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植草一秀氏を逮捕した神奈川県警は公務員職権乱用罪だ 小泉ヒトラー政権は竹中大臣のライバルを冤罪で葬り去った
http://www.asyura2.com/0505/nihon17/msg/334.html
投稿者 TORA 日時 2005 年 8 月 22 日 13:19:21: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu101.htm
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植草一秀氏を逮捕した神奈川県警は公務員職権乱用罪だ
小泉ヒトラー政権は竹中大臣のライバルを冤罪で葬り去った

2005年8月22日 月曜日

◆平成16年8月30日付冒頭陳述の要旨(プレス用) 植草一秀冤罪事件メモ
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050810/p1

第1:当日の行動

神奈川県警鉄道警察隊の警察官2名が被告人の行動が不審だと思い込んだことがこの事件の端緒となった。警察官らは、当初より被告人が盗撮をしようとしている不審者だという強い思い込みを持ち、その誤った思い込みに基づき、本来の職責や管轄を忘れて執拗に被告人を追尾したが、犯行現場を目撃できないことに強い焦燥感を抱くとともに、どうしても検挙したいという意地と執念を燃やした挙句、被告人を誤認逮捕するに至ったものに他ならない。しかし、当日の被告人の行動は、同じ状況に置かれれば誰しもが行なう普通の行動にすぎず、盗撮をしようとする不審者の行動とはかけ離れたものであり、何ら不審なところもなく、公訴事実にあるような行為も行なわれていない。

(略)

2:横浜駅ビル「シァル」内での行動

(5) 午後2時10分頃、被告人は、駅ビルの上りエスカレーターに乗り5階の書店に向かった。その途中で、鉄道警察隊の私服の警察官から盗撮をしようとする不審者と思い込まれて追尾されたが、被告人はこの警察官から追われていることにすぐ気が付き、逆に彼らを不審者と思い込み、書店まで追って来たことから、何か言いがかりをつけられるのではないかという不安感と不快感を抱き、横浜で本を買うことをやめてその書店を出た。1階へ下りてコインロッカーから荷物を出し、そのままJR横浜駅に向かった。

(略)

3:横浜駅構内における行動

(3) 以上のように、2時15分頃に改札口を入場してから2時22分発の京浜東北線に乗るまで、わずか7分間のあいだ、少しでも早く東京へ戻ろうと、発車時刻の掲示板を見ながら横須賀線、東海道線、京浜東北線のホームを渡り歩くようにして移動しただけである。

その途中で、不審な男性に思えた私服の警察官を再び発見し、階段下の目立たない場所で列車到着を待っていただけである。

このときの被告人の動作が不審だったと警察官は言うが、もしも、ミニスカート着用の女性を対象に盗撮目的で物色したり盗撮を試みようとしていたのであれば、いろいろなホームを不規則に行ったり来たりするはずである。何よりも重要なことは、私服の警察官に追尾されていることを知っていたことである。盗撮するような着であれば、誰かに追尾され監視されている状況下で盗撮を試みようなどとするわけがない。

(略)

6:エスカレーター上での行動

(2) 被告人は、アタッシュケースをステップに置くと、左手で、ズボンの左ポケットからハンカチを出して握り、その上に右手を組み、臍の前辺りに両手を組む形で直立していた。被告人はこのとき鏡を取り出していない。

(3) 被告人が乗った上りエスカレーター上では、被告人も含めて乗客はステップの左側へ一列に並んで立ち、右側1列が追い越し用に空けられていた。

その右側に対面する下りエスカレーターとの間に視界を遮る障碍物はないので、下りエスカレーター上の乗客からは、被告人の全身の様子が丸見えになるような開放的な構造になっていた。

しかもエスカレーター上はひっきりなしに通行人が上下するような状況にあり、被告人は多数の通行人からの視線を感じていたところ、下りエスカレーターで下りてきた2人の中年女性と目が合ったので、被告人は眼で会釈をした。

7:逮捕されたときの状況

(1) このエスカレーターが、あと4、5段残すところまで上ったとき、右後方から私服の警察官がドタドタと駆け上がってきて、スーツの右肘の後方の生地を軽くつまんだ。直ちに「何をするんですか」と言ったところ、警察官は、エスカレーターを降りると被告人を左方向に連れてゆきながら、警察手帳らしきものを提示し「警察だ」と言った。さらに、状況を理解できないまま「何をするのですか。 何にもしていません」と言ったが、その警察官は「横浜からずっとついてきているんだ」と言うので、被告人が「何もしていませんよ」と言ったところ被告人のズボンの左ポケットを指して「ポケットの中の物を出せ」と命じた。

(2) そこで、左ポケットから、最初にハンカチを、次に鏡を順次出して志賀巡査に渡したところ、その警察官は「手鏡」と驚いたような声を出すと、何か慌てるような態度で、さらに「携帯電話を出せ」と命じた。

そこで被告人はその場にしやがんでアタッシュケースを床に倒して置いて開け、携帯電話を出して警察官に渡したところ、警察官は自分で携帯電話を操作して画像を見ながら「これは何だ」と質問したので、被告人は「これは知り合いに撮らせてもらったものです。違法なものはありません」と答えた。しかし、その後、被告人は交番へ連れて行かれた後、高輪警察署へ連れて行かれた。

第2:取調の問題点

1:被告人の捜査段階における調書作成の経緯

(1) 被告人は、志賀巡査に逮捕され、品川駅前の交番へ連行され、直ちに高輪警察署へ連行されたが、この間、容疑を認める発言は一切していないし弁解を述べる機会も与えられていない。逮捕すると言われたこともない。

(2) 高輪警察署では、まず簡単な取調べが行なわれ弁解録取書が作成されたが、このとき作成された弁解録取書は全く読み聞かせもされないまま、他の供述調書と共に、警察官から言われるままに署名指印をさせられた。

(3) 続いて高輪警察署の別の警察官による取調べが行われたが、黙秘権の告知を受けていない。このときも、全面的に否認する供述をしたところ、その警察官から次のような説明を延々と受け、容疑を認めるよう強く説得された。

一 現認逮挿だから否認しても絶対に無理である。

二 認めれば略式起訴で罰金を払って全部終わるし、マスコミへ公表されない。

三 逆に、否認すれば長期拘留になるしマスコミへ公表するから、テレビの仕事を今まで通りに続けることはできなくなる。

四 今日(木曜日)の午後5時までに調書作成が終われば、明日、区検に行ってその日の夜には釈放される。しかし調書作成が終了しないと検察庁へ行くのが土曜日になる、土曜日は担当検事ではなく日直検事だから処理が長引き、確実に長期拘留になり公表されることになる。

(4) このような説得を受けても被告人は暫く否認.主張を続けたが、警察官は同じ説得を繰り返すばかりで供述録取書を作成しようとしないため、執拗な説得により極度の精神的混乱状態に陥り、「では、どうしたら良いのですか。」と尋ねたところ、警察官は「実際にのぞいてはいないが、のぞこうとしたと言えばいい」と言い、それでも抵抗を覚え躊躇する被告人に対して警察官はさらに執拗な説得を続けた。

このときの被告人の心情は次のようなものであった。

一 否認すればマスコミに公表されてしまい、その場合には取り返しようのない打撃を受け、社会的な信用を失うだけではなく、すべての仕事も名誉も失ったうえ、家族や親族も含めていろいろと報道されることになる。

二 仕事のスケジュールが詰まっているため、長期拘留になっただけで大変な混乱となり、多数の関係者に多大の迷惑と損害をかけることになる。

三 否認しても絶対にひっくり返らないと言われたので、否認しても不利益を被るばかりだと思い込んだ。

このように、わずか1時間に満たない猶予だと時間を区切られて調書作成の完了を迫られたこと、認めれば翌日釈放されると持ちかけられたこと、なによりも否認すれば長期拘留されマスコミへ公表すると脅かされたことなどから被告人は他に選択の余地がないと思い込み、「それでは、その方向で調書を作ってください」と言ってしまった。

すると、警察官は机上のノートパソコンへせっせと入力を始めた。被告人からはパソコンの画面も見えず何を入力しているのかも判らないまま、時おり質問を受けて答えることはあったが、黙々と入力を続けた。品川駅での状況説明をしている際中に、突然取調べをしていた警察官が立ち上がり調書作成の打ち切りを宣言した。直ちに印字された調書が被告人の面前に置かれ、記載内容を確認することもなく警察官に言われるままに署名指印をさせられ、それに引き続き前述した弁解録取事にも内容を確認しないまま署名指印をさせられた。

このようにして作成された調書の内容は、警察官の強引な利益誘導に基づく内容虚偽のものである。

(5) 調書作成の終了後、被告人は自らの携帯電話の使用を許され、知り合いの弁護士へ電話連絡を始めると、傍らにいた警察官は「刑事専門の弁護士にしろ」とか「検察に話を通せる弁護士にしなければいけないj 等と口をはさみ、電話連絡がついた弁護士とやり取りをした。そのやり取りで鋭得した弁護士から、警察の話しに合わせておくようにという指示を受けた。このように、被告人の弁護人選任権は実質上妨害され、警察官主導の下に取調が進められた。

(6) 被告人はその晩一睡もできず、翌朝から開始された取調べにおいても、黙秘権の告知は受けてなかった。前日と同様、取調室には被告人と担当警察官の2名のみで、机を挟んで対面で座った警察官がノート型パソコンに黙々と入力していった。調書作成中に何度か意見を述べようとすると、警察官から黙っているようにと遮られたまま調書が作成された。最後に警察官は「これなら大丈夫だ」と述べ前日と同様に調書の読み聞かせもないまま、印字されたばかりの調書に署名指印をさせられた。警察官の説明によれば、このとき作成された調書には「実際にのぞいてはいないが、のぞこうとした」と記載されているはずだった。

2:調書作成後の経緯

(1) 翌4月10日(土曜日)、被告人は区検察庁において検察官から被疑事実を読み上げられたところ、「品川駅エスカレーターにおいてスカートの中を手鏡でのぞき見した」との言葉を聞かされ、前日に警察官から指示されていた内容と明らかに表現が違うので「のぞこうとしたけれどものぞいてはいません」と述べた。

このとき、警察官との打ち合わせどおりに供述したつもりでいた。

(2) ところが釈放されないまま翌4月11日(日曜日)になり、東京地方裁判所において勾留質問を受け、警察官からすっかり騙されていたことに気付いた。そこで、拘留質問をする裁判官に対し、不当逮捕であり、のぞこうとしてもいないし、のぞいてもいないことを説明した。併せて、品川駅の防犯カメラを確認してもらいたい旨を強く要求した。

(3) このように被告人が全面的に否認したところ、翌4月12日(月曜日)警察官が約束していたとおり、新聞やテレビ等に一斉に報道された。翌4月13日より別の弁護士を正式な弁護人として選任し、被告人は現在に至るまで一貫して公訴事実を全面的に否認する供述を続けている。

(4) それ以降、高輪警察署における取り調べ方法も急遽変更され、取り調べ担当が別の警察職員に交替し、黙秘権の告知を受け、取調室には必ず2名の警察職員が在室し、調書の読み聞かせも必ず実施されるようになった。

◆◆◆
植草氏が有罪か無罪かは裁判所の専権事項であり私が判断するべきことではないですが、植草氏の説明は「自供した」との警察・検察の認識に誤りがあることを推定させるものです。

仮に、植草氏の言論をつぶそうと考えた公権力者が自らの利益のために警察に手をまわして植草氏を罪に陥れたのだとすれば、当該司法関係者(検察・勾留を認めた裁判官を含む)だけではなく、そうさせた公権力者は国民のために使うことが求められている公権力を私物化したことになります。

有罪無罪の結論についてはともかく、警察が捜査の過程で無理な自白を引き出すために虚偽を用いて不当な尋問をくり返し、検察が事実確認をせずに自白のみを根拠に起訴し、裁判官が勾留を認めたことについては疑問を感じます。


◆第19回 日本経済復活の会 開催報告 平成16年12月10日
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050810/p1

はテレビでしか植草氏の話すところを知らなかったが、今回、講演を拝聴して、実に見事な内容に感銘を受けた。特に数字と論理に全く間違いがないばかりでなく、何を財務省や御用学者が隠したがっているのか、議論をどちらに誘導しようとしているのか、すべてお見通しなのである。講演を聴きながら、これでは事件をでっち上げてでも、影響力を殺ぐことを実行するのも無理はないと不遜にも納得してしまった。

今日でも増税しか解決策はないと主張する財務省とその御用学者達、および、「はげたか」とその後ろにいる者達が、植草氏の何を危険と感じたのか、私の推理では、3.「日本経済混迷長期化の真相」というグラフがその一つだろうと思う。グラフでは財政出動したときには、かならず景気は上昇し、国税収入が増加している。そして増税したときは、必ず景気は悪化しているのが明瞭に把握できる。このグラフを示されては、反論できまい。この事実を提示されては、御用学者の嘘がいっぺんにばれてしまう。しかしながら、講演と質疑応答を1時間30分聞にわたって拝聴し続けて、この植草氏の実力に怖れを抱いてしまった。このような逸材が理路整然と財政出動が景気回復に必要であると主張し続け、罠を仕掛けて論点をずらそうと画策しても見破られては、構造改革派やマネタリスト、増税派や新古典派の御用学者、はげたか金融業者が殺意を抱いても不思議ではない。今回のえん罪事件によって、植草氏は、とても深刻な悪影響を被ったと思われるが、それでも、私は、それだけで済んだのが不幸中の幸いであると感じられた。このようなでっち上げ事件では、矛盾点をついて行けばいい。第一に尾行した二名の警察官は、植草氏の顔も知らないような知的水準だったのか。第二に、植草氏が尾行に感づいていたと思わなかったのか。裁判中である故、あまり多くを語るわけにはいかないだろうと思うが、二名の警察官に公務員職権乱用罪が適用できるだろう。その場合に、この二名だけの単独犯ということはなく、背後に指示をした共同正犯が潜んでいると考えるのが当然である。いずれにせよ証拠もなく逮捕して、公判を維持できるとはとても思われない。

(私のコメント)
小泉首相のヒトラー的政治手法は、どうしてもゲシュタポによる秘密警察的な手法がセットになっていることが多い。その点で植草氏が逮捕された事件は、ネットで調べてみると数々の不審な点が浮かんでくる。事件があった当時も何度か触れましたが、マスコミで詳しく報道した記事は見当たらない。ネットで公開された冒頭陳述を読んでみると神奈川県警がかなり強引な捜査をしていることが分かる。

まず第一に神奈川県警はなぜ植草氏を尾行したかについての説明が納得がいかない。重要犯罪の容疑者でもないのになぜ尾行したのだろうか。最初から軽犯罪でも逮捕して植草氏の社会的地位を抹殺する事が最初からあったのではないかとしか思えない。さらに逮捕した時も現行犯逮捕ではなく、手鏡もポケットの中で手に持っていない状況だった。

犯行現場は対向しているエスカレーターもあり手鏡で覗き込む事をすれば対向者から丸見えでいっぺんにばれてしまう場所だ。覗き込んでいるところを目撃した人もいない。防犯ビデオで録画されている場所でもあるのですが、それを見れば植草氏が無罪である事がわかるはずですが警察は調べようともしなかった。

新聞報道では現行犯逮捕とだけ書いてあるので信じてしまうのですが、手鏡はポケットの中にあった。警察官はさらに携帯電話を出せといったがアタッシュケースの中の携帯では盗み撮りも不可能だ。だから警察官は植草氏が手鏡で覗き込んだのではなく携帯で隠し撮りと思っていたことがわかる。しかしその携帯からも犯行を証明する画像はなかった。

これでは明らかに現行犯逮捕ではなく誤認逮捕になる。そこで警察官は高輪警察署で強引に犯行を認めさせる調書をつくり確認もないまま署名指印させられた。物的な証拠が出なかったのだから本人の供述がなければ犯罪は成立しないから警察は強引に認めさせようとした。それでも植草氏は認めないので警察は一ヶ月に及ぶ拘留で植草氏に多大な損害を与えた。

物的証拠もなく目撃者も居らず警察官の目撃だけで犯罪は成立するのだろうか。手鏡をポケットの中に持っていたことが証拠とされていますが、講演等で人前に立つ仕事だからクシや鏡は持っていてもおかしくはない。警察での取り調べも利益誘導に基づくもので違法な取調べだった。これでは騙されてした著名指印は無効なはずだ。

しかし実際には警察官の話とは異なり12日の月曜日に新聞やテレビに一斉報道されてしまったから植草氏は騙された事になる。普通は痴漢などの犯罪は被害者の届けで捕まるのですが、植草氏の場合は物的な証拠はなく目撃者もなく警察官の目撃と騙して書かせた調書のサインだけだ。駅の防犯カメラの画像が証拠となるはずですが警察は調べようともしない。神奈川県警はこのような捜査方法を是認しているのか。

さらに一ヶ月もの拘留を認めた裁判所も異常であり植草氏は逃亡の恐れもなく違法な拘留だ。裁判でも有罪とされましたが、騙されて署名した事が決め手になってしまったようだ。新聞では現行犯であり手鏡を持っていたところを警察官が目撃して逮捕したように書いている。新聞も記者クラブ制度で警察の意図に反した報道はできなくなっているようだ。

◆早大大学院の植草一秀教授を現行犯逮捕 毎日新聞 4月12日
http://www.asyura2.com/0403/nihon12/msg/649.html

早稲田大大学院教授の植草一秀容疑者(43)が女子高生のスカートの中を手鏡でのぞいたとして、警視庁鉄道警察隊に東京都迷惑防止条例違反(粗暴行為)の疑いで現行犯逮捕されていたことが12日、分かった。植草容疑者は「申し訳なかった」と大筋で容疑を認めているという。

 調べでは、植草容疑者は8日午後3時ごろ、JR品川駅高輪口の上りエスカレーターで、持っていた手鏡で前に立っていた都立高1年の女子高生(15)のスカートの中をのぞいた疑い。警戒中の同隊員に見つかり、現行犯逮捕された。

 植草容疑者は東大卒業後、京大助教授や野村総合研究所主席エコノミストを経て、03年4月から現職。テレビの報道番組のコメンテーターとしても知られる。

 早大広報室は「現在、事実を確認しているが、教育者としてあるまじき行為であり大変遺憾。今後の捜査当局の判断を見守りたい」と話している。【宮川裕章】
毎日新聞 2004年4月12日 13時00分

(私のコメント)
このようなスキャンダルをでっち上げて都合の悪い人物を抹殺していった事で有名なのはナチスドイツのヒトラーですが、小泉首相一派も同じ方法を用いているようだ。ナチスで有名なのはブロンベルク罷免事件ですが、自分に不都合な国防軍の高官のスキャンダルをでっち上げてブロンベルク国防大臣とフリッチュ参謀長を罷免した。このようにしてヒトラーは次々とナチの支配下において独裁体制は完成した。日本でもそれと同じ事が行われているのだ。

◆ブロンベルク罷免事件 ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/

ブロンベルク罷免事件( -ひめんじけん)は、1938年にナチスがドイツ国防軍の反抗的な将軍を解任・左遷させるために起こした陰謀から始まる罷免事件。

国防軍のNo.1、国防相ヴェルナー・フォン・ブロンベルク Werner von Blomberg(1878年-1946年)元帥は「ゴムのライオン=見掛け倒し」とあだ名されるほど、ナチスに迎合的だったが、1937年、秘密会談でアドルフ・ヒトラーが、戦争によるドイツ人生活圏拡大を表明すると、一転して猛反発した。ここに、ナチスの陰謀の的になる事となった。

1938年、ブロンベルクは平民のタイピスト、エルナー夫人と再婚。ドイツの将校はプロイセン王国時代から、結婚相手は軍人か貴族の家系というのが伝統であり異例であったが、自分も平民出身であるヒトラーは大いに祝福した。しかし、ヒトラーの知らない間に、水面下で陰謀が進んでいた。

再婚の直後、エルナー夫人を中傷する怪文章が出回り始め、元帥の住所を臭わせる、エルナー夫人らしき人物のいかがわしい写真が、ベルリンの警察に届けられた。国防省はこのスキャンダルの種を、内々に処理するつもりだったが、写真の信憑性を確かめるため、婦人と面識のあるヘルマン・ゲーリングに見せたことから、事が公になってしまった。ゲーリングは国防軍総司令官の座を狙う野心家で、ついでに軍のNo.2陸軍総司令官ヴェルナー・フォン・フリッチュ Werner von Frisch(1880年-1939年)上級大将の同性愛者容疑を再燃させた(以前にゲシュタポがナチス親衛隊拡大に邪魔なフリッチュを陥れるためヒムラーの指示でこの偽犯罪書類を作ってあったが、その際はヒトラーは信じなかった)。

多少融通は利かないものの十分国防軍を担うに足る有能な将軍として信頼していた、二人の捏造犯罪書類を見せられたヒトラーは大ショックを受け一時虚脱状態となったが、気を取り直して自分に都合のいいように国防省を改編した(Cf.ドイツ国防軍)。離婚か罷免かを迫られたブロンベルクたが、愛妻家のブロンベルクは罷免を選んだ。

一方、罷免されたフリッチュには軍事法廷が待っていたが、元がでっちあげ事件であり、無罪放免された。しかし、もはやヒトラーにとっては無用の存在であり、復職されることなく「名誉連隊長」に任命され、ドイツ軍人が時に生命よりも大事にする「名誉」(プロイセン王国時代、どうしても名誉を挽回できない失敗を犯した軍人の机に、情けとしてそっと自決用のピストルを置いておく習慣があったほど)を失ったフリッチュはポーランド戦で自殺ともとれる突撃で戦死した。


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