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(回答先: Re: 犬歯が乳歯のままと言う例もあります。 投稿者 朝霧 日時 2005 年 10 月 17 日 17:01:20)
>職場の同僚の２８歳の女性が、犬歯が上顎・下あごとも乳歯のままです。
Ｈ１０年以降に幼児での発見率が急に高まったとあります。
２８歳の方というのは、それ以前の「確率的に僅かな時」の方ですが、元々、永久歯が２８本（＋親知らず４本）ではない方というのは数は多くは無いけれど知られていたことです。私も以前より、いろんなパターンを知ってはいましたが、調べた児童の１割近い発見率となると、異常事態を通り越しています。
>初めて聞いたときは、信じられませんでしたが、確かに他のように比べるとちいさいです。彼女の友人には、親知らずの無い人がいるそうです。
親知らずというのは無い人は結構多いです。これは異常ということではなく、進化というか、生活の変化で「不要なものは消失する」という現象の一つです。
元々、歯というものは切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯の４種類で、犬歯以外は複数です。そして正中（顔の中心線）から数えて１番２番３番と呼び、１番が中切歯、２番が側切歯、４番が第一小臼歯、５番が第二小臼歯、６番が第一大臼歯、７番が第二大臼歯というように、同じ種類の正中側（第一）がサイズも大きく丈夫です、第二と名が付いているものは小ぶりで根も短いとか本数が少ないとか「オマケ｣的性質を持ってます。こういうことで、将来的には第二は消失して行くかもしれない・・・と考えられています。長くなりましたが、こういう性質から言って親知らず消失して居る人はそんなに珍しくないし、異常ということではありません。知人が親知らずが無いというのは「進んだ人」の部類なんでしょう。
>わたしの旦那は、余分な永久歯が上顎に生えてきて（舌の真上・歯並びからは大きく逸脱したところにに生えてきたそうです。）抜いた経験があります。
歯の数を数えたところ、通常あるべき本数は備えておりました。
そういう歯並びについては「乱杭歯」などと呼ばれていて程度の差はあれ、これも珍しくありません。
>歯は胎児の細胞分裂時に影響受けやすい部分なのかもしれませんね
おそらく（根拠無しの憶測）、｢異常がそのまま見える箇所に形になって現れる」場所の一つが歯ということではないかと。歯以外にも見えないところで異常は沢山あるのかもしれません。先日デラシネさんが紹介していた前頭葉の一部が未発達な子供が増えているというように（切れ易い子供）。
昔言われたような「落ち着きの無い子供」とか今では珍しくない不登校とか・・・枠の中心から外れている子供達は、育ち方とかしつけの結果と思われていたことの中にも、こうした見えない部分の身体の異変異常があるのかも知れません。
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