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(回答先: 人が人を使って利潤を得ても良いという権利、人はそれを誰に貰ったのか？ 投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 6 月 06 日 18:52:40)
縄文ビトさん、社会に売ったとしてもそれは「労働を売買した」事なりませんか？
どのような集団に労働を売ろうともその集団がそれによって何らかの剰余価値を得るのであればそれは資本主義の一形態に過ぎないと私は考えます。
＞人が人を使って利潤を得ても良いという権利、人はそれを誰に貰ったのか？
それは人間の中の権力を得たものが自分で獲得していったのです。
＞http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/233.html
＞投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 6 月 06 日 18:52:40: egUyw5BLxswRI
＞＞縄文ビトさんが提起されている「労働力の売買の禁止」は「金の再分配」を先行さ＞せなければ実現不可能です。
＞金が無ければ誰も生きていけないからです。
＞この問題に対し理解されていないのではないかという気がいたします。
そうですか。
＞前にも書きましたが、私企業から労働を売って賃金を貰うのではなく。全体が社会の＞ために働いて社会から受け取ればいいのです。
その社会なるものの実態は何ですか？
私的では無い集団とは何でしょうか？
私には完全に「私性」を排除した集団を想定する事はできません。
国家であれ、いかなる集団であれ、官僚の存在がある限り「私性」から免れていないと判断します。
また、何らかの官僚が全く存在しない集団を想像する事はできません。
従って、官僚による腐敗を最小限に抑える為になるべく小さな単位での協同組合によるガラス張りの運営を次善の策として提案しているのです。
＞そのようにすれば私企業の利潤追求のために自己の労働力を売らなくてもいいので＞す。
一度にそういうシステムを導入するのは無理です。
段階を経なければなりません。
その第一段階として協同組合への結集を呼び掛けているのです。
現にある組織ですし、分かり易いはずです。
今ある生協にももちろん問題はあります。
しかし、私企業よりも数段マシです。
組合員が生産を管理する訓練をする意味で意義があるのです。
＞ただ今まで私の書きました本「人が人を使って利潤を得てもいいという権利、人はそ＞れを誰に貰ったのか？」
＞http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4835570464/ref%3Dnosim/bipsystems-＞＞22/249-1723922-7605957 （宣伝で申し訳ありません）
＞には書いてあります。
＞ただ、本を出すときの出版社との出版契約という取り交わしがあり、自己の本の内容＞を自らがしゃべることは許されません。もしできれば本を読んで質問をしてくだされ＞ば許される範囲で答えることが出来ます。
それは、ほとんど同じ事では？
私が本を読んで、引用をしながら質問をしても本の内容をネットで流す事にはなるワケで。
という事は本に書いた内容に関わる議論をネットではできないという事になりませんか？
その契約自体おかしいですよ。
＞そこには神（宗教）の問題もあり創価学会の人が嫌がる内容が入っております。
そんな事をおっしゃられてもその内容をここで議論をするワケには行かないのでしょう？
＞また、人々の労働がいかに私有されていったのかも書いております。
それは、私にも大方検討は付きますが、問題はこの全てを金の獲得に収斂する商品生産労働をいかにして解放するかですよね。
その答えは既に私は述べました。
全ての人々の生活を保障する制度を作れば金を目的としない労働をする時間が増えるという事です。
金を得る為の労働時間をいかに短縮するかが課題です。
＞階級・階層・不平等とは何か。現在考えれば未熟な面も多々ありますが、その本を土＞台として今まで書いてきました。
＞今まで私が阿修羅の掲示板に書き込んできたのは本からは全て外れております。なぜ＞なら契約のことを念頭に書いているからです。
肝心の事は本に書いているという事ですね。
そのお話であなたの本を買おうという方がどれだけいらっしゃるのでしょうか？
本の宣伝というものは本のエッセンスを述べる事によってするものではありませんか？
それは許される宣伝では？
それもできないのならそんな契約はいかにもおかしいと思います。
本が売れるような宣伝を禁止しているのですから。
＞人の労働は売り買いされるものではない。
いや、現にされているから、どうするかという事でみんな悩んでいるんですよ。
その悩みからいきなり解放されても何をしたらいいのか分かりません。
＞社会のために働き、社会から受け取る。
社会とは何ですか？
あなたの論の中には具体性が無いのです。
＞そこには他者の労働を私有する人間はなくなります。その社会は利息というものが無＞い社会です、当然株も無く、生産手段なるものは社会の所有となります。
社会とは何ですか？
＞計画経済が必要なのだというものを社会主義の中に誰が組み込んだのかということを＞私から質問したいです。
計画経済という言葉の中には需給バランスを調整するという意味が含まれているはずです。
というかそれが中心の概念でしょう。
ところがその事は市場経済の中でできる事なのです。
マーケッティングや協同組合やポスシステムによって。
だから、市場経済と計画経済を対立概念と考えた事がそもそもの間違いなのです。
＞社会のために働き社会が全ての人を養う。そこには市場経済・計画経済は自然の流れ＞として、人々はよりよいシステムを考えていくことだと考えます。なぜなら他者の労＞働の私有化が不平等の始まりだということは真理だからです。
貨幣が誕生し、市場が拡大し、資本を蓄積（集中）し、資本蓄積が労働を売る事なしには生きられない人間（労働者階級）を生み出したのです。
今は生きる為に必要な労働時間を短縮し、金が目的では無い無償労働によって社会をよりよくしているところです。
ネットへの無償の書き込みもそのような労働の一部です。
「売り買いをしない労働」は既に始まっているのです。
後はその量を質を高めるだけです。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。