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小泉自民寄りくっきり 20代のココロ(東京新聞)
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投稿者 Hikaru 日時 2005 年 9 月 13 日 14:05:09: jT.2/yx5nJgO2
 

 ここまで勝つと(恐らく小泉首相以外は)誰も予想していなかったであろう自民党の大勝。戦後、2番目の60%以上の議席占有率を達成し、与党で参院の否決を乗り越える3分の2以上の議席を確保した背景には、20代の若者の多くが自民党を支持したとのデータも出ている。が、その選択はどこから生まれたのか。ココロを探ってみると。 (大村歩、浅井正智)

 「小泉さんがいいと思ったのは、おれは死んでもいいと言ったこと。格好いいなと思った」

 総選挙から一夜明けた十二日、渋谷センター街はいつもと同じように若い人たちで混雑していた。

 実家は茨城県という飲食店員の女性(22)。「いつその言葉を聞いたのかは忘れたけど…命がけでやってるというのが顔から伝わってきた。だから入れた」

 昨年、大学を中退して今の職に就いた。「やっぱり覚悟っていうの? そういうのが人生には必要でしょ」

 郵政民営化は賛成だが、中身はよく分からない。「でも分からなきゃ投票しちゃいけないってわけじゃないでしょ。ほとんど分からないままじゃないの?」

 最近、やっと念願の設計関係の会社に入社できたという目黒区の男性(25)は「大学を出て三年間、専門学校とか行って勉強してきた。でもなかなか就職の口はなかった」と厳しい就職活動を語る。今までは選挙には行かなかったが、「ネットでみんなが自民党を支持してた。何となく行かなきゃと思って」投票所へ。そして「何となく」自民党の候補者に投票し、比例代表も同党に入れた。

 就職が厳しいのは小泉構造改革のせいで自由競争社会になっているからでは?と問うと「そうなんですかね。自分の努力が足りないからと思っていたけど」。

■「悪い人切るの なんかクール」

 「ぜんっぜん政治には興味ない。テレビ見てるけどバラエティーばっかりだし、ニュースになるとチャンネル変えるし。新聞は一度も読んだことない。悪いけど」と言うのは制服姿でたばこを吸っていたコンビニ店員(21)だ。大田区の実家から通っていて、両親に誘われて「仕方なく」選挙に行ったという。「亀井さんとか自民党の中の悪いのを敵にしてやったんでしょ、今回は。そういうのをズバッと切ったんでしょ。なんかクールっていうか格好いいじゃない」

 日本一の電気街、東京・秋葉原。パソコンやアニメを求める「アキバ族」と呼ばれる若者でにぎわう。

 「小泉さんは負けたら政権を投げ出す覚悟で選挙に臨んでいた。岡田さんも口では『政権を取れなければ党首を辞任する』と言っていたが、小泉さんに比べて本気度が足りないことが透けて見えてしまっていた。手法は強引でも、やっぱり小泉さんの方がリーダーとして頼りがいがある」

 さいたま市の大学一年生(20)は自民党に投票した理由をこう話した。

 声をかけた約三十人のうち自民党に投票したと明言したのはこの大学生だけ。

 練馬区の大学生(20)が「小泉流は気に入らないことがあるとちゃぶ台をひっくり返すような横暴な手法で支持できない」と強調するなど、きちんと意見を話す若者のほとんどが野党の支持者だ。雰囲気から自民党に入れたなと感じられた若者もいたが口は重かった。

■比例10ブロック 最多割合占める

 今回の総選挙で、投票日に出口調査を行った共同通信のデータによると、比例代表の全国十一ブロック別投票行動で、二十代前半は北海道を除く十ブロックすべてで自民党が最多割合を占めた。

 これは三十代の八ブロック、四十代の九ブロックに比べても高い“自民寄り”の傾向を示している。

 なぜ若者は小泉政権を選択したのか。学習院大学の藤竹暁名誉教授(メディア社会学)は「今の若者は大学に入りたければ苦労せずに入ることができるし、ニートであってもアルバイトする口はいくらでもある。快楽が簡単に手に入り不満も感じていない。一方で、新しい方向性をほしいとも考えている。そんな若者の気質に小泉的な手法がうまく同調した」と分析する。

 「小泉劇場」に対する警鐘は選挙期間中にもあった。

 世論調査で圧勝ムードが漂い自民党執行部が危機感を募らせる場面もあったが、結果には全く影響を及ぼさなかった。そこには野党側の敵失もあったようだ。

 藤竹氏は「政策を訴えるとしながら、小選挙区でやっていたことは自民党と変わらないドブ板選挙。政策、政策という野党の姿勢が浮いてしまった」とみる。

 「アイドル政治家症候群 慎太郎、真紀子、康夫、純一郎に惹(ひ)かれる心理」の著書がある矢幡心理教育研究所の矢幡洋所長は「オリンピックやサッカー・ワールドカップとか、日本国中がワーッと一方向に燃えるのと、今回の総選挙の自民党支持は質的に似ている」と指摘する。

 矢幡氏によれば、近年は、テレビのバラエティー番組のネタになるようなキャラクターのはっきりした人物を常に求めるような雰囲気がある。ライブドア対ニッポン放送における堀江貴文社長など、すべての事象が「ネタとして面白いかどうか」という同一線上の価値観によって判断されている。週刊誌で取りざたされた女性候補の不倫問題など倫理的な問題でも反響は広がらず、一方で郵政民営化反対派に対する同情も集まらなかった。

 「個人が何か強い決断をするというドラマを好むようになった。特に今の二十代は、いじめ問題をくぐり抜けてきた世代で、目立てばいじめられるため角が立つことに対する恐怖感がある一方で、強い者の決断を、内容を問わずにリスペクト(尊敬)する。つまり思考放棄だ」

■「改革止めるな」言葉が若者化?

 日本青少年研究所の千石保所長は「改革を止めるなっていうキャッチフレーズは若者言葉。元気がいい。ただし中身は問われていない。まさに流行だしファッションなんだが、ある意味小泉首相自身が若者化していると思う」との見方を示す。

 同研究所が二〇〇〇年に行った世界各国の若者に対する調査では、「二十一世紀は希望に満ちた社会になる」と答えたのは米国で85・7%、韓国、フランスでも六割以上に達したのに、日本では33・8%と際だって低かった。

 さらに人生の目標については「楽しんで生きる」が突出しており、一九九〇年代以降、非常に豊かな時代になって先を考えなくても生きていける状況となったことで「今が楽しければいい」という傾向が強まったという。

 千石氏は、岡田克也代表率いる民主党に若者の支持が集まらなかった理由をこう推測する。

 「本来ならば外国との関係はどうするのかや、財政問題はどうかといった、いろんなことを考えた上で投票すべきだが、そんな余計なことを持ち出したってスパッと割り切れないから面白くないと排除されるだけ。民主党がテーマにした年金問題は確かに大事な問題だが、若者向けの言葉になじまなかった」

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