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いずれにしても自民党の衰退は免れないだろう
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投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 8 月 20 日 13:45:38: Lif1sDmyA6Ww.
 

 「刺客騒動」が頂点に達している中で、自民党は反対派議員に対してついに離党をちらつかせ、場合によっては除名も辞さない構えを見せている。
 
 私としては、さすがの小泉首相率いる自民党もそこまではしないのではと思っていたが見事にその予想は外れた。もはや私の想像をはるかに超える「戦術」で選挙をやり抜こうとしているのがうかがえる。今後も想像すら出来なかった戦術・事態が訪れることだろう。
 
 そもそも衆院の解散以来、私の想像を超える形で小泉首相はありとあらゆる手を尽くして反対派議員を潰しにかかってきた。正直なところ「そこまでするか」というのが感想である。小泉首相はもはや「変人」ではなく「狂人」ではないか。
 
 何故ならメディアを使った戦略はお手のものといったところであるが、私はもっと深刻なものがあると思う。
 
 それは先に書いた反対派を「離党勧告」によって完全に党内から排除しようとするものである。今まで小泉氏の手法に対して「独裁的」といわれたこともあった。もちろんそのような要素もあったが、そう言っている人は「宣伝のための批判」で言っている人もいたのではなかろうか。
 
 しかし今回は「本当に独裁」である。今までの小泉氏のやってきたことの比ではない。
 
 よく政治家に対する批判として「ヒトラー」となぞらえる人もいるが、おそらく歴代首相の中でも小泉首相は最もこれに近い人物ではないだろうか。
 
 「メディアを効果的に使った宣伝」「反対派つぶし」「『感動した!』『改革』『自民党をぶっ壊す』『郵政民営化』『備えあれば憂いなし』などの中身の無い単語を連発」これらを見るとヒトラーより劣るものの、近年まれに見る「ヒトラー似」の首相ではないかと思う。
 
 自民党議員をはじめとする自民党員はこの事態をどう見据えているのだろうか。今回は思想信条を別にしてこのような独断で物事を進めていく総裁を解任・罷免・除名の手続きをとるべきではないだろうか。
 
 さもなくば、小泉自公政権が続投する事態になった場合、その後誰が止めることが出来るのか。自民党内ではもはや代表的な「諌め役」はいなくなってしまっている。中曽根、宮沢、野中、亀井などの各氏……派閥などで意見の分かれるところであるものの、小泉政権の「暴走」を曲がりなりにも止めようとしてきた人たちだった。その人たちが「出馬辞退要請」と言う名の事実上の排除を行ったり、あるいは自主的に引退をしたり、離党して新党を作った人は今まさにニュースになっている。
 
 「刺客」候補者と言えば全員郵政民営化賛成である。賛成であるにしても自分で考える人がいるかと思えば、見たところ全員「イエスマン」であるといっていい。もしも現政権が続投した場合、その後の国会運営は実にやりやすくなることだろう。
 
 自民党にとって、反対派議員の排除は小泉首相にとっては安泰かもしれない。しかし自民党を長期的に見た場合、大きな損失を招くことだろう。亀井、綿貫両氏などのベテラン議員を一気に失うのだから。

 結果、自民党は今回の選挙を契機に政権の続投か下野かを問わずに決定的な衰退を招くことだろう。

 

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