投稿者 hou 日時 2005 年 8 月 09 日 22:19:06: HWYlsG4gs5FRk
システムを守るためという美辞麗句 2005.01.26(水)
「飛ばし」や「簿外損失」の処理を引き金に4大証券の一角であった山一證券が自主廃業を選び破産申請をしたのは1997年の勤労感謝の日の連休中のことであった。破綻時に「社員は何も悪くありません」と言う、有名であり胸打つが基本的に間違っている台詞を吐いた野沢正平社長も、現在は某証券の社長に返り咲いており、経営を引き継いだメリルリンチ日本証券も既にリテールから撤退している。最後まで山一の名を残していたSG山一投資顧問も合併によりその名を変えてしまっているなど、金融再編が著しかったこの8年で、山一は完全に過去のものになってしまった様に感じる。
本日、その山一の最後の債権者集会が行われ破産手続きがすべて終了。この2月にも法人登記を抹消する算段と相成った。日本銀行が「システムを守るため」という美辞麗句で貸し込んだ特別融資1兆2000億円のうち1111億円は回収不能となった様子、日銀は政府にゴル活してでも取り返すと自慢げであるが、どちらが負担しても国民負担になるのは確実であり、とてもじゃないが喜ばしい話ではない。
個人的には、実質的に破綻が見えていたにも拘わらず「自主廃業」という隠れ蓑と、金融システムを守ると言う美名により、銀行が大半を保有していた転換社債を、速攻で利子まで付けて繰上償還した管財銀行と大蔵省を一生許すつもりは無く、私の中の山一問題は、まだまだ終わってはいない
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