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今回選挙は自民党の事実上の敗北であり、自民党は数年以内に消滅する
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投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2005 年 9 月 12 日 03:00:40: tTp1/cyvuKUmU
 

今回自民党は歴史的大勝を果たしたが、小選挙区制での選挙結果であることがその最大の原因です。小選挙区とはこういった一方的な選挙結果を生み出すものです。比例代表区を見れば敗北した民主党が自民党に近い得票を得ています。1986年の衆参同日選挙での自民党の圧勝(304議席)時の野党の得票率と比較すれば、今回の民主党の戦いは得票率を見る限りかなり善戦したといえるでしょう。しかも、1986年には今回のような報道管制なしに自民党は勝利を収めています。

私はむしろ、今回の選挙は自民党が米国の郵政民営化&イラク・イラン等への侵略継続への戦費支払い・軍隊派遣継続&米国債買い支えによるドルの機軸通貨維持という要求を実行するために、米国の命令で無理矢理実行されたものだと思います。自民党の過去に例のない報道管制と劇場型選挙という非常手段を重ね、小選挙区選挙の有利さをもってしてもこの程度しか勝てなかったというのは事実上は自民党の敗北であるとすら考えます。選挙が自民党の地方組織に作り出した巨大な怨念を考えれば自民党という政党の寿命は既に尽きたと思います。更に、報道管制で健全な政府批判すら事実上封じられたマスコミ内部の怨念もマグマのように蓄積していることでしょう。1989年にマドンナブームで大勝利した日本社会党がその後消滅の運命を辿った様に、中身のない単なるブームに依存することでしか勝てなくなった自民党は今後消滅する可能性が非常に高いと思います。

劇場型選挙については、10月号の文芸春秋では京大教授の中西輝政氏が、200年の歴史を持つ英国の自由党を消滅させるきっかけとなったロイド=ジョージ首相が1918年に行った「クーポン選挙」との類似性を列挙した上で小泉首相を激しく批判しています。以下に一部を抜粋しますが、選挙前に書かれた文章でありながらその分析の鋭さと描き出す小泉政治の未来像の深刻さには驚くばかりです。

「総選挙に勝つためにロイド=ジョージがとった戦略は二つ。選挙を最高の見せ物としてショウアップする事、もう一つはドイツ懲罰路線を打ち出して外の敵と対決する姿勢を強調することだった」
「アスキス前首相のような伝統的政治エリートもクーポン選挙のような派手な対決型選挙の相手にされると実際以上に無能に見えるものだ。この手のクーポン選挙は仕掛けた方が必ず勝つ。なぜなら、クーポンを貰えなかった政治家は最初から負け犬のイメージが固定化されてしまうからだ。しかし、選挙後の党内に噴出する怨念は凄まじいものとなるから、その後党は必ず「死に至る運命」を辿ることになる。」
「選挙を徹底して「見せ物」として演出するとどうなるか。必然的に仕掛けた側が有利になる。全てを個人的対立の構図に還元して踏み絵を踏ませ、それで対立構造が明確になり、極度に話題性を高めて置いて、政治的関心の低い層までも、格闘技を見に行く気分で投票するためだ。」
「クーポン選挙から4年後の1922年、ロイド=ジョージ首相自身が自らがクーポンを与えた陣笠代議士達の大反乱によって、あっけなく政権から追い出されたのだ。小泉首相も、自らがスカウトしてきた刺客達に逆に刺される日が来るかも知れない。それがコロセウム政治の本質とも言えるからだ」
「現在ではクーポン選挙は安易なポピュリズムに迎合して英国政治にカオスをもたらした英国政治の汚点と総括されている。いずれにせよ、ロイド=ジョージが自由党の送葬の棺に最初の釘を打ち込んだことは確かである。そして、今小泉首相が自民党の弔鐘を鳴らし始めているのかも知れない」
「この4年間で道路族だの抵抗勢力だの、次々と小出しに敵と対決してみせる小泉劇場に慣れた国民は、今後もはや普通の政治には興味を示さない。しかも、今回刺客が跋扈する小泉クーポン選挙で血の味まで覚え、ひたすらもっと強い刺激を求めるようになるだろう。小泉という調教師がライオンとしての国民に差し出した生け贄にまんまと食らいついてしまったとも言える。この酩酊状態から醒めるには時間がかかるだろう。国民一人一人が無益な格闘技にもう飽き飽きだと思うまで、夥しい血が流され死体が山積みになるだろう」
「ロイド=ジョージ首相が自由党をクーポン選挙でぶっこわしたあと、イギリス政治がカオスから立ち直るためにどれほどの痛みにさいなまれたことか。1929年の大恐慌では先進国でありながら餓死者を出す未曾有の事態となり、ヒトラーの台頭にも有効に対処できないまま第二次大戦を引き寄せることになった」

政治の本質から離れた劇場型政治の問題だけでなく、人気取りのための対外強硬路線でも小泉はロイド=ジョージに非常に類似していると言えます。「靖国神社に8/15に必ず参拝する」と就任前に公言して中韓を無意味に刺激した小泉は、ドイツ人の憎悪を深めて第二次大戦を引き起こしたロイド=ジョージのドイツ懲罰路線を彷彿とさせます。靖国に本当に8/15に参拝するつもりならば、中韓を刺激しないために参拝予定日を公表するのは愚かです。小泉は米国のいいなりになる売国奴ぶりへの批判が高まらないように、靖国に参拝することを大きく宣伝して愛国者のふりをしているだけの偽善者です。

また、中西輝政氏は、ロンドンの町中をたむろする女子高生や社会保障の不正受給者に直接語りかけて福祉国家からの脱却を訴えたサッチャー英首相と比較して、ワンフレーズポリティクスにこだわり具体的政治論議から逃げる小泉氏を「反改革派」とすら罵倒しています(中西氏はサッチャーの政策を無条件に正しいとしていますが、それが正しいかどうかは本来は後世の歴史家の検討に委ねる必要があると思います)。

中西輝政氏のこの小泉批判は本来、7−8月の段階で大手マスコミ等で激しく行われるべきものでした。それが大手マスコミに全くと言っていいほど見られなかったのは、政府による強い報道管制の結果と考えられます。保守系論壇の重鎮である西尾幹二氏や中西輝政氏がこれほど激しく小泉政治を非難していること、それが大手マスコミから完全に排除されていたことも、報道管制なしには選挙に勝てないという小泉政治の弱さの証拠である様に思えます。

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