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【天声人語】 2006年03月19日(日曜日)付/朝日新聞
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投稿者 white 日時 2006 年 3 月 19 日 17:02:30: QYBiAyr6jr5Ac
 

(回答先: 第2の人生「仏の道」というのはどうか? [ゲンダイ] 投稿者 white 日時 2006 年 3 月 18 日 23:35:38)

□【天声人語】 2006年03月19日(日曜日)付/朝日新聞

 http://www.asahi.com/paper/column.html

【天声人語】 2006年03月19日(日曜日)付

戒名には院、居士、信士など号がつくことが多い。その違いを「院は浄土へのグリーン席、居士は指定席、信士は自由席」と座席料金にたとえて講釈する寺がある。「せっかくならグリーン車で」。戒名料を奮発させようという魂胆のようだ。

 「何ともあざとい商法。仏の教えからほど遠い」。そう嘆く文化人類学者で東工大助教授の上田紀行さん(47)によると、全国にお寺は約8万あるが、後継者不足はいよいよ深刻だという。ある宗派の調査では、同門の35%が無住になる不安を抱えていた。

 そんな中、住職を公募する寺が仏教界で話題を呼んでいる。新潟市の妙光寺で、求めているのはこんな人材だ。年齢25〜30歳、大卒で就労経験があり、仏教を学ぶ意欲が高く、人の話を誠実に聞ける方。修行中は月12万円が支給される。

 彼岸を前に訪ねると、妙光寺は過疎地の荒れ寺ではなかった。子や孫がいない人も永代供養を受けられる霊堂をいち早く開き、県外会員が多い。財政は安定し、檀家(だんか)の動きも活発という。それなのに公募に踏み切ったのはなぜか。

 「お寺は世襲と決めてかかる必要はありません」と住職の小川英爾さん(53)は話す。4人の娘はそれぞれに進むべき道を選んだ。「婿をもらえ」と強いるつもりはない。自ら決めた60歳で退職する前に後継者を育てておこうと考えた。

 ともすれば宗門の古い殻にこもりがちな仏教界だが、改革の芽はたしかに伸びている。若手の僧侶らの間で流行している言葉の一つは「ボーズ・ビー・アンビシャス」。坊さんよ大志を抱け、である。

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