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(回答先: 【郵政選挙】どうせ｢絵に描いたモチ｣だから〜私は民主党という政党を心底から軽蔑する 投稿者 蚊取犬 日時 2005 年 8 月 29 日 00:08:33)
蚊取犬さん、どうもです。
＞NTTやJRのように民営化して株式を広く売却すれば､
＞何兆円もの株式売却収入が国庫に入ることが見込めるはずなのに。
ＮＴＴは日本電信電話公社の債務を政府が引き取ったわけではないので、株式売却益がそれなりに出たことを認めます。
（きちんと計算するためには、ＮＴＴが売却時の資産を形成するために、明治政府以来の政府が投入した資金の現在価値を考慮する必要があります。株式売却額がそれを下回る価額であれば、利益はないということになります）
しかし、ＪＲは、明治以来の投資を考慮しなくとも、２８兆円もの債務を政府が引き取った上で売却したのですから、株式を売却しても利益は出ていません。
さらに言えば、政府が民営化したＮＴＴの株式を全額保有していれば、民営化以後にＮＴＴが支払った配当などの株主還元策はすべて政府（国庫）に入り、ＮＴＴの内部留保も実質的に政府の持ち分ですから、株式売却益を超える利益が政府の懐に入っています。
政府の懐が潤うということは、同じ財政支出規模でも、政府債務は現在ほど多くなかったということを意味します。
公社の民営化に伴う株式売却益というのは、表層や一過性だけでは語れないものです。
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