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男も 女も
大人も 子供も
若者も 年寄りも
都会の人も 田舎の人も
日本人も 外国人も
フリーターも 正社員も
両親そろう子も シングルマザーの子も
みんなが幸せになればいい
自分だけ幸せになる 誰かを不幸にしたまま
そんな幸せは 長く続かない
なぜなら私たちは 関係しあうからだ
怨念が蓄積されれば いずれ暴力として噴き出す
暴力が溢れる社会を 自分だけが幸せに生きられるのか
幸せな者は不幸な者より 他人に好意を示せるだろう
他人の好意を当てにせず 自分だけで幸せに生きられるのか
他人の幸せと不幸は いつか自分に跳ね返る
他人が不幸で 自分だけが幸せ
そんな幸せは 長く続かない
みんなを幸せにしたい
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
・・政党のCFと言うからには、誰が聴いても違和感がないってことだろうな。
では、これを聴いて頭が痛くなる俺は、相当へそ曲がりってことになるのかな？
誰もが幸せになれる社会ってのは結構なんだが、人は何かに依存をしていたら幸せにならない。
社会が我々を幸せにしてくれる訳もなく、我々は主体的に幸せを求め、掴むことができる存在だ。
「幸せにしてもらおう」と考える人は、幸せにはならないのだ。
＞自分だけ幸せになる 誰かを不幸にしたまま
＞そんな幸せは 長く続かない
＞なぜなら私たちは 関係しあうからだ
自分が幸せになることと、誰かが不幸であることは、相関関係がない。
（俺は搾取のことを言っておるのではない。）
むしろ俺は、このフレーズから、「お前だけ幸せにしてなるものか！」という｢関係性の罠｣を感じるし、また「自分が幸せになること」に罪悪感を抱かせようという悪意すらも感じる。
もちろん、「他人の犠牲の上に構築する、自らの幸福」などというものが肯定できる筈もないし、｢みんな一緒に幸せになるべき｣だと俺は思うが、なぜここで「自分の幸せ」と「他人の不幸」を結びつけるのだろうか？
人は自らの責任において、幸せになるのではないのか？
＞①幸せな者は不幸な者より 他人に好意を示せるだろう
＞②他人の好意を当てにせず 自分だけで幸せに生きられるのか
①と②に、相関関係はない。
①はまさにその通りだが、どうして次に②が来るのか？
人様の好意とは、当てにするものなのだろうか？
人様の行為を当てにして生きる人生とは、どんな人生なのだろうか？
「訴えたい意味」は万人が理解する意味においてはわかるのだが、日本人がこの歌に何らの違和感も抱かないとしたら、やはり俺は怖い。
自らが幸せになることに、罪悪感を抱いてはいけない。
「幸せな人」は、「他人の痛み」がわかるだろう。
わからないというのなら、その人は幸せではないのだ。
＞他人が不幸で 自分だけが幸せ
＞そんな幸せは 長く続かない
誰に言っているのだろうか？
みんなそれぞれに、自分の幸せを追い求めているのではないか？
世界人類全体の不幸を、俺一人に背負わせるつもりなのか？
この歌は、怖い。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。