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プロの戦略 知識・経験買われ汗かき全国行脚 【東京新聞】
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投稿者 愚民党 日時 2005 年 9 月 06 日 20:01:29: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 小泉内閣の詐欺的性格を如実に示す例(マスコミ批評板より)、「IQ低い層」狙い企画書 投稿者 博打屋 日時 2005 年 9 月 06 日 18:00:35)

プロの戦略
知識・経験買われ汗かき全国行脚


 泣いても笑ってもあと一週間。虚をつかれた解散で真夏の選挙区を真っ黒に日焼けしながら走り回る候補者たち。そのバックアップにまわっているのが、郵政民営化法案が否決され、解散の引き金になった参院の議員たちだ。“広告塔”となって同僚候補者の票田掘り起こしに精を出すセンセイたちを追ってみた。 (大村歩、宮崎美紀子)

 三日朝。世耕弘成参院議員(42)は自民党本部にいた。日課の「コミュニケーション戦略会議」に出席するためだ。

 「何か大変なことをやっているのではと言われるけど、地道なもんですよ」と笑うが、内容はなかなか戦略的だ。

 新聞各紙をチェックするのはもちろん、視聴率の高い政治報道番組については一般人のモニター調査を継続的に行っている。さらに野党の政策の矛盾を突く内容をまとめ、街頭演説用の「ネタ」として全国の候補者にファクスしている。

 「選挙の時、自民党にはこれまでこうした組織はなかった。国会議員は全員党本部からいなくなって党職員だけで切り盛りしていた。どこに(応援弁士として)誰を投入すれば効果的かも不明確だった」と世耕氏。

 一昨年の衆院選、昨年の参院選を通じて民主党の広報戦略が上手だと実感したことから、昨年からこうした組織の設置を訴えていた。

 NTTで報道担当を長年務めた経験を買われた。さらに幹事長補佐のポストをあてられ、遊説に誰をどこに配置するかまでの権限まで任されている。ひっきりなしに「ぜひ小泉総理を応援に」といったお願い電話が各候補から入る。

 会議が終わると、羽田空港から広島へ。県西部の公認候補の選挙事務所で応援演説を終えると、すぐさま同じ県内の選挙区で立候補している無所属のIT企業社長の応援へ。「竹中平蔵郵政担当大臣が来て応援した以外、誰も自民党の議員は行っていないみたいだし、どんな選挙をしているのか気になった」

■IT社長人気に「うらやましい」

 その社長の街頭演説場所には若い女性や子どもから中年の男性まで、社長を一目見ようという有権者が集まりお祭りムード。前座として応援演説しようとした世耕氏に「何だおまえ、社長じゃないだろ。自民党だろ」と話す男性もいたが、気にするふうもなく、「もうすぐ社長が来るから、待っててね」と冗談も交えながら「党派を超えてやってまいりました。この選挙区には郵政民営化賛成の立候補者は社長しかいないのです」。

 歓声の上がるすさまじい人気ぶりに「うらやましいなあ。こんな選挙やってみたい」と思わず本音も。ただ社長陣営の不慣れぶりも気になったようで名簿の扱い方などを指導。「素人ばかりなので本当に助かる」と陣営関係者から感謝された。社長には「最後の二日間泣きを入れられるか。それが勝負だと伝えた」。東京に急いで帰ったが、到着したのは午後十一時だった。

 翌日は朝からテレビ出演。党首討論前の露払いとして「自民党応援団」のたすきをかけて出演した。「もう少し討論したかったなあ」とつぶやきながら空港へ。地元・和歌山の二候補の応援に向かった。

 自身が公示後に本格的に地元入りするのはこの日が初めて。

 移動中の車内で「テレビや新聞で名前が出ているから党本部で仕事をしていると分かってもらえるが、何で帰ってこないんだという批判もある。でも睡眠時間は三時間。本当に自己犠牲してますよ」

■『華』の訴え

 「今、最も応援に来てほしい参議院議員と言われている蓮舫さんが、来てくれています!」。演説会場で、こう紹介されたのは民主党の蓮舫参議院議員(37)。クラリオンガールとしてタレントデビュー。りりしい笑顔で報道番組のキャスターとして人気を博した。どこに立っても華やかな存在だ。

 三日は、未明から都内の民放テレビに入り番組出演した後、東京都清瀬市内の団地で民主党候補者や都議らと合流。午前十一時半から市内の商店街を約三十分かけて行進した。右へ左へ、猛ダッシュで店の中に飛び込み、駅前での応援演説では街宣車の屋根の上で「民主党はチーム。だけど自民党は一人の独裁者の党です!」。

 連日の応援でのどを痛め、普段の会話はささやくような声だ。それがマイクを通すと泣き声のような絶妙な訴え口調に変わる。腕は日焼けで真っ黒。女性支持者からは「美人なのに。あんなに焼けたら痛々しい」と心配する声も。

 次の立川市までの移動時間は、民放のワゴン車の中でインタビュー。午後二時から、JR立川駅前でビールケースに乗り、この日二カ所目の応援演説。「この選挙は七百七十億円の費用が掛かっている。それは皆さんの税金です」と郵政やけっぱち解散を糾弾。

 終了後は、候補者の街宣車でナシ畑や草っぱらが多い日野市の住宅地を回り、歩道に面した窓から手を振り続ける。

 午後三時十五分からは京王線高幡不動駅前で演説しながら握手。主婦や若者らにカメラ付き携帯でさかんに“激写”される。

■「候補者とも握手して!」

 午後四時からは、八王子市のショッピングセンターで、この日三人目の応援。蓮舫議員は八歳男女の双子を持つ母親。会場で子どもを見つけると即座に駆け寄りしゃがみこんで、頭をなでたり話しかけ母親の顔をアピール。候補者陣営のスタッフが「蓮舫さんばかりじゃなく、候補者本人とも握手していってください」と冗談半分で場を盛り上げる。

 「三十年前は年間二百万人生まれていた赤ちゃんが、去年は百万人しか生まれていないんです」「そんな国にしたのはどこの政党ですか」といった言葉が出ると、女性、特に子どもを産み育てた年配の女性が一斉にうなずく。演説を聴いていた八王子市の富田光代さん(62)は「演説が上手だから聞きやすい。うちには孫がいる。娘たちに子育てを頑張ってほしいから応援したい」と期待を寄せる。

 一方で、「ナマ蓮舫さんよ」「細いわねえ」といった反応や、ここでも「ほら、前行って見てきたら」と子どもを促す母親、カメラ付き携帯電話で写真を撮る人も多い。「やっぱり華があるから、たくさん人が集まってくれる」とは、ある候補者陣営のスタッフ。

 午後六時半、相模原市のJR橋本駅で、この日四人目の候補の応援。七時半から市内の個人演説会に出席。七時五十分、記者に「今日はこれで帰ります。議員会館か電話で情報交換はしますが公式行事は終わり」と話すと会場を後にした。

 四日は、午前中に民放の番組に出演。午後からは、岡田克也代表と銀座での集会に出席したほか、都内の「蒲田」「戸越銀座」「自由が丘」の三カ所で応援演説。過密日程が解散直後から続き、「ほとんど寝てない状態。移動中で時間がある時は、車の中で仮眠にあてる」と秘書。

 蓮舫議員は総選挙中の参院議員の役割について「専門性を高めるための勉強をしなければいけない時期。ただ、選挙の期間が短く、基本的に人が足りないので、体力がある人は全面的に応援するなど支え合っていかなくては」と強調する。

 タレント的に扱われていることには「どんなことがあっても勝たなければ国がだめになると全員が思っている。そのためなら(自分を)使っていただきたい」。

 参院の判断が軽んじられた結果、始まった今回の総選挙。「参議院議員が今回の選挙の結果で意見を左右されることはあってはならない。総理は参院の判断を尊重すべきだった」

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050905/mng_____tokuho__000.shtml

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