投稿者 さすれば 日時 2005 年 10 月 08 日 19:38:17: reQxnNwQ2shuM
(回答先: 「司法」はどこまで軽くなるか? [ニュースの現場で考えること] 投稿者 一鍼多助 日時 2005 年 10 月 08 日 14:06:10)
初めに言葉ありき。言葉に対する敏感さが失われた時、社会は腐臭を放ち、国家の滅亡が始まる。
「不快感の表明」にしろ「小泉チルドレン」にしろ「刺客」にしろ、封建時代の殿様の視点に立った表現であり、“下に居れぇ”と制され、バカ扱いされた裁判官や新人議員が「怒りを表明」しないのが不思議である。
同時に、このような言葉遣いによって、無責任なマスゴミは現実を虚構化し、生きて動いている政治を劇場のステージに乗せて得意がっているのだ。実はこうしたことは、ステージへの乗せ方によっては、本来文学や芝居の世界では許される。だが、文学者や劇作家は、虚構化という大それた作業を行なう前に、身を切られる思いで現実を凝視し、言葉と戦っているのである。
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