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ユダヤ・ファシズムの系譜(5)イスラエルの真の開祖、ウラジミール・ヒトラー
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 12 月 07 日 09:52:33: SO0fHq1bYvRzo
 

ユダヤ・ファシズムの系譜(5)イスラエルの真の開祖、ウラジミール・ヒトラー


これは以下の阿修羅投稿に続くものです。

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ユダヤ・ファシズムの系譜:ジャボチンスキーからシャロンまで(4)嘘で世界を操る野郎ども
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/393.html
ユダヤ・ファシズムの系譜:ジャボチンスキーからシャロンまで(3)『負け馬に賭けた』?
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ユダヤ・ファシズムの系譜:ジャボチンスキーからシャロンまで(2)ゾンビどもの跳梁
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/380.html
ユダヤ・ファシズムの系譜:ジャボチンスキーからシャロンまで(1)ユダヤ・ファシスト、ウラジミール・ジャボチンスキー
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ユダヤ・ファシズムの系譜:ジャボチンスキーからシャロンまで
(5)イスラエルの真の開祖、ウラジミール・ヒトラー


●まず米国ジョージア州にあるHeritage TVのプロデューサー/ホストで伝統的な自由を愛する南部人、頑固な伝統保守主義者だが、ブッシュ政権、ネオコンとシオニズムが大嫌いなGeorgia Heritage Councilのメンバー、ジム・W.ディーン(Jim W Dean)の文章を見ていただこう。題して『クリスチャン・シオニズムはどこから来たのか』。

この文章は2002年2月1日にジョージアSCVサイトに寄稿されたものだが、現在ではいくつかのイスラム系ウエッブ・サイトに転載されている。ここではAl-Bushraで保存されている文章を使用する。伝統保守主義者としてのディーンの見解はともかく、冷静にシオニズムとジャボチンスキー、現代イスラエルと米国プロテスタントに関する事実関係を読み取っていただきたい。

なお、訳文中に(・・・j.d.)とあるのはジム・ディーン自身が引用文につけた感想である。

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http://www.al-bushra.org/zionism/dean.html

Where Christian Zionism came from?
From:
Subj: Bringing in the sheep.....Jim Dean
Date: 1/2/2002 1:38:48 PM Pacific Standard Time
From: Jim W Dean
To: scvemail@yahoogroups.com


クリスチャン・シオニズムはどこから来たのか?

【前略】

AIPAC (American Israeli Political Action Committee)がクリスチャン・シオニストの誕生を助ける…'bringing in the sheep'...... by Jim Dean

AIPACは現在ワシントンでのロビー活動で傑出した力量を持っている。(Jewish Power, J.J. Goldberg, p 13)
今日私は、一つのフランケンシュタイン物語をお聞かせしよう。良き意思にも関わらずいかにして怪物が我々の中を歩き回るべく創造されたのか。

2001年の年末休暇の間、私は米国ユダヤ・ロビーの力に関する4つの重要な本を買った。すべて何年にもわたって資料を調べ多くの重要人物を取材してきた私の友人のユダヤ人によって書かれたものである。

私は今日、「クリスチャン・シオニズムはどこから来たのか」についての話、その原因となる物事の実際の背後関係、そして聖地でのキリスト教徒絶滅を含む恐るべきモラルの悲劇を覆い隠すためにそれがどのように操作されているのか、について話をしてみたい。

ヨルダン川西岸とレバノンの侵略――そこでは一般市民への大量殺戮(ベイルートで主に砲撃によって2万人が殺された)が起こったのだが――の以前には、米国の左翼がイスラエルに対する主導的な援助者となっていた。彼らは何年間もユダヤ人の左翼活動家と一緒になって市民権闘争を行ってきた。中絶を支援し、米国市民と教育現場からあらゆるキリスト教のモラルを抹殺しながら、ラディカルなフェミニズムやゲイの権利運動などなどをやってきた。

あるAIPACのインサイダーの話によると、「そのもう一つの面は、パレスチナ問題を人権問題、つまり米国人の琴線に触れる事柄として(しかし十分ではないが j.d.)持ち上げることなのだ。我々はイスラエルが左翼に見捨てられてきたこと(レバノン侵略と蛮行を指す j.d.)を埋め合わせておきたい。だからこそ我々はよけいに‘ネオ・コンサーバティヴ’になっていくのだ。我々はイスラエルへの支援を右翼の側に――西岸地区で何が起こっているのかに関心を持たないがソビエト連合には重大な関心を持っている人々と共に(正確に言うと大部分のネオコンのことをいっているのだが j.d.)――広げていきたいと願っている。' [The Lobby...by Edward Tivnan, p 181]

「こうしてロビーは同時に、米国政府のイスラエルに対する伝統的な支援にほとんど差し障りの無い発言を行う極右勢力に新たな親イスラエル勢力を作ろうとし始めた。...[同書...p 181]. 言い換えると、彼らは極右勢力に手を結ぶつながりを探していたのだ。伝統的な米国の国益が「面倒さ」の要因にならないような方法で、である。これはまさに非常な愛国主義を装う極右に対する告発である。ユダヤ・ロビーの人々は彼らを少しの隠ぺい工作で協力者にできる間抜けなお人好しだと見ている。

この「極右」騙しの重要なカモたちは、「米国が生き残るための政治的な――そして精神的な――鍵としてイスラエルを支持する、何百万人もの米国プロテスタント原理主義者たち」であった。 [同書…p 181]. 私はこれが、パレスチナに残っているクリスチャンの絶滅に、そして道徳的伝統を保持してきたクリスチャンたちの信じられないほどの悲劇に、どのように関与しているのかを示す他の資料についてお話しよう。

メナチェム・ベギンが首相であったときに彼はJerry Falwellに、イスラエルに尽くした者に与えられる「栄誉ある」ジャボチンスキー賞を授与することで、クリスチャン・シオニストたちを釣った。私はこれを『イスラエル・テロリスト/アメリカ売国奴』賞と言い直したい。ジャボチンスキーさんについてちょっと見てみよう。彼は右翼リクード党の元祖であり、この党は現在の【訳注:2002年現在】国家首脳でイスラエル・テロリストのアリエル・シャロンの政党なのだ。

【訳注:Jerry Falwellはクリスチャン・シオニストを代表する牧師でADLのフォックスマンと大統領ブッシュが最も信頼をおく人物の一人。彼がジャボチンスキー賞を受けたのは1981年である。またFalwellは1977年にイスラエル政府からイスラエル訪問用に専用のジェット機をプレゼントされている。】

1925年までにジャボチンスキーは世界シオニスト機構の内部の一部として修正主義(レヴィジョニスト)運動を創設した。そしてパレスチナ信託統治地区のすべて【訳注:現在のイスラエルとヨルダン】の中でヨルダン川の両岸にまたがるユダヤ人国家をすぐさま要求し、また未だに萌芽状態にあったシオニスト組織に不屈の好戦性を求めた。

パレスチナのアラブ人と約束をしないように、そしてパレスチナの分かち合いをしないように主張したのは、元々がジャボチンスキーだったのだ。すべての離散ユダヤ人が流入されなければならないと、つまりあらゆるユダヤ「民族」が正当なエレツ・イスラエルの祖国に戻らねばならない、と言い張ったのはジャボチンスキーである。(Bruzonksy...Washington Post, 1980)

そして、一部の米国人クリスチャン最高指導者たちがその名のもとに与えられる「栄誉ある」賞を受け取った、このジャボチンスキーという人物は、どのような種類の人間なのか。彼の言葉を聞いてみよう。

『愚かなのは隣人を信用する者である。隣人としての善良さと愛は愚かなものだろう。拳と不屈さによって、このような者たちにそれを悟らしめることを可能にする者たちのためにのみ、正義が存在する。・・・誰をも信用するな。常に構えておけ。常に棒を手に持っておけ。これが残忍な総力戦の中で生き残る唯一の道なのだ。』

『この世に国家と祖国よりも高い価値を持つものは無いのだ。』と彼は書いた。『明らかな特質を所有するあらゆる民族は一つの民族国家となろうとする。…自らの国家の中でのみ心地よさを感じるものだからである。』
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もう分かっただろう。こいつはファシストだ。今日に生きているシオニスト・ファシストのテロ組織を植えつけた、一人のシオニスト・ファシストなのだ。そして、そう、Falwellさんは、その口の片側でユダヤ人の優越性を説き、もう片方で多文化主義を説くような者なのだ。あなた方は南部魂がどこでこの鳥の突付き順序に陥ると想像できるだろうか。あなた方は彼がBedford Forrest将軍賞を受け入れると考えるだろうか。【訳注:Bedford Forrestは南北戦争での南軍の英雄で後にKKKの総代表となる。】

ジャボチンスキーの最もお気に入りの2名の弟子は、一人は、シオニスト・テロリスト・グループのリーダーとして名声をはせ後にイスラエルの首相となったメナチェム・ベギンである。彼はかつてイルグン・グループを率いた。そしてもう一人がイツァーク・シャミールである。彼はレヒ・グループ(スターン・ギャング)を率いた。たとえばシャミールは、1944年11月に起こったレヒによる英国中東特使Moyne卿殺害、および1948年9月に起きたスゥエーデン人国連和平仲介者であるでFolke-Bernadotte伯爵暗殺で、中心的な役割を果した。ベギンのテロ・グループであるイルグンは、1946年にキング・デイヴィッド・ホテルを爆破して、100名を超える英国人、ユダヤ人、アラブ人を殺害した。アリエル・シャロンは、キブヤとサブラとシャティラの難民キャンプでの大虐殺で、このユダヤ・ファシストの伝統を引き継いでいる。アラブ人市民殺害でのその能力の誇示は、常にイスラエルの政治で優勢な道であり続けている。

ユダヤ・テロリズムは米国にユダヤ防衛連盟(JDL)のご親切なオフィスを通して上陸してきた。JDLは1968年にラビMeir Kahaneによって設立されたのである。Martin David Kahaneは1932年にニューヨークのブルックリンで生まれたのだが、ゴリゴリのシオニストであるゼエブ・ジャボチンスキーの「修正主義者(レヴィジョニスト)」活動を積極的に担っていた正統派ラビの長子であった。Kahaneは何でも屋の売国奴であり、彼ができることなら誰のためにでもけしからぬ仕事をやった。FBIの密告屋をやったこともあった。現在のJDL指導者の一人であるIrv Rubinは、米国のアラブ人たちを狙った爆弾テロを計画したかどで先月逮捕された。彼らに「目覚まし時計」を与えるためであった。あるアラブ系議員がそのターゲットになった。一方でIrv Rubinは、メディアに登場するときには「市民権運動活動家」とされている。これが、宗教指導者を含むあらゆるものを売りにかける米国流逆転の倫理のもう一つの例なのだ。

ユダヤ・ロビーはクリスチャン・シオニストが彼ら自身の道徳的尺度を表に出すことを大して気にもかけていない。彼らは牧師たちが投票に行くように語るときにすぐにそれに従う聴衆になるのである。('Power, Glory, and Politics,' TIME cover on TV preachers, Feb 17th, 1986)

ユダヤ・ロビーの一部は、3千万人の福音主義クリスチャンの最終目標がユダヤ人の改宗であるため、彼らと行動を共にすることに困難を感じた。(イスラエルでそんなことを言ったら逮捕されるだろう。タリバンでもそうだが・・・j.d.)これらの福音主義クリスチャンたちが大多数のリベラルなユダヤ人たちの社会・政治目標と対立するばかりだったので、ナタン・パールムッターADLディレクターは次のように注意した。「神を褒め称えよ。そして武器を手渡せ。」(同書...p 182)『武器』とはもちろん、イスラエルが指定した敵に対する銃弾として放たれる愚かなクリスチャンのことである。ユダヤ人嫌いが手にする最高の賞は、彼らのためにその汚い仕事を行う協力的な非ユダヤ人のためにある。

以前のAIPACの調査主任であるレンニ・デイヴィスは、次のような笑えない皮肉を弄んだ。「当然だが、この連中は私をいらいらさせる。しかしイエスが丘を登るのを私が見るまでは、私はイスラエルが受け入れることのできるすべての友人たちのために動く。防衛組織(ADLとAJC)を国内情勢に気を遣うようにさせよ。」(同書...p 182)

我々がここに提示したことは両極端を使って中庸を保つ人たちを攻撃する、昔からあるトリックなのだ。一方の端はこの組織と手を結んでその支持を得ようとするユダヤ人グループであり、他方の端はそれと闘うユダヤ人グループである。そして彼らは伝統的なアメリカの価値を攻撃する。フィリップ・ウエイスは確信する。「ウエイスは市民権運動、フェミニズム、メディア、民衆的文化、そして法律と財政におけるユダヤ人の影響力の詳細を誇り高く述べる。彼はその短いお説教を次のように主張して終わる。『社会道徳的価値観に対する教会の影響力が非常に減少したことは文化的なパワーを手にしている世俗化したユダヤ人抜きでは起こり得なかっただろう。』」 (Philip Weiss's "Jews in Bush's Cabinet? Don't Hold Your Breath" (New York Observer, December 22, 2001)

だからJerry Falwellよ。そのジャボチンスキーのメダルを自慢げに身に付けているがよい。しかし覚えておくことだ。お前が、お前のシオニストの相棒、ジャボチンスキー、ベギン、シャミールとシャロンの犠牲者たちに、面と向かい合う日が来るだろう。そして私は彼らがそのメダルを受け入れるとは思わない。お前のクリスチャン・シオニストの支持者たちもそれを受け入れようとしないだろう。彼らが本当のことを学んだならば。お前は自分の神と自分の国と自分の支持者を辱めた。お前の魂に神のお慈悲があらんことを。

そしてもし良ければ・・・・お前にもっとふさわしい賞をプレゼントしてやろう。「タリバン・ジョン賞」だ。キリスト教の聖地とアメリカの伝統的価値を破壊した目覚ましい働きと、アメリカのキリスト教への裏切りに対してである。

ジム・ディーン
ヘリティッジTV


【翻訳、引用、終り】

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上の訳文中に出てくる『ジャボチンスキー賞』だが、1988年に反名誉毀損同盟(ADL)は、同名の賞を、かの「ナチ・ハンター」サイモン・ヴィセンタールに授与した。『世界がホロコーストを決して忘れないことを確実にさせた勇気あるユダヤの指導力』によってである。受賞に臨んだヴィセンタールはジャボチンスキーを「正しいと思う自らの道を進んだ闘士」と褒め称えた。先日この男が死んだときに盛大に追悼の文句を書いていた者たちは、このことを知っているのだろうか?
http://www.adl.org/ADL_Opinions/Holocaust/20050922-Jewish+Week.htm

またクリスチャン・シオニストのリーダーJerry FalwellがSDLからこの賞を受け取ったのが1981年、つまりイスラエルがイラクの核施設を爆撃し、またレーガン=ブッシュ(父)政権が始まった年であることにも注目すべきであろう。その前のカーターを追い落とすために、イスラエルが、前回お知らせしたマイケル・レディーンやイラン内部のイスラエル内通者を通して工作した可能性がある。そしてこの辺りから米国中枢が彼らに乗っ取られていったと思われる。


●もう一つ、オーストラリアにあるラルーシュ運動の団体Citizens Electoral Councilのインターネット・サイトを覗くことにする。ここにはThe Struggle for the Soul of Judaismの副題を持つJudaismというページがある。
http://www.cecaust.com.au/main.asp?sub=culture/jewish&id=judaism.htm

その中のPart 3 — The Crimes of the fascist Jabotinskyites
http://www.cecaust.com.au/main.asp?sub=culture/jewish&id=part3.htm

の中から、Today's Likud Is The Party of Fascist Vladimir Jabotinskyという記事をご紹介しよう。ただしこれも長い記事なので、その一部だけを和訳してお伝えする。

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http://www.cecaust.com.au/main.asp?sub=culture/jewish&id=p3/article2.htm


今日のリクードはファシスト、ウラジミール・ジャボチンスキーの政党である

【前略】

シャロンは、彼に先立つリクードの首相たち――メナチェム・ベギン、イツァーク・シャミール、そしてベンジャミン・ネタニヤフ――と同様に、ウラジミール・ジャボチンスキーの人種主義と反人間的な観点を真に受け継ぐ者である。イスラエルの初代首相であるベン・グリオンはジャボチンスキーを「ウラジミール・ヒトラー」と呼んだ。これらのリクード党出身の首相はみな、まとめて「ジャボチンスキーのプリンスたち」と言われるのだが、そろいもそろってユダヤ主義の普遍的な観点に対する拒絶を共有している。モーゼの最初の本である創世記にある神から出た次の言葉に対する拒絶である。「我々の姿で人間を作ろう。我々の似姿によって。」つまり、すべての男性と女性は創造者の似姿として作られている、ということである。

この観点はもう一人のジャボチンスキー支持者にも共有された。後のラビ・メイァ・カハネである。彼はテロリスト組織のユダヤ防衛連盟(JDL)の創始者であり、その今日の追随者はKachとKahane Chaiのメンバーである。これらは米国政府がテロ組織としてリストに載せているもので、彼らの多くは最近、パレスチナの女学校を爆破する計画を立てた罪でイスラエルで逮捕された。

メイァ・カハネの父親は米国におけるウラジミール・ジャボチンスキーのための資金調達係だった。若いころのカハネは、JDLを創設しイスラエルでそれに続く活動を行うに際して、ジャボチンスキーの持ったユダヤ人の優越性の思想を採用した。彼はこう書いた。「我々は異なっている。我々は選ばれた民だ。そして特別な民だ。純粋性と神聖さによって選ばれたのだ。もしあるユダヤ人に他と本質的に違う何かが無いとしたら、彼がユダヤ人である理由など何も無い。そうだ。我々は紳士たちと同じではない。我々は違う。我々の方が上なのだ。」

1972年のパンフレットでカハネは書いた。「アラブ人たちはこの地に属する者ではない。彼らは立ち去らねばならない。」1977年にクネセット(イスラエル国会)に立候補する一方で、彼は「我々のアラブ人追放計画」や、もし「ユダヤ人が何万もの空になったアラブ人の家にすむならば」それは「イスラエル経済への巨大な貢献」を為すだろう、という発言を行った。1985年のクネセットへの再選キャンペーンで、彼はがなり立てた。「こいつらアラブの獣ども、このゴキブリどもの魂など、誰一人理解できない。我々はヤツラの喉を切り裂くかあるいは放り出すだろう。私はただあなた方が考えていることを語っているだけなのだ。この2年内に、やつらはラジオのスイッチを入れてそしてカハネが国防長官になったと聞くだろう。それでやつらは私のところにやってきて私の足をなめるだろう。そうして私は憐みを垂れ、やつらが立ち去ることを許すだろう。立ち去らない者は誰であろうと皆殺しにされることだろう。」

【後略、訳出終り】

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シオニストの本音はこのメイァ・カハネの言葉の中に十分に読み取れる。これはヒトラーの言葉ではない。シオニスト・ファシストの本性なのだ。そして多かれ少なかれ歴史的にイスラエルが実行してきたことである。

なお文中のKachとKahane Chaiはイスラエルのテロリスト・グループで、数多くのパレスチナ人を殺害してきた。1994年に起きたヘブロンのモスクで29名のパレスチナ人をマシンガンで殺害したゴールドシュタインはKachの関係者と言われる。また2002年に東エルサレムにある女学校と病院の爆破未遂事件でKachのメンバーが逮捕されたが、この事件の本当の首謀者は彼らと無関係の他のユダヤ・テロ組織だ、という説もある。いずれにせよイスラエル当局としては「反テロ戦争」を進めている以上、コントロールの効かない「民間テロ組織」の動きは抑えておかねばなるまい。またそうしないと、イスラエル最大の武器の一つである「ホロコースト」が使いづらくなるだろう。


●米国はジャボチンスキーが死去した地であるばかりでなく、イスラエルの外ではそのファシズムが最も強く浸透している土地なのだ。前回ご紹介したマイケル・レディーンにしてもそうだが、彼らは自分の正体を隠そうともしない。そしてこのユダヤ・ファシズムの流れが米国でネオコンと連結していることに何一つ不思議は無い。彼らはみな同根なのだ。

米国だけではない。エルンスト・ツンデルをドイツに強制連行させミシェル・チョスドウスキーを「ホロコースト否定」で告発したカナダのブナイ・ブリスは、ジャボチンスキー・メモリアル・イベントを毎年各地で行っている。
(参照)
http://www.bnaibrith.ca/article.php?id=590
http://www.jewishtribune.ca/tribune/jt-050811-07.html


●これをお読みの方の中で、すでに1948年に、イスラエルを「組織、方法、政治哲学そして社会的主張においてナチ党とファシスト党に極めて近い政党」が動かしていると警告する文書が作られ、アルバート・アインシュタインを含む大勢のユダヤの知識人たちがこれに署名していた、という事実をご存知の方がどれくらいいるだろうか。
(参照)
http://www.socialistviewpoint.org/sept_02/sept_02_1.html

不幸なことにイスラエルという国を作り実質的に運営し拡大させてきたのは、「社会主義者」ではなくファシストたちだったのである。以前に申し上げたように、レンニ・ブレンナーなどのユダヤ左翼知識人が持つ「ジャボチンスキーがムッソリーニという負け馬に賭けた」などという認識は、致命的に誤っているのだ。

イスラエルには、ジャボチンスキーが創設したベタールと彼の運動の延長であるリクード党、彼が創設に尽力したハガナーとイルグンの流れを汲むイスラエル国防軍のほかに、ジャボチンスキー基金、ジャボチンスキー研究所、ジャボチンスキー博物館などもあり、ヘルツルの丘には彼の墓がある。そして何よりもイスラエルという国家そのものが、このファシストの最大の遺産であろう。

現在イスラエルでは、ジャボチンスキーを「ファシスト」と呼んでムッソリーニやヒトラーとの関係を取り沙汰すことはタブーであるようだ。ブナイ・ブリスは彼のことを「修正主義者(レヴィジョニスト)」ではなく「シオニスト・ナショナリスト(Zionist nationalist)」と呼んでいる。イスラエルは紛れも無く、このユダヤ・ファシストを「開祖」として認知しているのである。


●今後は時間的な余裕が取れそうもなく、次回がいつになるか見当がつかないが、ジャボチンスキー最大の政治方針(そしてイスラエルの歴史を貫く政治方針)である「鉄の壁(The Iron Wall)」に関してまとめたいと思っている。

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