★阿修羅♪ 現在地 HOME > 雑談専用13 > 276.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
日本の進べき方向性を考察する。 その2 まずは食料・資源を確保を考察すべし
http://www.asyura2.com/0505/idletalk13/msg/276.html
投稿者 考察者K 日時 2005 年 5 月 07 日 12:57:42: JjkI8nWTpj0po
 

(回答先: 日本の進べき方向性を考察する。 投稿者 考察者K 日時 2005 年 5 月 05 日 22:52:25)

 Kの基本的スタンスは前項でほとんど理解できるはずですので、その2では具体的な方策を示していきます。

 最初に重要なのは「食料・資源」の確保です。ここをぶち抜かない事には「本当の意味での自立国家」になるのは無理です。
 しかし、日本の国土からは、現実的に日本の人口を賄う食料の生産は不可能という試算もあり、結局は「グローバル化による世界市場の参入によって貿易によって食料の輸入に頼らなければ食っていけない」と誰もが考えるでしょう。では、どうすれば良いのか?
 食料を買うのではなく、食料の生産する場所を買えば良いのです。あるいは、資源を買うのではなく、資源の生産拠点を買うのです。
 これは、個別の企業では厳しい物があるかもしれません。だったら、国家プレジェクトとして国民の協力の上で行うのです。
 「マンションにおいて多額の家賃を支払い続けるより買った方が良い」という考察をする人はいるでしょうが、それと同じです。
 アメリカがグローバル市場への参入を迫るのですから、日本はアメリカの食料産業を買い取るのです。他国に「屋台骨までグローバル化」を迫るのですから、それがいけないとは言えないはずです。郵便局に集まった資金を有効活用して、銀行にも協力させ、大企業や労働団体にも協力を取り付け、国家総動員で「食料と資源の確保」を行い成功を収めれば、日本の経済的独立の環境ができあがります。

 次に進みます。
Kの様な事をほざいていると「ケインズ主義者」と思われる人も多いのでしょうが、Kはケインズ理論の良い点は取り入れようとも思いますが、古い時代遅れの考え方だとも思っています。「人間の価値観は常に変化しますので、19世紀の前半に確立された理論を現代にそのまま使用しても通用しない」のは当たり前です。事実、小渕内閣では「赤字国債を激増させた」のが、事実です。(ただし、もう少し長かったら、効果はあったかもしれません)
しかし、だからと言って過去に世界恐慌を悪化させた実績がある「市場のバランス感覚に期待する、全て民、と言う路線」を行う小泉政策が間違っている事は、かなりの高確率でしょう。行き着く所まで行けばバランス感覚によって何とかなる。と言うのはあまりにも楽観的すぎますし、民は「最終的には善」との前提に成り立っている考えです。

日本人(に限らないのかもしれませんが)は、何でもオールorナッシングとしたがる単純思考に自分を追い込む癖があるようです。社会主義が崩壊すれば「社会主義は全て悪」、ケインズ経済に失敗すれば「ケインズ理論は全て悪」とするデジタル思考は楽ですが、間違いでもあるのです。
人間はアナログ的に価値観や思想、行動が変わるのです。
Kの分析ですと現在のデフレは「心理デフレ」だと認識しています。「将来不安・雇用不安」による支出引き締めが主たる要因です。ただ、最近は労働価格(一般給与)が減ってきているのも事実です。企業が海外に低賃金労働者を求め、デフレ対抗もしくはグローバル化対抗として安売り競争に向かったためです。
このままでは、いずれ経済破綻が起こります。いずれにしてもデフレを何とかしなければ、適正税収が望めませんから、財政赤字は益々悪化し、ケインズ経済云々の前に経済対策すらできない状況にならざるおえない訳です。

「最終的には、国が面倒を見てくれるが、そうならない為に頑張ろう」という考えを庶民が持てる環境造りが大切なのです。
それを現在は「自分で何とかする以外に生き残るすべは無い」と「全てを国が何とかすべきだ」の二極化になってしまい。デジタル思考の罠に陥ってしまっている。とKは分析しています。結果は反ケインズ派とケインズ至上主義の綱引きとなり、平行線の主観の押し合いになってしまうわけです。

国が最低の生活を保障するが、それ以上は自己努力を制度として確立しなければならないのですが、そこが少数派になってしまい。両極端の勢力に奪い合いをされているのが、本当の問題点なのでしょうが、それをデジタル思考の馬鹿者たちによって進められているのです。

それを象徴しているのは二大政党制にしか行けない選挙制度です。ここは是正しなければなりません。中選挙区比例代表併立制あたりが妥当でしょうが、ここは練り込む必要があるでしょう。社会主義が陥った独自のグループの実質的独裁とか、個人崇拝に陥る事は絶対に許されません。政治は参加を希望する国民の自発的自由意志によって方向付けられなければいけません。棄権は自由ですが、別の人による投票依頼行為は行われてはいけません。また、個人の主義主張は多様化していますので、様々な党派が存在できる環境作りも大切です。
Kはインターネットを利用した。全国区、小(もしくは中)選挙区、比例代表併立制というのも有りと考えています。
家から投票は確実に投票しやすい環境です。
その上で、地域の候補者に投票します。その候補者が政党に加盟していれば、それは比例代表区の政党支持票に(候補者が地方区落選を条件)カウントします。ただし、地方などによっては支持政党から候補者が出ていない事がありますから、比例区として政党の投票もできます。その場合は地域票は候補者落選でも政党票にはカウントされません。
そして、全国区です。これは全国的に見て、是非頑張ってもらいたい議員へ一票投票できると同時に駄目な議員の一票を減らすどちらかとして効力を発揮します。
大分、大雑把で改良の余地は多いでしょうが、これによって議員は国民を無視した政治は行えないようになるはずです。また、地盤がない弱小政党でも全国票の協力で当選できる可能性もあるようになり、完全な無効票が減り、投票率増加と選挙への関心度も高まるはずです。

と、ここまでにしておきます。

 

 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ       HOME > 雑談専用13掲示板



  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。