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(回答先: お年寄り保護、鮮明に 金融商品、強引な勧誘禁止 【朝日新聞】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 7 月 07 日 06:23:13)
地方経済に薄日 日銀支店長会議、６地域で景況感改善
景気の「踊り場」で企業の景況感がわずかに上向き、地域経済にも足元の景気に明るさが広がりつつある。日本銀行が６日の支店長会議でまとめた「地域経済報告」では、全国９地域のうち６地域が景況感を前回の４月から上方修正した。企業の旺盛な投資意欲と堅調な個人消費が支えだ。ただ、北海道や東北が「横ばい圏内」と判断を据え置くなど地域間の温度差は残る。先行きにも踊り場脱却のカギを握るＩＴ分野の調整が「長引いている」との見方が出るなど不透明感は根強い。
●格差残り、先行き不透明
地域経済報告では、北海道と東北を除く７地域で、景気判断は「緩やかな回復基調」になった。前回４月は、近畿と中国、四国の３地域が「一服感が見られる」と下方修正するなど景気の踊り場感が広がっていたが、今回は幅広い地域で改善傾向を見せた。
とくに設備投資と、個人消費を裏付ける雇用情勢の改善が目立つ。設備投資はすべての地域が増加傾向で、東北を含む５地域で上方修正された。雇用情勢は北海道と九州・沖縄を除く７地域で上方修正された。
北部九州では、トヨタ自動車やキヤノンなどが工場の新設や増設を進める。「福岡県内の経済は今春以降、回復基調に戻った」（西日本シティ銀行の新藤恒男頭取）との強気な見方も出てきた。
個人消費も一部地域では「力強さが見える」（関西経済連合会の秋山喜久会長）と勢いづいている。関西では全国に比べて厳しかった雇用情勢が改善。主な百貨店では６月からの中元商戦の売り上げが前年同期比１０〜２０％増と好調だ。高島屋大阪店では５００万円の絵画や４千万円の彫刻品などが売れ、美術品の売り上げは前年同月比で３４％も伸びたという。
愛・地球博（愛知万博）の開催効果に沸く名古屋では、三越名古屋栄店の売上高が４カ月連続で２けた増。２年連続１兆円の当期利益をたたき出したトヨタ自動車を中心に業績好調な企業群を抱え、「購買力は底堅い」（愛知トヨタ総合企画部）という。
だが、４月以降の動きは「目を見張るような変化があったわけではない」（清水雅志・日銀福岡支店長）と、景気に力強さはない。足元の輸出の減少や原油高などの素材価格の高騰は、地域経済の先行きにも影を落とす。
ＩＴ分野の在庫調整は「当初見込んだ４〜６月期の終了が後ずれしている」（武藤英二・日銀大阪支店長）。中国向けの輸出が中心の携帯電話やパソコン用部品の生産回復が遅れ、「踊り場脱却の足取りを重くしている」という。
原油高への懸念も日銀の支店長会議で相次いで指摘された。今後の価格動向次第では、企業の業績回復基調や投資意欲に水を差す恐れがある。
http://www.asahi.com/paper/business.html
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