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[AML 7934] 前回からわずか1ヶ月で今度は未成年者が内部被ばく(美浜の会6/27)
http://www.asyura2.com/0505/genpatu3/msg/439.html
投稿者 gataro 日時 2006 年 7 月 06 日 17:01:01: KbIx4LOvH6Ccw
 

(回答先: 再処理工場で廃液分析作業の男性、体内被ばくか【読売】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 6 月 24 日 21:46:37)

http://list.jca.apc.org/public/aml/2006-July/007585.html

美浜の会HPより
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前回からわずか1ヶ月で今度は未成年者が内部被ばく

■青森県知事と県議会は、被ばくの原因と責任を問い糾し、アクティブ試験の中止を求めよ
■アクティブ試験の第1ステップが終了した今、ずさんな安全管理と情報非公開の原燃の無責任な体質を公開の場で追及しよう


 6月24日、またしても六ヶ所再処理工場の分析建屋で、下請け会社の19才の労働者がプルトニウムを吸い込む内部被ばく事故が起きた。今回の事故は、被ばく管理と安全管理の異常なまでのずさんさと無責任体制という原燃の体質が引き起こしたものだ。

 原燃は26日にアクティブ試験の第1ステップを終了し、次のステップに進むための評価を開始した。
青森県知事と県議会は、原燃に対して、被ばく事故の責任を厳しく問い糾さなければならない。そして、アクティブ試験の中止を求めるべきだ。第1ステップが終了した今こそ、事故と放射能放出の問題を含め、原燃の体質を公開の場で追及しよう。青森県民に対しても、岩手県民に対しても、原燃は説明責任をはたさなければならない。
そうして、次のステップに進むことに歯止めをかけよう。

 被ばく事故が1ヶ月後に再度繰り返されるということ自体が異常な事態だ。それも前回のフード作業と同じような作業場での被ばくだ。原燃は5月20日の被ばく事故後に出した「対策」で、フード作業ではマスク着用を当面義務づけると自ら表明していた。その約束も簡単に反古にして、「マスクをつければ作業効率が悪くなる」と、作業員の安全より作業スケジュールを優先させた。

 原燃は、血液検査などで「異常がない」とすぐさま発表した。内部被ばくの健康影響は今後長期間にわたっての観察が必要であり、すぐさま「異常がない」などと発表することは、責任逃れにほかならない。
今回の被ばくでは、フード内の作業でありながら床面まで汚染されていたという。建屋自体が相当に汚染されていると推測できる。しかし、原燃の情報では、被ばくの実態、建屋の汚染の実態等々、全く何も分からない。原燃の情報公開は極めて異常であり、一層悪質になっている。

 アクティブ試験開始以来、約3ヶ月の内に、2度の被ばく事故と放射性溶液漏えい事故やトラブルが8件も立て続けに起きている。しかし事故原因は未だ何も明らかにされず、原燃は原因究明を放棄している。被ばくと事故のエスカレーションをなんとしてもくい止めなければならない。アクティブ試験の第1ステップが終了した今こそ、被ばくの責任と原燃のずさんな安全管理、何の予告も報告もなしに海洋に放射能を放出し続けてきた原燃の責任、情報の非公開のやり方等々、原燃の体質そのものを、公開の場で厳しく問い糾そう。

 青森県知事は25日に、「従業員の安全を守れないということは、県民の安全を守れないということにつながりかねない」、「(前回の)私の要請を軽んじていると言わざるを得ない。不愉快な気分でいっぱいだ」と原燃社長に怒りをあらわにした。海老名副知事を27日に保安院に派遣して指導を要請し、自らも経産大臣と面会するという。

 このままでは本当に「県民の安全」は守れない。知事がやるべき事は、今回の被ばく事故の実態と原因、その責任を明らかにさせること、それらを通じて原燃にアクティブ試験の中止を求めることだ。

 また青森県は、7月18日から3日間、被ばく問題で臨時県議会を開催することを決めた。26日の自民党県連の議員総会では「県民の信頼を裏切るものだ」と原燃を厳しく批判する声があがったという。県議会も当然に、被ばく事故の資料を公開させ、事故の責任を問い糾すべきだ。その上で、原燃の体質全体を問題にして、アクティブ試験の中止を要求すべきである。

 原子力安全・保安院長は、26日に原燃社長を呼び、今回の被ばく事故に関する「調査の実施等について(指示)」を出し、7月3日までに原因究明と再発防止策等を報告するよう指示した。また、当面の間、「分析建屋内において、直接、作業員が放射性物質に触れるおそれのある作業にあたっては、半面マスクの装着を指示」した。
しかし、この内容は、5月の被ばく事故の後に「今後の対策」として原燃社長が公約していたものである。それを守らなかった原燃の責任にはなんら言及せず、まったく同じ対策を指示しているだけである。並はずれた保安院の無責任さを端的に示している。自らが許可を下し、安全を保証したはずの原燃の事故に対して、保安院がやるべきことは、アクティブ試験の中止を命令することしかない。

 アクティブ試験以降多くの人々の目に映し出されている原燃のずさんな安全管理の実態をこのまま放置してはならない。そうでなければ、第3、第4の被ばく事故は続き、取り返しのつかない事態になってしまう。

 今、多くの人々は、とりわけ青森県知事、県議会議員の言動を注視している。青森県知事と県議会は、今回の被ばく事故の原因と責任と厳しく問い糾し、原燃の体質全体を問題にしてアクティブ試験の中止を求めるべきだ。

 第1ステップが終了した今こそ、公開の場で原燃の体質を厳しく追及し、アクティブ試験の中止に追い込もう。青森県は、被ばく事故の責任や情報公開のあり方等について、公開の場で、原燃に説明させる必要がある。

2006年6月27日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会

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転載元:美浜の会HP
http://www.jca.apc.org/mihama

転載者:増田 哲也
masuda at osaka.email.ne.jp

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