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日本の進むべき方向性を考察する その3 提案型社会の実現を
http://www.asyura2.com/0505/idletalk13/msg/287.html
投稿者 考察者K 日時 2005 年 5 月 08 日 11:31:49: JjkI8nWTpj0po
 

 その3では、考え方を示しておき事にします。
Kは浅学非才のアホですので、とても、日本の進むべき方向の全てについて言及するのは不可能です。ですから、ここで「考え方」を示し、後はそれぞれの分野で専門知識を持っている人が「考えて提案」してくれる事を期待する事になるわけです。

 日本の知識人は大抵の場合「知識を持っている」だけです。何か困難な現象に突き当たると、過去の事象を「検索」し、それに当てはめ「対処」するのを習性としています。この「検索」の早さと広さを競い合うのが「知識人」のテーマとなって、知識を活かして新しい「提案」をする事が少ないのです。「知識自慢の思考停止者」によって日本の中枢は占められているのかもしれません。
 この辺は国際的な知能試験で「日本人は基礎学力はあるが、応用力には欠ける」という結果としても表れています。
 Kごとき浅学非才が阿修羅でなんか偉そうな事を書いている事実もそれを実証しています。本来でしたら、Kごとき輩はアッサリと論破されて「泣きながら退散」していなければならないのです。

 大きな問題点として改善しなければならない日本の制度は「提案」を受け入れる体制が無い事です。「思考停止した専門知識者」が話し合っても「過去の例に全く同じ事象が無い限り」何の(本当の意味で良い)提案もなされず、良くて「机上の空論」、実際には「過去の事象に無理に当てはめた試行的実験方法」しか出てこないのだろうとKは考えています。
 これは、Kの想像でしかないのですが、もし間違っているのなら、ここまで「不況が悪化してはいないはず」ですし小泉行政改革の「希望的観測による民間主導への期待」はありえません。繰り返していますが「小泉内閣の民間主導」は「過去に大恐慌を悪化させた時に否定されている手法であり原因」なのです。諸外国では全てではありませんが、既に失敗と判定して「国営」に戻し始めている国もありますし、問題点は多い政策である事も判明しているのです。

 思考停止の知識人は「井の中の蛙」を自認しもっと「現場の意見に耳を傾け」なければなりません。そうでなければ「本質的な問題解決には至らない」のだろうとKは思います。
 経済学は経済学です。経済を無理に数式で解こうとしている点に「最大の矛盾」がある訳です。一見同じように見える症状でも一つとして同じ症状はないのです。常にプラスアルファとして「進化してしまう『人間心理』」が常に違う対処法を求める訳です。
 実は、症状が表れ、一時的な対処をしたのにも関わらず悪化した場合、その時点で既に「新型インフルエンザ」なのです。その時点で過去に出来た免疫は役に立っていないのですから「過去に作られた処方箋」は全て通用しないと判断し「新しい処方箋」を提案しなければならないのです。

 その時には「過去の知識を蓄積しているだけの知識人」は役に立たないのでしょう。むしろ足を引っ張るだけの邪魔な存在となっている可能性すらあります。
 このように書くと多くの人は誤解しそうですが、専門知識を必要ないとしている訳ではありません。それは絶対に必要です。しかし、活かすには「現場の意見を良く聞き、正しい症状を判断し、新しい処方箋を作る」方向の考察できる事が条件となる訳です。
 保守派として反対票の一票になるだけの数合わせの専門的知識人ならば「ゴミ」以下でしかないでしょう。

 で、何が書きたいというのか?ですが、「提案」を受け入れる体制造りの重要さです。
日本の専門家は「自分より知識のない者の意見を聞く気がありません」
これは「自分に自信がないから」と言う要素もあります。アンケートだと日本人は世界一「自分に自信が無く、将来に夢もない」という結果もあるそうですが、素人と論戦して論破されたりしたら「立つ瀬も無いし、おまんまの食い上げ」になる可能性もありますので「積極的に庶民レベルの議論」に出てこないのは理解もできますが、これでは正確な症状の分析も出来ない事になります。
 この辺は「負けたら終わり、と言う競争社会の弊害」かもしれません「勝ち続ける」か「負けて脱落」の二者択一のデジタル思考の罠です。「負けて一回り大きく成長する」事も考察するべきでしょうが、なかなかそうも行かないのでしょう。
「肩書き盲目的尊重」と「恥の盲目的否定」という「憑き物」もあるようです。
差別を否定しながら「(専門家以外の人への)差別意識の塊」でもある訳です。

 もう一つの要素として「素人は専門家に任せてしまう」し「専門家も憑き物付きの素人の相手をするほど暇じゃない」という面もあります。多くの庶民はすべて「政府に丸投げ」で社会環境問題など考えません。「酒でも飲んで野球でも見ていた方がつまらない政治の話するよりも100倍楽」だと考えていますので、アンケートすら迷惑と考えます。
 これは逆に「専門家」にすれば、情報分析したいと思っても「(現場は)協力的で無いし、無理に聞き出そうとすると、愚痴の嵐に出会うだけ」となり、時間の無駄と判断され「俺だって最初は努力したが拒否したのは現場」と情報の正確な把握をせずに引きこもって「思考停止の知識人同士で机上の空論」する事になってしまう訳です。
 これは「民間市場に努力義務を押し付けながら」自らは「楽な仲間内での議論」に甘んじると言う事です。

 まあ、状況分析はKがやり出すと途轍もない長文になる可能性も高いので、この辺にしておきますが、上記の考察がある程度でも正しいとしたら、改善をしなければなりません。
ここで重要なのは「専門家や政府」は「(庶民との)対話を嫌っている」事です。ですから、過去まともな「説明責任」が果たされた事もない訳です。

 インターネットでは「阿修羅掲示板」とか「2ch」という議論の場も提供されていますし、個人レベルの政治家には参加したりROMしている人もいるかもしれませんが、その中には「提案」とか「現場の本音」が玉石混合状態で掲示されています。
 これは、有効に活用すべきです。
 本来は、政府が「提案の受け入れるための掲示板」を設置運営するべきかもしれませんが、IPよりの個人の特定とかの絡みもありますので、自由な意見交換を進める為には「当面は庶民主導」で進めるべきかもしれませんが「政府を引き込む」方向で考察しなければならない時に来ている気がします。

 何としても庶民の(我が儘でない)「提案」については政府に「検討」させるシステムの構築をしなければなりません。実際の政策を出来るのは政府だけです。
 市民レベルでは「画期的なアイデア」が埋もれている可能性もありますし、「アホの愚痴以外の何ものでも、無知の戯言」かもしれませんが、それをより分け、活かせる物は活かせる方向に向かわないと「思考停止の知識人」という「学歴を得るために燃え尽きてしまった燃えカス」という官僚が「無理に過去の例に習った症状に当てはめて政策を作成し進める事」になってしまうのです。

 ここに一定のチェック監査機能を付ける考察が重要です。金融庁の爬虫類的デジタル思考が「避けられるかもしれない悲劇」を引き起こしています。
 これは「国家存続のための涙を飲んだ上必要悪」なのか「人間性を無視した冷血動物による自己責任の指摘」なのかは、議論の分かれるところでしょうが、もし「何らかの方法で避けられる悲劇」だとすれば、その考察が必要だとKは思います。政府レベルの思考停止者でその方法が無くても、一億からの日本国民がいるのですから「画期的なアイデア」はある可能性もあるでしょう。

 Kは「提案の出来る社会環境」が重要だと思っています。
具体的方法は流動的ですが、全ての政党や思想・宗教団体は「掲示板」等の「提案」を受け入れる窓の設置を義務づけられるべきであり、それは、それに書き込む事によって「書き込んだ個人に何のリスク」も負わされない事が条件でなければならないでしょう(ただし、アラシとかハッカー等の犯罪行為には厳しい対処も必要)。
 そう言った意味では「メール」でご意見受付では不十分です。議論は公開され、次なる提案者の糧にされなければ進化は望めないのです。波及効果が更なる優れた考察を引き出すわけです。

 更にそれらの「提案受付窓口」は総合的に統合され、相互的に意見の参考が可能で、民間レベルの阿修羅等の掲示板との併合もされていかなければならないでしょう。

 日本では、最終的な資源は「人材のみ」しかないとも言えます。そこを有効活用していく方向に向かわないで、「(自己診断における)知識人だけに判断を任せる」のが、現在の大きな問題点だろう。とKは考えています。
 
 そこを変えていく方向に向かわなければなりません。今この文章を読んで下さっている人が「その環境作りの核」となって下さる事を期待する次第です。

ps:その4があるかは、現在流動的です。

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