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(回答先: 右翼団体の集会は毎年靖国の参道で行われているそうです。 投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 8 月 19 日 17:28:45)
半兵衛さん，詳しい資料のご提供ありがとうございます．
確かに「みんなで靖国神社に参拝する国民の会」のホームページでは，「終戦６０
年の８月１５日を靖国神社で」と称してイベントを企画しています．共催は日本会議，
英霊にこたえる会で，会場は靖国神社境内特設ステージとなっています．企画内容
は下記のようなものです．
《第１部》「第１９回戦歿者追悼中央国民集会」
（１０：３０〜１２：２０）
・主催者挨拶…三好達・日本会議会長、堀江正夫・英霊にこたえる会会長
・各界の提言…小野田寛郎氏、クライン孝子氏、ほか
《第２部》｢終戦６０年、追悼と感謝の集い〈仮称〉
（１３：００〜１６：００‐予定‐）
・国会議員、地方議員、経済界、学界などからの提言
・芸能人の歌謡や演芸の奉納
・小中高生や大学生からの追悼・感謝の言葉
・アジア各国の人々からのアピール など
しかし，注意しなくてはならないのは，これはあくまで『企画内容案』であって，その
ような行事が実施されたとはどこにも書いてありません．どうも私には依然として靖
国神社６０００人集会というのは『幻の集会』ではないのかという気がするのですが．．．
というのは，この↑の方でＴＯＲＡさんが紹介されている株式日記と経済展望：
【靖国問題も拉致被害者救出問題も先送りして取り組もうとしない小泉総理を支持
する信者たちはバカマスコミの仲間】http://www.asyura2.com/0505/senkyo11/msg/1025.html
で引用されている西村眞悟氏の８月１７日付けの記録『八月十五日の靖国神社』を
読む限りでは，このような大規模な集会が開催されたことを伺わせるものはどこに
も見当たらないからです．西村氏は午前中に８００名ほどの同志とともに昇殿参拝
された後，尾崎憲政記念会館で「西村真悟緊急決起集会」を開いています．（西村
氏の選挙支援団体として日本会議の仏教系新興宗教「念法眞教」（大阪）がある）
まぁ当日は相当な人出があるわけですから，縁日の出し物のような感じで歌謡や演
芸の奉納があったりなどのことはありそうな感じもしますが，「軍国主義と民族排外
主義を掲げる右翼団体が靖国神社にあつまり、６千人の大集会を行いました。」とい
う雰囲気とはかなりかけ離れているような気がします．
このような疑惑の目で見ると，【２００５年５月３日の権力と右翼が一体となった革マル
派への攻撃】 http://www.jrcl.org/liber/l1868.htm ですら，ひょっとしたら「丸ごとやら
せ」ではないかという疑念が湧いてきてしまいます．
> 五月三日の憲法記念日に、東京都千代田区有楽町二丁目の「有楽町マリオン」ビル前において、憲法改悪に反対する街頭情宣にとりくんでいたわが全学連の約四十名の情宣隊にたいして、乱闘服で身を固めた約二十団体総勢五〜六十名の右翼分子どもがいっせいに襲いかかり、学生たちにケガを負わせ宣伝カーを破壊するという蛮行を働いた。
「解放」第１８６８号（２００５年５月１６日）
> この襲撃は、警察権力（警視庁公安部公安第二課、丸の内警察署、第一機動隊）が反共右翼団体約二十と綿密に作戦を打ち合わせ、この陰謀にもとづいて計画的にひき起こしたファッショ的テロルにほかならない。
を読む限り，この襲撃が高度に組織的計画的なものであったことは間違いないように
思われるのですが，もしそうであるとすれば，この日『わが全学連の約四十名の情宣
隊』が『東京都千代田区有楽町二丁目の「有楽町マリオン」ビル前』において『街頭情
宣にとりくむ』という行動プランが『敵』に筒抜けだったということにはならないでしょうか？
もちろん，石原慎太郎が都政を握るようになってから，共産党のビラ配りなどに対す
る弾圧が強化されているという実態は理解できます．
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