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欧州株：下落−フランステレコムとベルガコム、ドイツテレコムに売り (ブルームバーグ)
６月６日（ブルームバーグ）：欧州株式相場は通信株中心に下落。フランス政府が、45億3000万ユーロ（約5900万円）規模のフランステレコム株式売却を発表したことが嫌気された。ドイツテレコムとベルガコムも売られた。
オフィバルモ・パトリモワンヌ（パリ、株式運用額は約１億8000万ドル）のファンドマネジャー、ジャック・ポルタ氏は、フランステレコム株式の売却について「株主に最悪のニュースだ」とし、「他の通信株も、売却の可能性が懸念された下げた」と述べた。
ダウ欧州株価指数は前週末比0.3％下げ269.40。同指数は６月１日に３年ぶりの高値を付けて以来、３営業日連続で下げている。ダウ欧州50種株価指数は0.4％安。一方、ユーロ圏の50銘柄で構成されるダウ・ユーロ50種株価指数は0.5％下げた。
英独仏３カ国の株式市場での動きは下記の通り。
【英国株式市況】
英国株式相場は３営業日続落。クルーズ事業を展開するカーニバルと、配管製品卸売業者のウォルセリーが安い。
ＦＴ100指数は前週末比19ポイント（0.4％）下げて4980.4。ＦＴオールシェア指数は8.56ポイント（0.3％）下落の2494.79。
カーニバルは1.7％安い2993ペンス。米国での航海に関し、障害者法の下では他国籍の船舶も訴訟対象となるとの米最高裁の判断を嫌気した。ウォルセリーは1.4％下げ1123ペンス。ニュミス・セキュリティーズがウォルセリーの投資判断を引き下げたことが売りの手掛かりとなった。
（ＦＴ100指数の推移： {UKX GP }）
【ドイツ株式市況】
ドイツ株式相場は下落。ドイツテレコムとインフィニオン・テクノロジーズが安い。フランス政府がフランステレコム株式の売却計画を明らかにしたことから、ドイツテレコムはつれ安となった。
ＤＡＸ指数は前週末比13.13ポイント（0.3％）下落し4497.26。ＨＤＡＸ指数は0.3％下げ2306.42。
ドイツテレコムは1.7％安い14.84ユーロ。インフィニオンは3.3％安い7.27ユーロ。
（ＤＡＸ指数の推移： {DAX GP }）
【フランス株式市況】
フランス株式相場は下落。フランステレコムが安い。同国政府が債務削減に向け、フランステレコム株式を45億3000万ユーロ（約5900万円）売却すると発表したことが嫌気された。
ＣＡＣ40指数は前週末比16ポイント（0.4％）安い4146.47。ＳＢＦ120種指数は10.54ポイント（0.4％）下げ2958.94。
フランステレコムは２％下げ22.41ユーロ。欧州のエアバスを傘下に抱える欧州航空防衛宇宙会社（ＥＡＤＳ）は1.9％安の23.5ユーロ。エミレーツ航空は、エアバス新型旅客機「Ａ380」の納入が半年ほど遅れていることから、エアバスに対し補償を求めることを明らかにした。カンタス航空もエアバスに対し、納入の遅れを理由に補償を求めるとしている。
（ＣＡＣ40指数の推移： {CAC GP }）
原題：European Stocks Decline as France Telecom, Belgacom,ASML Slide （など抜粋） {NXTW NSN IHO88B1A1I4H }
[ 2005年6月7日2時18分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/market/story.html?q=07bloombergaPuVC3jIoYYM&cat=10
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。