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(回答先: 05/23 08:35 カスピ海石油を地中海へ ロシア通らぬ油送管完成 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 5 月 25 日 19:23:07)
カザフスタン 石油パイプライン使用でアゼルバイジャンと合意
カスピ海に面するアゼルバイジャンから地中海までを直接つなぐパイプラインの完成
に合わせて、カザフスタンの石油もこのパイプラインで輸送することでアゼルバイジャ
ンとカザフスタン両国の大統領が合意しました。
このパイプラインはアゼルバイジャンのバクーからロシアを通らず、グルジアを経由
してトルコのジェイハンまでをつなぐ全長千七百七十キロの通称、ＢＴＣパイプライン
で、年間の輸送量は五千万トンにのぼると見込まれています。
アゼルバイジャンの首都バクーで二十五日に開かれる完成式典を前に、カザフスタン
のナザルバーエフ大統領が現地を訪れてアリエフ大統領と会談し、カザフスタンの石油
もこのパイプラインで地中海まで輸送することで合意しました。
カザフスタン沖のカスピ海ではこの三十年で最大の発見といわれるカシュガン油田の
開発が進み、今回の合意では三年後（二〇〇八年）から、この油田の石油をタンカーで
バクーまで運びＢＴＣパイプラインで輸送することになります。
当初のカザフスタンの石油の輸送量は年間一千万トンで、それを十年間かけて倍に増
やす計画で、両国は将来的にはカスピ海の海底パイプラインの建設も検討しています。
両国がカザフスタンの石油の輸送で合意したことはロシアに依存しない新たな輸送ル
ートの確立というＢＴＣパイプラインの戦略的な重要性を改めて示したものです。
[2005-05-25-12:39]
NHK
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