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茶髪のひとがたくさんいるけどなぜあんな色に染めるの？
と、子供に聞かれました。
どうしてでしょう。その時は答えられなかったのですが、後で考えてみると、おそらく白人にあこがれているからではないか、という気がしてきました。
茶色や金色の髪を持ってるのは白人だけでしょう。
黄色人種も黒人も黒髪です。極地に近いほど薄い色（金髪とか）になるらしいですね。メラニン色素の作用。赤道に近い方が紫外線が強いのでそれから皮膚を保護するために濃くなるという話です。
もし人種と関係ないのなら緑に染めたりピンクに染めたりしてもいいんでしょうが、しかしあんまりいませんよね。ロッカーなんかを除いては。
なにしろ明治よりこのかた、白人コンプレックスがあるようで。岸田秀さんなんかは、黒船以来対米コンプレックスがある、とおっしゃってるようですが（中公文庫『ものぐさ精神分析』など）。鹿鳴館外交みたいな卑屈な外交をやっていた、と。白人コンプレックスだけど、中でも対米コンプレックスだと。
鹿鳴館外交→（裏返し）→鬼畜米英→（裏返し）→アメリカ万歳
つまり日本は精神分裂で、内的自己と外的自己が交互に表れる。
今はアメリカ万歳で、アメリカ合衆国の主流は当然ながら白人で、その白人とせめて体の一部だけでも同じになりたい、ということでしょう。
モーニング娘。とかその他、歌詞の中に英語がいっぱいあったりする。あんたら誰のために歌ってんの？日本人に聞かせるためでしょ？といいたいが、その日本人は英語がかっこいいと思ってるようで、それなら仕方ないということになりますが。戦争中の鬼畜米英時代にはたとえば野球などでもアウトとかセーフとかの言葉は敵性語とかいって禁止したそうで、今と正反対。
で、そういうアメリカ万歳といってる人たち（ネットウヨとか自民党の政治家とかが代表ですね）がアジアの御近所さんには居丈高なことを言ってる。これはわかりますね。上司に卑屈な係長が部下に対して尊大であったりするのと一緒。精神のバランスを取っている。卑屈ばかりではストレスがたまる一方なのでガス抜きとしての尊大。上の方に書いたような時間的に裏返って交互に出てくるものが、空間的には同時に出てきてるのかな。
対米卑屈外交がなくならない限りアジアの国とも対等に付き合えないみたいな気がします。
というのは余計なことですが。
ともかく日本人の髪は黒くあってほしいと思うんですけど。「みどりの黒髪」とか「髪は烏の濡れ羽色」なんていいことばだと思うんですけどね。無理でしょうか。
注：広辞苑によると、
「みどりのくろかみ」つやのある美しい黒髪。
「みどり」（ミドが語幹で、「瑞々し」のミヅと関係があるか）①草木の新芽。初夏の若葉。
「みどりご」新芽のように若々しい児。
「みどりのおばさん」というのは関係ないか。失礼しました。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。