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(郵政対決)特定局長会、自民に大攻勢 【朝日新聞】
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投稿者 愚民党 日時 2005 年 7 月 30 日 12:39:58: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 【郵政 参院決戦】解散封じ込め 綿貫氏、動き活発化 造反議員を激励 森氏「解散回避やり方ある」 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 7 月 30 日 12:30:18)

(郵政対決)特定局長会、自民に大攻勢

【ある衆院議員に地元の特定郵便局長会から顧問取り消しの文書が送られてきた】

 郵政民営化法案の否決に向け、全国特定郵便局長会(全特)が自民党に大攻勢をかけている。地方から上京した会員らが陳情を続け、賛成派に絶縁状も送りつける。衆院解散・総選挙、果ては政権交代にさえ転がりかねない局面だが、組織防衛の一念での説得工作だ。「やりすぎ」との批判は、首相官邸や与党執行部だけでなく全特内部にも出始めた。(野嶋剛、伊藤宏)

●賛成議員に絶縁状郵送

 28日午後、参院議員会館の一室。静岡県選出の議員のもとに同県の特定局長ら8人が訪れた。1人ずつ名刺を渡し、「地方では本当に、郵便局がなくなると困るという住民の声があるんです。自分たちのためだけにやっているわけではないんです」と訴えた。

 業務ではないので、休暇を取って上京したという。この議員は「わかりました」と答えるにとどめたが、局長らはこの日のうちに県選出の衆参議員全員を回るといい、次の部屋に移っていった。

 波状的な陳情に加え、賛成派には厳しい態度をみせる。衆院で賛成票を投じた閣僚経験者は先週、「郵政民営化に対する政治的判断及び行動は到底受け入れがたく、顧問から離れて頂くことにしました」と記された手紙を受け取った。地元の局長会から内容証明郵便で届いた「絶縁状」である。

 「長いつきあいだったが、仕方ない」とこの閣僚経験者は話す。全特側は、こうした文書の通達は地区ごとの判断と説明するが、「大半の地区でやっている」(幹部)ともいう。

 全特の地区会顧問から外されるのは、「大樹」からの選挙支援の打ち切りを意味する。衆院賛成派への仕打ちは、その県選出の参院議員への圧力にもなる。「これじゃ、処分をちらつかせて賛成を迫る武部勤幹事長と変わらない」と、旧橋本派の参院議員はうめく。

●存亡をかけ「今週末勝負」

 29日午後、都内で九州の特定局長が開いた会議で、全特幹部は「大げさではなく、組織存亡の戦いだと思って必死にやろう」とはっぱをかけた。

 参院採決に向けて内部集計した票読みは「反対16、17人」。現時点ではなお「否決ラインぎりぎり」と判断する。地元の有力都道府県議にも説得を頼み、今週末が勝負とみて、各地で参院議員への働きかけを強める。

 31日には全国の主要都市で一斉に街頭キャンペーンを行い、反対派議員も呼ぶ。さらに採決直前となりそうな8月4日には、都内で郵政関係労組と合同集会も開く予定で、まさに「できることは何でもやる」(大樹幹部)戦い。

 特定局長は強力な自民党の「応援団」だっただけに、民営化そのものへの反発と政府と自民党執行部への失望感が強い。法案の手直しを受け入れる空気はなく、組織防衛の一点で全面対決する展開だ。全特の平勝典専務理事は「自分たちこそ自民党を支えたと思っていただけに、民営化で郵便事業が滅んでしまうという我々の主張を聞いてもらえなかったのは、悔しい」と語る。

●「本業おろそか」批判に陳情抑制

 もっとも、国政への影響を度外視した全特の動きには反発も強まる。

 自民党の片山虎之助参院幹事長は29日の記者会見で「(議員が)賛成したからといって、敵かと言えばそんなことはない。そこをよく分かって郵便事業を守ってもらった方がいい」とクギを刺した。

 特定局長の大がかりな陳情にも「参院議員会館に毎日、40人から50人の特定局長がいる。やりすぎだ」(政府関係者)といった声も。堀内派のベテラン参院議員は「一つの郵便局から5人も6人も陳情に来たら、本業が停滞しないのか」と、事務所に現れた特定局長らに言い返した。

 全特内部にも「反発を受けるのはまずい」との懸念が出始め、「大勢の陳情は控えるように」と地方に指示を出したという。29日の参院議員会館には大規模な「陳情団」の姿は見られなかった。

     ◇            ◇

◆キーワード

<全国特定郵便局長会(全特)と大樹> 全国の特定郵便局長でつくる全特は会員数約1万9千人。自民党の有力な支持基盤とされ、地区ごとの局長会の顧問には伝統的に自民党議員が就く。ただ、特定局長は国家公務員のため「政治的行為」は禁じられており、選挙運動はOBと局長の家族らでつくる政治団体「大樹」が行う。大樹会員は10万人を超える。04年参院選では元郵政官僚の長谷川憲正氏が当選した。組織力低下が指摘されるが、「地域の顔役」として特定局長やOBの影響力を重視する議員も多い。

 

http://www.asahi.com/paper/politics.html

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