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自民党:小泉首相の「刺客」作戦 県連は急速に二分化(毎日新聞): アメリカ幕府、外様11藩を改易、浪士達の運命やいかに?
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投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 8 月 13 日 04:49:31: 0iYhrg5rK5QpI
 

自民党:小泉首相の「刺客」作戦 県連は急速に二分化

毎日新聞 8月13日
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050813k0000m010168000c.html

自民党の地方組織は、小泉純一郎首相が郵政民営化反対派つぶしのために進めている「刺客」作戦をどう受け止めているのか。毎日新聞が同党の47都道府県連に対して実施した調査で浮かび上がったのは、首相の独断には従えないとする「造反」県連と、小泉流だからやむを得ないとする「容認」県連への急速な二分化だ。党本部は選挙戦に向け、造反県連への締め付けを強めるとみられるが、「本部公認」対「地元公認」のぶつかり合いは避けられそうにない。

 ◇「独裁的だ」「やむを得ぬ」 地方組織大揺れ

 自民党は13日に第1次公認候補の発表を予定しているため、12日までにほとんどの都道府県連が党本部に公認申請を済ませた。

 首相は衆院解散当日に、衆院採決で郵政法案に反対した自民前職37人を公認しないと早々に表明した。非公認だけなら、地方組織が独自に反対派前職を支援する余地もあったが、首相が「有権者に郵政民営化の是非について選択肢を与える必要がある」として反対派の選挙区すべてに対立候補を立てるよう指示したため、地方組織は大揺れになった。

 反対派前職37人のうち、小選挙区での出馬を予定しているのは36人。毎日新聞の集計では、36人が所属する26都道府県連のうち11県連が「非公認でも支援する」との方針を打ち出した。首相が「刺客」の送り込みを貫いた場合、18選挙区で中選挙区時代に戻ったような事実上の自民対決になる見通しだ。

 11県連の幹事長らは、一様に小泉流を批判している。堀内光雄、保坂武の両反対派前職を抱える山梨県連の中島真人会長は「あまり意固地に進めたら、ものも言えない政党なのかと国民に反発される」とコメント。3人の前職が反対に回った岐阜県連の猫田孝幹事長は「小泉首相のやり方は独裁政治そのものだ」と危機感を示し、奈良県連の出口武男会長も「見せしめのような強引な手法だ」と評した。

 反対派のいない地方組織からも「できれば話し合いで決着をつけ、挙党体制を大事にしてほしい」(遠藤忠一・福島県連幹事長)や「いい方法とは思えない。分裂しているときではない」(星野伊佐夫・新潟県連幹事長)、「郵政法案が政治課題のすべてではない」(具志孝助・沖縄県連幹事長)など、首相の急進的な手法をいさめる声が寄せられた。

 一方、各種世論調査で反対派に対する評価が芳しくないためか、21都道府県連の幹事長らは首相の強硬路線に何らかの理解を示した。「小泉流ということでやむを得ない」(相沢光哉・宮城県連幹事長)▽「改革するときは、ここまでやらないとできない」(大沢正明・群馬県連幹事長)▽「政党は運命をともにする者の集まり。それができない者に同情や迎合すべきではない」(武田丈蔵・兵庫県連幹事長)などといった具合だ。

 市町村の支部から職域支部までを束ねる自民党の県連は、もともと「地域の意向」を最重視する傾向が強かったが、「郵政解散」を契機に体質の変化が現れているようだ。

 ◇「純化路線」 官邸が舞台 

 自民党が反対派前職の選挙区に送り込む対立候補の選定で、首相官邸が舞台になるケースが目立っている。自民党公認候補者の調整は通例、党本部があたってきたが、今回は小泉首相自ら候補者選定にかかわっている姿勢を鮮明にすることで、党内の「純化路線」を進める狙いがあるようだ。

 「ぜひ衆院選に出馬してもらいたい」。首相は10日夜、財務省国際局の片山さつき開発機関課長に電話で静岡7区からの出馬を要請した。同区からは反対派の城内実氏(森派)が出馬を予定しており、かつ全国特定郵便局長会(全特)の高橋正安会長の地元という事情もある。片山氏は首相からの電話で「全特つぶし」への執念を感じたという。

 候補者選定は、選挙の実動部隊となる都道府県連が行い、党本部が形式的に公認を出すのが通常の流れ。しかし、反対派の選挙区については首相または首相側近が直接、候補者の選定に乗り出している。

 衆院解散後、富山3区への出馬に意欲を示す萩山教嚴前衆院議員や、岡山2区への出馬が固まった萩原誠司岡山市長が官邸を訪ねて、首相と面会したが、いずれも反対派つぶしに絡む話だった。このほか、舛添要一参院議員や二田孝治前衆院議員、大平光代大阪市助役、小野次郎首相秘書官(警察庁出身)らが、官邸筋から対立候補になるよう打診を受けている。

 しかし、短期の準備で「刺客」役を果たせるかどうかは不透明。党内からは「人材の無駄遣いであり、使い捨てだ」(自民党幹部)との批判も出ている。

毎日新聞 2005年8月13日 3時05分

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