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＜Vol.212 ：緊急号：郵政民有化解散＞ ８月９日 吉田繁治
http://blog.mag2.com/m/log/0000048497
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▼郵政公社の貸借対照表は、整理すれば単純な内容になる
【郵政公社の貸借対照表（０５年３月期：最新）】
右側の負債・資本が、資金の源泉です。どこから資金が来ているか
を示します。左側の資産は、資金が何に使われているかを示します。
【左側：資産の部】 【右側：負債・資本の部】
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現金・預金 ９兆円 郵便貯金 ２１１兆円（←国民）
金銭信託 １２兆円 簡保準備金 １１９兆円（←国民）
有価証券 ２１７兆円 借入金 ３８兆円
預託金 １１８兆円 その他負債 １４兆円
貸付金 ２７兆円
不動産 ３兆円 資本金 １兆円
その他 ２兆円 その他資本 ５兆円
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資産合計 ３８８兆円 負債・資本合計３８８兆円
http://www.japanpost.jp/top/disclosure/pdf/financial16.pdf
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金額は巨大であっても、郵政公社の負債（資金の源泉）と、持って
いる資産の中身は単純です。以下の３行でまとまります。
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郵貯と簡保として、３３０兆円の国民からの借り入れがあり、
・有価証券２１７兆円（国債１７０兆円、地方債１６兆円、社債２
６兆円、海外証券５兆円）の購入と、
・財務省への預託金１１８兆円で、運用しています。
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資産の有価証券のうち、［国債１７０兆円＋地方債１６兆円］であ
り、公債の合計は１８６兆円です。
財務省への預託金（預けたお金）１１８兆円も、実質的には国債（
＝国家への貸付）と同じです。郵政公社が預託金を引き出せば、財
務省は、国債発行で補うしか方法がないからです。
両者を合計すれば、３０４兆円が「国債」の保有であると見ること
ができます。
以上をまとめれば、
・「国民から預かった郵貯・簡保の３３０兆円」は、
・そのほぼ全部が「３０４兆円の国債」になっているということが
できます。
単純化すれば以下です。
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［国民の金融資産 ３３０兆円］
↓
［郵貯・簡保の資金 ３３０兆円］
↓
［国家への貸付 ３０４兆円（国債＋公債＋預託金）］
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３３０兆円の国民の金融資産を、ほぼそっくり、国家に貸付してい
るのが郵政公社です。
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。