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民主主義について考察しましょう。
http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/432.html
投稿者 考察者K 日時 2005 年 7 月 17 日 19:21:02: JjkI8nWTpj0po
 

 Kは方向決定における民主主義(多数決による決定)は正しい方法論でろうと思っています。
 勿論、事例によっては必ずしも正しくない決定がなされる場合はあるし
多数の意見=正しい意見とは限らない。という事はあります。
しかし、それでも、人類が作成した決定方法の中では「民主主義」が一番まともな決定方法だろうと思っています。

Kは前より「日本の方向性を決定するような重要な法案」は「国民投票」を行うべきと考えていますし、そのように主張もしています。
http://kdesu.s79.xrea.com/cgi-bin/patio.cgi?mode=view&no=10
を参照

人は誰でもある程度「憑き物憑き」だろうと言うのがKの考えです。
それは、K自信も例外ではありません。Kだって「憑き物憑き」です。
阿修羅において「やや、左派」と自称する。と言う事は、実生活に回りの評価を分析したものです。一部の人には「変人・狂犬」とすら言われていますので「トンでもない左派」
である可能性はありますが、K自信は「みんなの方がおかしい」と思っていますし、Kから見ても「トンでもない左派」の知り合いもいますので、Kなど「まだ可愛い方」と思い「やや左派」が妥当だろうと言う着地点を選んだわけです。
ちなみにKは共産党は好きですが、共産党には入っていません。

民主主義の限界というのをKは考察しています。
民主主義が「間違った決定を下す経過」と言い変えた方が適切かもしれません。

例を3つ上げます。

役員とか責任者の決定時において例えば「Aが『経験的、日頃の活動を判断して適任』という評価」があったとします。
Aの意見は「それでは、何時でもKが苦労をするので、今回は別の人にするべき」と反対を唱えたとします。

Aはどちらも間違いだし、どちらも正しいと思いますが、それは「みんなが真剣に考えて決めた結果なら」正しいと認識するしかないだろうと思います。

Aが万年役員をする事が「新しい人材育成」マイナスと言う面と「新人に切り替わることによる活動の低下」のマイナスの比較検討が「真面目に考察されれば」結果論はともかくとして正しいとするしかないのだろう。と思います。

しかし、仮にAの意見が少数ゆえに無視された結果としてAに決定されるのだとすれば、ここは完全な間違いでしょう。民主主義に名を借りた「イジメ行為」としても良いです。
民主主義の限界は「ここだろう」と思っています。

例の2です。
営業戦略としてでも、広報活動でも良いのですが
「夜、全員で活動しよう」的な案が出され、賛否が問われたとします。
このような場合、現在の日本では「反対意見は後ろ向きの姿勢」と嫌われがちです。
その時間帯には用事がある人がいる可能性とか様々な反対論はあるとしても「賛成多数」で可決されたとします。「どうしても、都合の悪い人は除外」という条件が付きました。

これは基本的には認められるでしょう。問題などありそうもありません。
しかし、実は「その時間帯の行動は社則で禁止されていた」とか「条例、法律などに抵触する可能性があり」、提案時に隠蔽されていた。とすれば、これはあきらかに犯則ですし、問題外です。

例の3です。
仮に旅行先を決定する場所において「実力者B(特定宗教信者)」が強引に「宗教の聖地のような場所」を主張し「駄目なら、俺はこの組織より脱退する!」的恫喝を行って、結果、その場所に決定された。とします、誰も、正当な民主主義手続によって決定されたとは思わないでしょう。思うとすれば実力者Bだけです。

以上の3点から判断すれば、現在の政治手法による多数決には問題があると思いますし、民主主義にも限界はあると思います。

では、どこが、問題なのでしょう?

1は「面倒や厭なことの他者への押し付け論(自分でなければ良い、と言う自己排除論)」と「少数意見の無視による多数意見での押し切り」という側面があるでしょう。
これは決定者に公平な視点の欠如という問題があります。
公平な者ならば「Aばかりが苦労するのは公平ではない」という意見が出るはずです。

2は正確な「情報の共有化」が行われていなかった。という側面があります。

3は「民主主義」の破壊であり、問題外ですが、折れて我が儘を通した方にも責任の一端はあるでしょう。現実には今の政治はこのような面があり「民主主義ではない」とKは思っています。

Kの鰯頭では「この程度しか示せませんが」上記のように問題点を洗い出し、適切な処置をほどこせば、民主主義が最も間違いの少ない決定方法だろうと思うわけです。

で、このスレッドはワヤクチャさんへのレスを兼ねていますので、少し補足します。

>【貴方は「民主主義第一」という思想なのでは無いのですか?
私は民主主義は決定形式であるに過ぎず、何が決定されるのかが一番大事だと思っているのです。
多くの人が郵政民営化に反対だから反対が正しいのでは無く、
郵政民営化が過疎地の郵便業務の切捨てになると思うから反対なのです。】

との事ですが、ワヤクチャさんの意見は「自分が正しい」場合においてのみ有効なのであって「自分が間違っている可能性を考慮されていない」と思っています。
自分の主観は多数決の会議の場で「主張」すべきであり、会議の場まで行ったら勝てないので会議の開催自体に反対、と言う意見は間違いです。(ただし、現在の政治においては審議入りしたら終わりという面はあります。)

Kは「郵政反対論者」ですが、国民投票によって「民営化が行われるならば、良い」と思っています。勿論、その場合には「過疎地の切り捨てなどのマイナスの要素を正直に正しく伝えた上で判断して貰う必要がある」と思っています。
Kは「民営化反対派よりも『賛成派』の意見を良く聞くように心がけています」
自分の聞きたくない意見に対して「耳を塞ごう」と思うなら、その段階で「憑き物に憑かれています」(ワヤクチャさんがそうだと言っているわけではありません)

Kの言いたいのは「自分の主張を通す為に民主主義を歪めてはいけない」と言う事です。
多数が洗脳等によって「少し、間違った場所にいる」と主観で感じても、そう考える自分の方が「間違った地点に立っている」可能性も多いのです。そこを常に検証する必要があるのです。
「マスコミ誘導」とか「世論の誘導」的行為はあるかもしれません。
しかし、まずは自分を「自分のイメージする中立点(公平な第三者)の視点」で物を判断するようにするべきだろうとKは考え、実践しています。

その場合、既に起こってしまった過去の悲劇等は「できるだけ、事実の分析のみ」に止めた方が良いとも思います。文句を言い、苦言を呈し、反省をして「悲しみを忘れないようにすれば」死者が生き返るのでしたら。別ですが、過去は過去です。決して時間は取り戻せません。
今大切なのは「二度と同じ過ち、悲劇を起こさないようにする事」です。

「君が代問題」だって同じです。処分者が出たら、その処分者に恥じぬように一層の強化をでは、永遠の「報復合戦」に陥る可能性があるのです。そのような状況を「憎しみの連鎖」と言います。どこかで断ち切らなければいけません。
Kは「君が代反対」の理念に反対するわけではないと何度か書いているのですが、理解されないようですが、「処分を出さず、有効な方法」に切り替えた方が良いと再三に渡って主張しているのですが、「新たな方法が発見されたとしても平行して現在の抵抗も続ける」と言うのがワヤクチャさんの主張なので、あきらめたわけです。

ですから「君が代問題」につきましては触れないで先に進もうと思っています。

>【「多くの人が賛同するかどうか」に評価の力点を置いているワケですよ。
その考えが間違いなんです。
正しい主張なら、例え現時点で賛同者が少なくとも、賛同を広げる事こそが運動の名に値いするのですよ。
現にある多数派の意識に依拠するだけなら運動でも何でもありません。】

多くの人の賛同が得られなければ、多数決では勝てませんね、まずはその事実を認識して下さい。
その上で、本当の意味での民主主義の達成(公平で何物にも影響を受けない多数決制度の確立)ができれば、理屈に合わないことは自然に排除されていくだろうと考えています。

科学的にあまりにもそぐわない事象や、公平感が持ち得ない事柄などは否定されていくのです。
その二つに抵触し否定されるような物は「正しいことだ」と思っていても、それは主観による「憑き物」だと思っています。

Kの考えでは今の緊急の課題は「郵政民営化の本当の意味の多数決での決定」だろうと思いますが、これは、既に無理かなとも思っています。

次に日中、日朝関係の修復問題(具体的には靖国参拝反対)ですが

戦略的には「衆議院・参議院での民主的決定方法の確立(具体的には党議拘束の廃止、と、国民投票制度の制定)」を最重点課題に位置づけています。
そして、選挙制度の改革です。(具体的には下記)
http://kdesu.qee.jp/cgi-bin/wforum/wforum.cgi?no=37&reno=no&oya=37&mode=msgview&page=0

ここが、抜ければ、現在の党とか派閥は自然的に解消に向かうでしょう。
その中で「バカ」と思われる、公平性に欠ける思考法を排除していくべきだろうと思っています。

そんなところですかね〜
では、では

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