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(回答先: 自民１４府県連、造反２２人を支援・公認申請へ (読売新聞) infoseekニュース 投稿者 愚民党 日時 2005 年 8 月 12 日 04:27:21)
【混沌０５総選挙】「造反許すな」地元にズシリ
自民都連、小林・八代氏支援せず／苦渋の区議ら
自民党執行部の造反議員に対する“締め付け”が、地方組織も巻き込んで激しさを増してきた。十一日、自民党東京都連は前職の八代英太氏と小林興起氏を支援しないことを決定した。十六府県連が党執行部の方針に背き造反組を支援する方向の中で、区議らは反発する一方、「政治家としては党方針に従わざるをえない」と苦悩の色をにじませた。奈良では造反組の前職と、出馬予定の前市長の、公認をめぐって県連が板ばさみになった。小泉純一郎首相が迫る“決断”は、国会議員だけでなく組織全体に広がっている。
都連は、小林氏が立候補を予定している東京１０区（豊島区全域、練馬区の一部）で、党が擁立を進める小池百合子環境相を支援。八代氏が立候補を検討する東京１２区（北区全域、足立区の一部）でも、公明党の太田昭宏幹事長代行を支援する方針だ。
逆らえば処分するという厳しい決定に、都連会長代行の保坂三蔵参院議員も「政策の行き違いなどでこういうことになり、非常に残念。非情といわれるかもしれないが…」と苦しい決断だったことをにおわせた。これまで小林、八代両氏を支えてきた都議や区議らの心情は、さらに複雑だ。
小林氏の地元である練馬区の笠原幸蔵区議は「中学の先輩だし、地元の人なので応援したい気持ちはある。しかし、政治家としてどうするのか」と苦しげな表情。
吉田敬豊島区議は都連の決定は一方的だと憤り、「私は小林氏を支援する。上から締め付けられると『やってみろ』という腹になる」と反発した。
一方、八代氏の地元、北区選出の高木啓都議は「都連は、前回の総選挙で全国の自公協力の原動力となった八代氏の功績を評価してほしい」と訴える。党足立区本部事務局長の白石正輝区議は「都連の決定も納得いくが、ただ対抗馬の公明候補を二回も続けて応援するのは、気持ちとして難しい」と話す。
八代氏本人は「党本部からの圧力もあるのだろうが、悲しくせつない。こうなったら、地元の人たちから公認が得られればいい」と地元の組織を頼りに独自で戦う覚悟だという。
◇
■山梨 反対派公認申請するが…
自民党執行部の厳しい姿勢に造反議員の間からは“恨み節”も聞かれる。
「党員なのに、どうして公認しないのか。小泉首相はヒトラーみたいだ」。山梨２区から出馬予定の堀内光雄前衆院議員は、地元の記者会見で怒りをぶちまけた。
堀内氏は「郵政民営化には賛成だが、法案提出の手法が間違っている。党議を経て閣議決定すべきところを、法案内容を党に相談しなかった。滑り出しから間違っていた」と述べた。
山梨３区の保坂武前衆院議員も「首相の『わがまま解散』だ」と反発。“刺客”投入の動きにも「地方あっての政治、国民あっての政治なのに、（地元と無縁の）輸入候補なんて、国民をばかにしている」と不快感を表した。
山梨は三選挙区のうち、前職二人が造反組。県連は二人を独自に支援するとともに、党本部に公認申請する方針だ。
城内実前衆院議員が出馬する静岡７区に、自民党は十一日、財務省初の女性主計官として知られた片山さつき氏を公認候補として擁立する方針を固めた。
この日、城内氏は、地元の静岡県浜松市で「支部・市議会議員緊急合同会議」に出席。「市議のみなさんには『申し訳なかった』と謝った」と述べた。
しかし、反対したことについては「大きな流れとしては民営化だと思う。ただ、いくつかの問題点があってああいうことになってしまった」とだけ話した。
◇
■前職と前市長 板ばさみの奈良
“造反組”の森岡正宏前衆院議員が出馬を予定する奈良１区。十一日、同党奈良県連に対し、七月末の奈良市長選で惜敗した前市長の鍵田忠兵衛氏が公認申請を要請し、県連に衝撃が走った。
鍵田氏はもともと自民党員だが、初当選した昨年九月の市長選で自民が対抗馬の現職候補を推薦したことに反発し、離党した経緯がある。しかし、十日に武部勤幹事長と面談し「（公認は）八割以上はいける」との感触を得て、「今度は国政の場から奈良を変えたい」と、決断したという。
対して、県連は困惑を隠せない。十一日開いた緊急会議では森岡氏の公認申請は先送りし、鍵田氏の問題も含めて十五日の選挙対策委員会で対応を協議することにした。「地元のために活躍してこられた前職を切るようなことはできない」。現在のところ森岡氏を推す立場の出口武男・県連会長はそう話しつつ、板ばさみとなる苦しい胸のうちものぞかせた。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/12na1001.htm
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