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貴重情報、感謝。アツモンはJAZを『無自覚なシオニスト』と言っていますね
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 1 月 13 日 20:30:22: SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: ギルアド・アツモン シオニストは「第三種ユダヤ人」「ユダヤ人優越主義者」 投稿者 はちまき伍長 日時 2006 年 1 月 13 日 11:10:37)

貴重情報、感謝。アツモンはJAZを『無自覚なシオニスト』と言っていますね。


アツモンの名前を私は「ジラッド」と書いていましたが、「ギルアド」だったんですか。ということは、「ナエイム・ジラディNaeim Giladi」も「ナエイム・ギラディ」が正解かもしれませんね。

私は同様にワイツマンを「チャイム・ワイツマン」と書いていましたがこれも「ヒャイム」「ハイム」の方が近いようです。原語の発音に近い表記を見つけるのはなかなか大変で、うっかりすると大汗をかきます。以前もイタリア人で「アニエリ」を「アグネリ」と書いてしまいました。


それはともかく、最初にご紹介のThe 3rd Category and the Palestinian Solidarity Movementでアツモンは次のようにJAZを批判しています。
「しかしながら、私はロウアンとは異なり、この『シオニズムと対決するユダヤ人』は純粋であると信じる。彼らは単純に、自分たちがシオニストであることを気付かないままシオニズムと闘っているのだ。彼らがワイツマン学派の最も純粋な追随者であることを自覚しないままで。」
But then, unlike Rowan I do believe that Jews Against Zionism are genuine. They simply fight Zionism without realising that they themselves are Zionists. Without realising that they are the most orthodox followers of Weizmann’s school.

彼らもやはり「第3種のユダヤ人」ということになります。私は以前に阿修羅で『シオニズムと対決するユダヤ人』を紹介しましたが、確かに、彼らはやはり彼らなりの「ユダヤ選民主義」を持ったままでシオニスト批判を行っています。

あるいはこの組織の中にシオニストのスパイが巧妙に紛れ込んで、宗教的な意味でシオニズムに反対させながら、一方で、最も現在的なシオニズムの現われである9・11と「対イスラム・テロ戦争」、あるいは世界の経済を牛耳るユダヤ人の役割を批判させないようにしている可能性は高いと思われます。

アツモンは次のようにはっきりと書いています。
「イラク人たちは、アメリカ軍をユダヤ派遣軍に変えようと決めたこれら第3種のユダヤ人の犠牲者である。イスラム世界は、ナタン・シャランスキーの民主主義思想を第3世界に対する米国の新しい聖書にするという、ある種のネオコン的第3種傾向にとってのテーマであると見なされるべきだ。」
The Iraqis, are better seen as the victims of the those 3rd category Jews who decided to transform the American army into a Jewish mission force. The Muslim world should be seen as a subject to some neo-conservative 3rd category tendency to make Nathan Sharansky’s Democratic ideology into the new American Bible for the 3rd world.

また次のようにも言います。
「実際に、シオニズムの活動にとって地理的な意味の中心は無い。シオニストの意思決定の中心がどこにあるのかを決めるのは難しい。エルサレムか? クネセットか、シャロンの内閣か、モサドか、あるいはひょっとして米国のADLオフィスなのか? ひょっとしてウォールストリートのどこかなのかもしれない。誰にも分からない。」
In fact, there is no geographical centre to the Zionist endeavor. It is hard to determine where the centre of Zionist decision making is. Is it in Jerusalem? In the Knesset, in Sharon’s cabinet, in the Mossad, or maybe in the ADL offices in America? It might as well be somewhere in Wall Street? Who knows?


アツモンと「同種」と思われるイズラエル・シャミールやミシェル・チョスドウスキーが持っているこのような視点は、宗教的な意味でシオニストに反対するユダヤ人たちにはありません。必然的に「ホロコースト」を疑うことはありえません。これはユダヤ人の「平和活動」を行うトニー・グリーンスタインにしても同様で、アツモンが彼らをまとめて『偽の友』ととらえるのも無理からぬことです。


ところで、もしアツモンが、日本で「平和活動」「左翼運動」などを行っている日本人を見たとしたら、どう思うでしょうね。まあ、結果は目に見えていますが。

ギルアド・アツモン、イズラエル・シャミール、ミシェル・チョスドウスキーなどが日本で紹介されないはずだ。日本にいる『偽の友』たちは正体を見破られる脅威を敏感に感じているのでしょう。

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