ハバード米国家経済会議委員長：対中関係と米経済についてコメント (ブルームバーグ)

2005年6月23日(木)03時05分

　　６月22日（ブルームバーグ）：アラン・ハバード米国家経済会議（ＮＥ
Ｃ）委員長は22日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、中国と
米経済について以下のとおりコメントした。

◎米中の経済関係について
　　「中国との通商関係は極めて重要だ。これは両国にとって極めて重要であ
り、特に米国にとって大事なことだ。ブッシュ大統領は開かれた自由市場を信
じている一方、公正な貿易も信じている。米国が中国と自由で開放された公正
な貿易を行えるよう、中国側が引き続きわれわれと協力していくことが肝心
だ」
　　「７月11日には中国側と通商関係についての協議を予定している。米国
のソフトウエア企業を念頭に置き、知的所有権の保護についても集中的に討議
していく」

◎人民元の対ドル・ペッグ制について
　　「中国が通貨制度の柔軟性を高めることは、同国と米国、世界の利益に最
大限かなうものと信じる。中国の財務当局はこれを十分に理解し、好意的だ」

◎対中制裁関税案について
　　「ブッシュ大統領は自由で開放された貿易に力を入れている。米国にとっ
て経済的観点から想定される最悪のシナリオは、貿易障壁を設けることであり、
つまりは関税を設定することだ」

◎中国海洋石油（ＣＮＯＯＣ）が米ユノカル買収を検討していることに関連し、
米政府が調査を実施するかどうかについて
　　「具体的な企業間合意についてのコメントは差し控える。しかしながら大
事なのは、われわれが強力な貿易関係を維持、強化し、中国市場を開放に導き、
米企業の中国市場参入が可能になるよう、中国側と協力することだ」

◎米経済について
　　　「ＮＥＣのエコノミストの分析によると、景気は持続する可能性が非常
に高い状況にあり、年間約3.5％の成長率を続け、一層の雇用が創出される見
通しだ」
　　「月間で15万から20万人の雇用創出を予想している。年間では150万か
ら200万人とみている」

原題： NEC's Hubbard Comments on China, Economy, Social Security
（抜粋） {NXTW NSN IIHRKG1A74E9 }

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先：
ニューヨーク 西前 明子 Akiko Nishimae
anishimae3@bloomberg.net Editor:Yamahro
記事に関する記者への問い合わせ先：
Kevin Carmichael in Washington at kcarmichael@bloomberg.net;
Suzy Assaad in New York at assaad@bloomberg.net

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