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シャロンに手向けの花:ジャボチンスキー著『鉄の壁(The Iron Wall:1923)』【全訳】
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 1 月 08 日 09:56:01: SO0fHq1bYvRzo
 

シャロンに手向けの花:ジャボチンスキー著『鉄の壁(The Iron Wall:1923)』【全訳】


これは事実上『ユダヤ・ファシズムの系譜』シリーズの続編ですが、せっかくあの殺人鬼のユダヤ・ファシスト、シャロンが地獄に堕ちるときですから、記念として、地獄で待っている彼の大先輩の文章の訳文を手向けておきましょう。

(参照)
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/411.html
ユダヤ・ファシズムの系譜(5)イスラエルの真の開祖、ウラジミール・ヒトラー
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/398.html
ユダヤ・ファシズムの系譜:ジャボチンスキーからシャロンまで(4)嘘で世界を操る野郎ども
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/393.html
ユダヤ・ファシズムの系譜:ジャボチンスキーからシャロンまで(3)『負け馬に賭けた』?
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/389.html
ユダヤ・ファシズムの系譜:ジャボチンスキーからシャロンまで(2)ゾンビどもの跳梁
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/380.html
ユダヤ・ファシズムの系譜:ジャボチンスキーからシャロンまで(1)ユダヤ・ファシスト、ウラジミール・ジャボチンスキー

なお、この翻訳文の原文はMideast Webからのものです。元々はロシア語で書かれたものですが、使用したテキストは南アフリカでユダヤ系の雑誌に載ったものを元にしているようです。ただ、歴史家のレニ・ブレンナーも同じ雑誌からの文章を使用したと思われるのですが、翻訳の違いからか、多少の相違点が見られます。(ブレンナーの「Iron Wall」に所蔵されている文章については、この翻訳文の最後にUrlを載せています。)


私からのコメントは、別にレスとして付けておきます。またもし訳が不適切だと思われる箇所を発見されたら、ご遠慮なくフォローをお願いします。この翻訳文(「試訳」と言った方が良いでしょう)は転載、引用などは自由とします。


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http://www.mideastweb.org/ironwall.htm

オリジナルはロシアで、1923年11月4日付“Rassvyet”誌に‘O Zheleznoi Stene’の題名で発表された。

1937年11月29日、金曜日

"The Jewish Herald"(南アフリカ)


『鉄の壁』

パレスチナの植民地化
現在はアラブ人との合意は不可能
シオニズムは前進しなければならない

ウラジミール・ジャボチンスキー著


最も重要な点から一つの記事を開始することが立派なルールではあるが、今回は私は序文から、そしてもっといえば、私個人についての導入部で、書き始める必要があると思う。

私はアラブ人の敵、パレスチナから彼らを追い出したがっている者、等々と目されている。それは正しくない。

感情面でいうと、私のアラブ人に対する態度は他の民族に対するそれ――丁重な無関心――と同様である。政治的には、私の態度は二つの原則によってはっきりとされる。第一に、私はパレスチナからアラブ人を追い出すことは全く不可能だと考える。パレスチナには二つの国が存在し続けるだろう。私にとってはユダヤ人が多数派になれば十分に良いものである。そして第2に、私はヘルシンキ計画――あらゆる国籍の者が同じ国家に住むための権利の計画――を掲げたことのあるグループに所属している。この計画を掲げることで、私は、ユダヤ人だけではなく世界中のあらゆる国民を心に留めた。そしてその基本は権利における平等である。

私は、我々自身と子孫たちに義務付ける次の事柄に対して誓いを立てたいと思う。我々は決して権利の平等という原則に反することをすべきではない。そして我々は決して誰をも排除すべきではない。これは私には極めて平和な信条であるように思える。

しかし、平和な目的が常に平和な手段で実現できるかどうかは、全く別の問題である。この問いに対する解答がアラブ人に対する我々の態度によるのではなく、全面的にアラブ人たちの我々とシオニズムに対する態度にかかっているのである。

それでは、以上の導入部に続いて、本題に進んでいこう。


[自発的な合意は不可能である]

我々自身とパレスチナのアラブ人との間の自発的な合意はありえない。現在も、予想される将来にも不可能である。私は強い確信を持ってこのことを言う。穏健なシオニストたちを傷つけるためではない。私はこの人たちが傷つくだろうとは信じない。盲目に生まれついた者たちを除いて彼らは、アラブの国からユダヤ人が多数を占める国に変えるようなことに対する、パレスチナのアラブ人たちの自発的な合意を得ることが完全に不可能であることは、ずっと以前から気が付いていた。

私の読者は他の国々における植民地化の歴史に関する一般的な認識を持っている。彼らは熟知しているあらゆる前例を考えており、そして、元々住んでいる者たちの合意を得て為された植民地化がただの一例でもあるのかどうか知っている、と私は言いたい。そのような前例は全く無いのだ。

原住民たちは、文明化されていようとそうでなかろうと、常に頑固に植民地化に抵抗してきた。彼らが文明化されていようが野蛮であろうが無関係に、である。

そしてそれは植民者たちの態度が礼儀正しいかどうかでは何の相違も現われなかった。コルテスやピサロの仲間たち、あるいは(数名が思いつくだろうが)ヨシュアに率いられた我々自身の先祖は、山賊のように行動したのだ。しかし北アメリカの最初の開拓者たちであるthe Pilgrim Fathersは高い道徳性を持っていた。彼らは誰をも傷つけたいとは思っていなかった。特に赤いインディアンたち全員に対してである。そして彼らはそこに白人たちとインディアンたちの両方にとって十分な空間があると誠実に信じていた。しかしながら原住民たちは、悪い植民者たちに対すると同様に、良い植民者たちに対しても強い怒りをもって戦ったのである。

あらゆる原住民は、文明化されていようがそうでなかろうが、自分たちの土地を自分の祖国であるとみなしている。自分たちが唯一の主人であり、永久にそこを支配し続けようと望んでいる。彼らは新しい主人だけではなく新しいパートナーや協力者すらも認めることを拒否するだろう。


[アラブ人たちは馬鹿ではない]

このことはアラブ人も同様である。我々の平和商売人どもは、アラブ人たちが、我々の真意を隠すことによって騙すことができるていどの馬鹿であるか、あるいは買収によって、文化的・経済的な優越と引き換えにパレスチナの先住権の要求を諦めるほどに堕落している、というように我々を説得しようとしている。

私はこのようなパレスチナ・アラブ人に対する認識を否定する。彼らは文化的に我々よりも500年遅れており、彼らは我々ほどの忍耐力も決意も持っていない。しかし彼らは我々と同じくらいに優れた心理学者であり、そして彼らの心は、我々同様に、何百年にもわたる精緻を極めた言語論争によって研ぎ澄まされてきた。我々は彼らに対して我々の目的の罪の無さについて好きなように言えるかもしれない。彼らを心地よくさせる甘い言葉で彼らを骨抜きにし懐柔しようとしながら。しかし彼らは我々が何を望んでいるのかを知っている。我々が彼らが何を望んでいないのかを知っているのと同様に、である。昔のアステカ族がメキシコに対して感じたように、そしてスー族がその大いなるプレーリーに対して感じたように、彼らは少なくとも同様の激しい愛着をパレスチナに感じている。

アラブ好きのユダヤ人たちがそうするように、ユダヤ人植民者が彼らにもたらす精神的そして物質的な利益と引き換えに、彼らが自発的にシオニズムの現実化に同意すると想像することは、子供じみた発想である。それは基本的にアラブ人に対するさげすみなのだ。彼らが買収され売られてしまうような、そして立派な鉄道設備と引き換えに先祖伝来の土地を喜んで手放すほどの堕落した集団であるようにみなすこと、それはアラブ民族を馬鹿にすることを意味する。


[あらゆる原住民は植民者に抵抗する]

このような信条は正当化できない。一部のアラブ人たちは賄賂を受け取るかもしれない。しかしそのことは、パレスチナのアラブ人たち全員がその固執する激しい民族愛――パプア人でさえも決して売ることがないもの――を売り飛ばすことを意味しない。世界中のあらゆる原住民たちは、植民地化の危険から逃れる希望がほんのわずかでもある限り、植民者に対して抵抗するものである。

それが現在パレスチナのアラブ人たちが行っていることであり、「パレスチナ」が「イスラエルの土地」に変化するのを防ぐことができるという希望の火花がたった一つでも残っている限り彼らが固持するであろうことなのだ。


[アラブ人の理解]

一部のユダヤ人たちは、総ての問題が誤解のために――アラブ人たちが我々を理解してこなかったために起こっていると、そしてそれこそ彼らが我々に抵抗する唯一の理由だと、我々に信じさせようとしてきた。つまり、もし我々の意図がいかに温和なものであるのかを彼らに明らかにできたならば彼らは即座に我々に友愛の手を広げるであろう、と。

この信条は全く根拠の無いものであり何度も何度も吹き飛ばされてきた。多くの例の中から一つだけ取り上げよう。2、3年前に、ソコロウ氏が定期的なパレスチナ訪問を行ったときだったが、かれはまさにその「誤解」の問題についての会議に出席した。彼は次のように明るく分かりやすく意見を表明した。もしも、ユダヤ人がアラブ人の所有物を騙し取るとか、彼らをこの国から追い出すとか、あるいは彼らを抑圧するだろう、などと思っているのなら、それは大変なまちがいである、と。我々は国際連盟の信託統治地域を維持するためにユダヤ人の政府を求めようなどとも思わない、と。

アラブ紙の一つ、「エル・カルメル」はこのときに社説で次のような要旨でこれに返答した。

シオニストたちはありもしないことで騒ぎ立てている。誤解など何も無い。シオニストの意図に関してソコロウ氏が語ることはほんとうである。しかしアラブ人たちはそんなことは彼が言わなくても知っている。もちろん、今シオニストたちがアラブ人を国外に追放したり抑圧したりすることなどと考えているはずはない。あるいはユダヤ人の政府を考えてなどはいない。極めて明らかななことには、彼らは現在ただひとつのことに関心を持っている。アラブ人たちはユダヤ人の移住を妨害すべきではない、ということだ。シオニストたちは、移民がパレスチナの経済的必要性に調和するよう厳格に調整されるとまで約束している。アラブ人たちはこれを疑っていない。それは自明の理だ。さもなければ移民などあるわけが無い。


[「誤解」などは無い]

このアラブの記者はパレスチナに非常に大きな人口を吸収する余地のあることを進んで認めている。それは一人のアラブ人を取り去ることもなくこの国に非常に多くのユダヤ人を受け入れる余地があることを意味している。シオニストが望んでいる唯一のことがあり、そしてそれはアラブ人が望まない唯一のことでもある。それは、ユダヤ人が次第に多数派になり、そして自動的にユダヤ人の政府がその後に続くこと、そして少数派のアラブ人たちがユダヤ人たちの善意に頼るような未来である。そしてユダヤ人自身が頑としてそれを指摘し続けているように、少数派の地位は良いものではない。したがって彼らには「誤解」など全く無いのだ。

シオニストは唯一つだけのことを望む。ユダヤ人の移民である。そしてこのユダヤ人の移民はアラブ人が望まないことなのである。

このアラブ人記者の姿勢の表明は非常に論理的で、非常に明らかで、疑う余地も無いものであるため、誰でもがこれを心に留めておくべきである。そしてアラブの問題に関する今からのあらゆる討論の基本となされるべきだ。我々の植民の目的を流布するにあたって、ヘルツルの言葉を使うかハーバート・サミュエル卿の言葉を使うのか、など全くどうでもよいことなのだ。

植民はそれ自身の説明をもたらす。可能な限りの唯一の説明は、総ての普通のユダヤ人にとっても総ての普通のアラブ人にとっても、白日のごとく明らかで他の選択の余地が無いものである。

植民は唯一つの目的を持つ。そしてそれはパレスチナのアラブ人たちが決して受け入れることのできない目的である。それは全く自然の理に属することであり、この場合に特有の性質において、それは変更することのできないものなのだ。


[鉄の壁]

パレスチナに対する返答として我々はパレスチナのアラブ人に対して何一つ適切な同意を与えることはできない。そしてそれゆえに、どのような自発的な合意もありえない。したがってそのような合意をシオニズムにとって不可欠な条件と考えるような人たちは「だめだ」と言ってシオニズムから撤退する方が良かろう。

シオニストの植民は、やめるのか、あるいは原住民のことなど考えずに進めるのか、のどちらかだ。それは次のことを意味する。原住民たちとは――鉄の壁の後ろの者たちとは――無関係なある権力の保護の元でのみ、植民は進行し発展させることができるのである。それは原住民たちが崩すことのできない壁である。

これが私のアラブ政策だ。我々はこうあるべきだ、というのではなく、現実はこうなのだ、我々がそれを認めるのかどうか、と言っているのだ。そうでないのなら、バルフォア宣言の何が必要なのか? 信託統治領の何が? 我々にとってそれらの価値は、もし原住民が我々の作業を妨げるようなことがあればそれが不可能だとわかるような統治と安全保障の状態を作り出すことを、外部の権力が今まで引き受けてきた【訳注:原文は”outside Power has undertaken to create ・・・”:Powerが大文字で始まる固有名詞で英国のことを指していると思われる】、ということなのだ。

そして我々全員は、例外無しに、この外部の権力がこの責任を熱烈にそして断固として果すように、来る日も来る日も要求している。

この点においては我々の「軍事主義者」と我々の「菜食主義者【訳注:平和主義者のことを指すと思われる】」との間に差異は無い。ただし、前者はその鉄の壁がユダヤ人によって作られることを望んでおり、後者はそれが英国人であるべきだということに満足している、という違いを除く。

我々全員は鉄の壁の存在を要求する。しかしながら、我々は「合意」について話をしながら、自分たち自身のことを甘やかし続けている。それは重要なことは鉄の壁ではなく討論であると信託統治政府に告げることを意味する。このような空虚なレトリックは危険なのだ。そしてこのことが、それを疑いそれがファナティックであり同時に不誠実であると示すことが喜びであるばかりでなく義務でもある、ということの理由なのである。


[シオニズムのモラルと正義]

二つの短い注釈をつけておく。

最初に、このような見方が非道徳的だと問題にする人がいるなら、私は次のように答えよう。それは正しくない。シオニズムが道徳的であり正義である、というのかまたは、それが非道徳的で不正義である、かのどちらかなのだ。しかしそれは、我々がシオニストになる前に解決しておくべきだった疑問なのである。実際には我々はその疑問を解決してしまった。そして確信している。

我々はシオニズムを道徳的であり正義であると主張する。そしてそれが道徳的であり正義であるがゆえに、正義は果されなければならない。ジョセフが、シモンが、イワンが、アクメットが、それに賛成しようがすまいが関係ない。

その他の道徳性など無いのである。


[究極の合意]

第二に、このことはパレスチナのアラブ人といかなる合意もありえない、ということを意味しない。アラブ人たちが我々を追い出すほんのわずかの希望でも持っていると感じる限り、彼らは親切な言葉やバターつきのパンと引き換えに彼らの希望を捨てることは拒否するだろう。なぜなら彼らが動物の群れではなく生きている人間だからだ。そしてそして生きている人間がそのような生々しい性質の事柄の中に存する場合には、もはや我々を取り除くいかなる希望もなくなるときにのみ、そうなるのである。なぜなら、その鉄の壁を破ることができないからだ。そのときまでは、彼らは過激派の指導者たちを放り出すことをしないだろう。その指導者たちのスローガンは「決して諦めない!」である。そしてその指導力は穏健派にも浸透するだろう。彼らは我々のところにやってきて、双方がお互いの譲歩に合意すべきだと提案するだろう。そのときに我々は彼らが誠実に現実的な質問、たとえばアラブ人の立ち退き保証やアラブ人のための平等な市民権やアラブの民族的な保全などを、討論できる期待が持てるかもしれない。

そしてそうなったならば、私は、我々ユダヤ人が彼らに満足のいく保証を与える用意があると認められることになるだろう。両民族が良い隣人としてお互いに平和に暮らすことができるように、である。

しかしそのような合意を得ることができる唯一の道は、鉄の壁である。それはいわば、いかなるアラブの圧力をも敵としないパレスチナにおける強力な権力なのだ。言い換えると、未来にある合意に達する唯一の方法は、現在においていかなる合意であろうともそれを見つけようとする考えを総て捨て去ることなのである。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは次の原文から引用した。
http://www.jabotinsky.org/Jaboworld/docs/Iron%20Wall.doc
(いくつかの表記および文法的な誤りは修正している。強調は原文どおり)

同様のテキストが次のサイトにある。
http://www.marxists.de/middleast/ironwall/ironwall.htm

【以上、翻訳、終り】

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