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もんじゅの鉄板の穴は予想外のことではなくて不勉強
http://www.asyura2.com/0505/genpatu3/msg/140.html
投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 6 月 02 日 21:31:00: ihQQ4EJsQUa/w
 

(回答先: もんじゅ訴訟:設置許可で住民側の逆転敗訴確定[毎日] 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 6 月 02 日 21:00:20)

【もんじゅ訴訟:最高裁判決は疑問符付き「ゴーサイン」】
> 実際に95年、2次冷却系でナトリウム漏れ事故が発生し、多くの国民が施設の安全性に疑問を持った。特に事故後の実験で、ナトリウムとコンクリート床との接触を防ぐために敷設された鋼板(床ライナー)に、特殊な腐食で穴が開く可能性があることが判明。この腐食対策も、訴訟で大きな争点の一つとなった。

とあるが、高裁判決についての解説「もんじゅの設置許可無効判決  01.28.2003(市民のための環境学ガイド)」では
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B君:1次冷却系のように、窒素雰囲気下であれば、漏れた金属ナトリウムは、金属のまま存在するから、鉄板と反応することもないのだ。2次冷却系でも、もし漏洩速度が非常に速ければ、一気に酸欠状態になるので、鉄板と反応したとしても、穴が開くまで反応は進まない。もんじゅ事故の漏洩速度は、ちょうど鉄板に穴を開けるのに適した速度であったらしい。

C先生:そんな状況だったのだが、鉄板の穴については、安全専門審査会にとっては、本当に予想外のことだったようだ。
 朝日新聞の朝刊でコメントを述べている近藤達男氏(前原子力安全委員会原子炉安全専門審査会長)は、「80年の最初の申請が行われた当時、ナトリウムが漏れて鉄板に穴があくといった知見はなかった」、と述べている。しかし、学界の一部、製鋼精錬などに関する熱力学的なデータの研究者にとっては、この程度の話は、常識ともいえることだったのではないだろうか。

B君:酸化物などの溶融塩の状態図を作っている研究者は、こんなのは常識だと当時言っていた。
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とあるわけで、「事故後に分かった」なんてのは勉強不足なだけなんですね。(同解説記事中、安井教授は『「予想外の事態も考慮せよ」とすることは、工学的には自己矛盾で、技術的解決は不可能になる。』『事故が起きる確率を考え、リスクとして評価すべきことである。破壊機構が存在しているから危険だというのではなく、まず起きた場合の被害を想定し、また、どのぐらいの確率でそのような破壊が起きるかを定量的に評価し、それを総合的なリスクで表現し、判断基準とすることが正しいように思える。』と技術屋の一般論としては正論を言っているけど、原発推進者がそんなリスクを定量評価する気も能力もないと言う現実を知らないようです。)

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