってることがほとんど変わらない民主党の連中を個別に切り崩せばアッという間に「321議席」に到達します。要するに、もう「マルハムは要らない」ということです(笑)。

 まあ、小泉は来年9月の任期の切れる時点で、ソーサイもソーリも辞めると言ってるので、国政選挙は再来年(07年)夏の参院選ですが、そこでの議席数がどうあれ、別に自民党が分裂しない限りは、次の「総選挙」までは、もう、自民党にとってマルハムは「要らない」存在ですので、表向きはいちおううやうやしく対応するでしょうが、ホンネの部分では「もうエエワ」ということになります。
 ここまで来ると、はっきり言って、小泉はマルハムに閣僚ポストを出してやる義理もないということになりますが、それをあからさまにやってしまうと、いかんせん波風が立ってしまいますので、そこは日本的に「まあまあ、内閣カイゾーではどこでもお好きなポストをどうぞ。これまでの労をねぎらって、2つくらい取ってもいいですよ」と逆にかましたら、イケダモン大先生としては、チョット怖いでしょう(笑)。
 そういうカンジで、今度の総選挙をもって、イケダモン大先生も「ウラの総理大臣」の座から滑り落ちたということになりますので、私がここで「人事発令」し、今回を機に「ウラの総理大臣」から「自民党イケダモン派会長」に降格させたいと思います。

 それともう一つ、小選挙区で、沖縄1区の白保台一が民主推薦の下地幹郎に負けたことは、非常に大きいです。
 これだけの「小泉旋風」が吹き荒れている中で、日本で唯一、「本土地上決戦」の場となって、多大なる被害を被ったオキナワの地で、“反戦平和”を唱えることが3度のメシより好きなさるエライ方が率いるカルト結社の公認候補が、「負けた」という意味の重さをしっかりと考えていいと思います。改めて、「沖縄の民意の高さ」に敬服します。

 この他にも大阪、兵庫の小選挙区では事実上の「民・公対決」になっていて、民主党が本気でマルハムを叩いていれば、そこで何議席か落とすことができていたのに(なぜなら、公明党の小選挙区立候補者は比例の重複救済がないので、小選挙区で落選すれば、それで終わり)、ほんと、何度でも言いますが、民主党執行部は岡田以下、小沢一郎も菅直人もバカの極みという気がします。やる気のない政党はさっさと潰れて欲しい。

 【郵政反対派自民党籍無所属(城内実)】
 「人権抑圧法案(=イケダモン大擁護法案)」反対の大論文を書くなど、本サイトで高く評価していた、静岡7区の城内実が、例の落下傘の片山さつきに負けた(それも、何と748票差!)のは、本当に残念でなりません。
 こんなまっとうな感覚を持った、有為の若い政治家が、それもほんとの僅差で議席を落とすということに、私は「運命の皮肉」を感じないわけにはいきません。安倍晋三もバカでなければ、本心では最も胸が痛んでいることでしょう。月並みな表現ですが、改めて、「政治の非情」というものを感じます。それも含めて、今回の自民党には「ドラマ」がありました。

 しかし、これで人生が終わったわけではありません。こうやってスジを通したがゆえに、落選の憂き目にあった経験は、必ずや人間的にひと回りもふた回りも大きくしてくれるものと信じています。完全に終わっていると思ってた自民党が、こんな若い優秀な人材を拾い上げたことに、「やっぱり、侮れないなあー」という思いを強くしたほどです。

 でも、これだけの「僅差」であれば、「次」は復活して当選する可能性が非常に大きくあります。
 この「浪人中」に、さらに選挙区をくまなく歩き回り、いろんな書物を読み、また、いろんな人と出会って交歓を重ねることで、「理念・政策」はもちろんのこと、「政局遂行能力」はもちろん、さらには「人間としての優しさ」をも併せ持つ、懐の深い政治家に成長していってほしい。マトモな有権者はちゃんと見てるぞ。負けるな、ガンバレ!

 【新党日本(田中康夫)】
 何で、彼(=田中康夫)は、こんな中途半端なことをやってしまったんでしょう。ワタシ的には、ひそかに「次の民主党の代表に」と考えていたのに……。これまでの功績が本当に絶大だっただけに、じつに残念です。

 【社民党(辻元清美)】
 社民は解散時の6議席から1つ増やして、7議席。ついでに言いますと、共産も現有議席を維持して9議席で、双方とも何とか“底値”で踏みとどまったというところでしょうか。比例の全国合計では、共産491万票、社民371万票を足した計865万票が、「護憲の基礎票」というふうに捉えることができるのかと思います。
 それはともかく、比例で復活当選した辻元清美チャンに関しては、「国策捜査」による逮捕から3年あまり。こうして国怪に戻ってくることには、私も感無量の思いがあります。

 じつは去年の秋、私は第三書館の北川明社長に「辻元清美チャンのインタビュー本を出したいと思うのだが、どうだろうか?」と話を持っていったら、即、「OK」が出たので、その旨、彼女のところに2度ほどメールを打ちましたが、結局、ナシのつぶてでした(苦笑)。

 んで、たまたま公示前に角川書店から、「へこたれへん。」が出たのを知り、さらーっと立ち読みしましたが、率直な感想は、「選挙と抱き合わせで売るためには、あの内容、あの構成、あの装丁だったんだろうなあー」ということを思いました。例の秘書給与詐取事件も、「敗者復活」のドラマをプロデュースするにあたって、必要最小限触れているなあ、という印象でした。

 私がインタビューしていたら、もっと違う内容になっていたと思いますが、ただ、田原総一朗や筑紫哲也といった「電波芸者」ではなく、古川利明という「ジャーナリスト」のインタビューですので、結局、いまの社民党(=土井たか子)が持っている旧態依然とした、あまり触れてほしくないその恥部にまで矛先は行ったと思います。しかし、そういう本はこうした選挙関連ではもとより、選挙と連動させなかったとしても、残念ながら売れません(苦笑)。

 私は、別にそこらじゅうに掃いて捨てるほどいるような、度量の狭い「嫉妬オヤジ」ではないので(笑)、今度の出版の件に関しては、全然、OKなのですが(ですから、たくさん売れていることを祈っています)、ただ、ひとことだけ「仁義」を切って欲しかったなあ、という気がします。「今回はそういうわけで、オファーに沿うことができませんので、悪しからずご了解下さい」と。それが社会人の常識だと思います。まあ、それはともあれ、ますますの活躍を期待したいと思います。

 【新党大地(鈴木宗男)】
 彼も「腐れ検察」による国策捜査の犠牲者ですので、こういう形で復活当選したことを喜びたいと思います。
 じつは、この6月下旬(正確には6月22日)、永田町の事務所で取材で彼と会いましたが、取材の鉄則である「ギブ・アンド・テイク」ということで、私が持っている検察ネタももちろんリークしました(笑)。その大半はすでに本サイトで書いている“公開情報”だったのですが、あまり知らなかったらしく、非常に驚いていました。 これまでの政治家生活を通じて、彼が決してカネにキレイだったとは決して思いませんが、やっぱり、ああいうふうに馬力のある政治家は必要だと思っています。もう、永田町が2世、3世に元官僚、それと松下政経塾出身という“近親交配者”ばかりで占めてしまったら、ダイナミズムがなくなります。政治の世界に限らず、「多種多様」であ
ることは、大事だと思います。
 それと、今回、彼が立ち上げた「北海道限定」というローカル政党のスタイルも、自民や民主と違い、小さいぶん、非常にフットワークが軽く、いろんな問題に柔軟に対処できるところがあると思います。現行の選挙制度が続くとすれば、そうした“2大政党制”の閉塞感を打破する、ひとつのアプローチなのかなあ、という気がしてます。

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