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よっぽど調査されたら困る事実があるらしい。「WTC崩壊」といっしょだね。
http://www.asyura2.com/0505/holocaust2/msg/690.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 2 月 18 日 21:07:16: SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: 進退窮まったポーランド政府、イランのホロコースト調査団受け入れ拒否 投稿者 はちまき伍長 日時 2006 年 2 月 18 日 08:59:11)

よっぽど調査されたら困る事実があるらしい。「WTC崩壊」といっしょだね。


本当に「ホロコーストで600万人のユダヤ人が殺された」と確信しているのなら、「どうぞ、どうぞ。ぜひ来ていくらでも調べてください。その代わり、『事実であった』ことが証明されたならば政治的な責任は取ってもらいますよ。」と対応するのが当然ですね。まあ、よほど調査されたら困ることでもあるのでしょう(笑)。


●いつもややこしい話ばかりで申し訳ないのですが、科学哲学の用語に「反証可能(falsifiable)」というものがあります。科学と非科学を分ける決定的な基準がこれです。

9・11WTC解体の真相を追究しているスティーブン・ジョーンズ教授は、自らの論文「実際になぜWTCビルディングは崩壊したのか」の冒頭で、次のように語ります。

《この仮説は、入手可能で実験可能なそして反証可能なデータによって示されるものである。しかしながらこれらのデータは米国政府によってなされたどの報告によっても分析されていない。》
http://www.physics.byu.edu/research/energy/htm7.html
Why Indeed Did the WTC Buildings Collapse?  by Steven E. Jones

この「反証可能(falsifiable)」とは20世紀の前半に科学哲学者カール・ポパーによって提唱された用語です。現代科学では常識となっていることですが、科学と非科学を分ける決定的なポイントは、「実証が可能であるかどうか」ではなく「反証が可能であるかどうか」という点なのです。

少々解りづらいかもしれませんが、次のようなサイトを参照してください。

http://www.genpaku.org/skepticj/science.html
Skeptic’s Dictionary日本語版
http://www.geocities.jp/enten_eller1120/post2/science.html
勝手に哲学史入門 第5章 科学とはなにか-1

これでも解りにくいかもしれませんね。へたをすると「要するにいい加減であれば良いのか」とトンチンカンな邪推をするような人も出てくるかもしれません。

たとえば、ニュートンの時代にはまだ観察や実験の手段が十分に発達しておらずその経験的な蓄積も少なかったわけです。しかし時が進むと新しい方法によってニュートンの説だけでは説明の付かない現象が発見され、つまり「反証」を受け、それは修正されて「古典力学」として完成されました。さらにその「古典力学」はアインシュタイン以降、さらに「反証」を受け、より包括的な理論の中で近似値として位置づけられるようになりました。

おそらく現在ある多くの科学理論も、より精度の高い観察や今までに発見できなかった事実の発見などによって「反証」を受け、修正あるいは乗り越えが行われるでしょう。このように、「反証」によってこそ科学は常にその新しいステージを準備していくのです。

逆の例を言うと、「生物進化は《知的計画》による創造である」と断じた場合、これによる「実証」は可能なのですね。「あれも証拠だ、これも証拠だ」と言ってしまえば良いのですから。ところが「知的計画」それ自体に対しての「反証」の手段と可能性は、「神の見えざる手」と同様に理論的に存在しえないのです。何が起こっても「これだ」と言ってしまえるわけですから。これは科学とは言えず、似非科学、あるいは宗教的狂信の部類に属するものです。(宗教についての価値判断はここでは行いませんが。)

またWTC「崩壊論」では、米国政府とお抱え太鼓持ちの「パンケーキ屋」が、マスコミとインターネット・サイトをフル活用して、起こった事実を無視することで「反証可能性」を封じ込めようとしています。これも本質的に科学ではなく、政治的デマゴギーの一種です。


●では「ホロコースト」はどうか。「実証」にせよ「反証」にせよ、あらゆる政治的・社会的・経済的な圧力を受けない状態でのみ可能なことです。政治的な強権による妨害、社会的な圧迫によって、その「反証可能性」が封じられるような状態は、おおよそ科学的な検討とは無縁の状態と言えます。ちょうどローマ教会が地動説に圧力をかけたブルーノやガリレオの時代のように。

ポーランドにはせっかくアウシュビッツやビルケナウの「強制収容所」という紛れも無い物証があるのですから、この物証を徹底的に科学的な調査をすれば、「有る無し」論争はそれで一辺に片付くでしょう。本当なら一番簡単な話だと思います。ポーランドはコペルニクスを産んだ偉大な国のはずですが。

現在存在するありとあらゆる政治的・社会的な圧力から科学者を解放し、たとえば、1945年以前のものであってそれ以降に手が加えられていないことが証明された「ガス室」の壁の部分から、チクロンの残留物がどれほど検出できるか、等々といった研究を、様々な立場と国籍を持つ数多くの科学者の自由な研究によって行えばよいだけです。本当に「あった」と確信するのなら、何一つ心配する必要は無いわけです。

なぜそうしないのかな? いっぺんでかたがついてそれ以降二度と、面倒な「有る無し」論争など無くなり、やれ「リヴィジョニストがどうだ」とか「陰謀論者がどうだ」とか言う必要が無くなるでしょうに。そうしたらユダヤ人たちの気持ちもイスラエルの立場もすっきりと落ち着くだろうに。

それをやらない、ということは、そんなことをしてもらったら困る連中がゴロゴロいる、つまりその連中は初めから「ホロコースト」が嘘だと知りながら「あった」と大嘘をついている、しかもその連中が世界の主要な政治、経済、情報などを牛耳っている連中と重なっており、政治的強権と社会・経済的な圧力で「反証可能性」を封じ込めて科学を拒否し、大嘘を付きとおす以外に利権と立場を守る方法を持たない、と考えるしか無いでしょうね。

現在の状態であれば、「ホロコースト」が悪質な政治的デマゴギーかプロパガンダである、といわれても、文句の言いようが無いでしょう。「ホロコーストがあった」と主張する人は少なくとも「科学」の名をその議論に使用すべきではありません。現状は科学とは無縁の世界です。この人たちがやっていることは宗教的狂信、政治的デマゴギー、プロパガンダと断定できます。

こんなことを言い出すと、また「それは別の問題だ」などと言い出す人が出るかもしれませんね。では何の問題かな? 信仰の問題かな?


「WTCパンケーキ」を主張する人と「ホロコースト」を主張する人が重なっている理由も、何となく読めてきますが。

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