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天木直人サイト<応援をいただいた皆様へ心からのお礼を申し上げます>
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投稿者 天木ファン 日時 2005 年 9 月 18 日 13:14:45: 2nLReFHhGZ7P6
 

応援をいただいた皆様へ心からのお礼を申し上げます

 2005.9.11.の衆議院総選挙は小泉首相の一人勝ちに終わりました。小泉首相の4年あまりの外交は、あのイラク戦争を支持して自衛隊を派遣した違憲行為にとどまらず、あらゆる意味で日本の外交を間違った方向に導いてしまった。とくに小泉首相は日本の外交をかつてないほど米国の意向に従えてしまった。その結果日本はどうなったか。そしてこれからどうなるのか。
日本の平和外交が取り返しのつかないまでに米国の安全保障政策に組み込まれつつある。これほど重要な論点が今度の総選挙で一言も語られなかった。誰一人として正面からこの問題を取り上げようとしなかった。私が神奈川11区から立候補をすることを最後に決意した最大の理由は、このことを訴えたかったからでした。
 結果は小泉首相の圧勝でした。しかし私は今度の選挙がこのような結果に終わったことによって、あらためて立候補をしてよかったと思っています。何故ならば、私の訴えは小泉圧勝後の今こそ声高に叫ばれなければならないからです。米軍再編の名の下に在日米軍の機能が一気に高まるでしょう。日本の国を守るべき自衛隊が米軍の司令の下に米国の世界規模の軍事政策に組み込まれていくでしょう。それにともないただでさえ苦しい日本の財政が、ますます米国の財政赤字を支え続けていくことになる。憲法9条の改正問題がどのように進展しようとも、もはや平和憲法の精神は完全に踏みにじられることになるでしょう。このことに対して国民の中から立ち上がる者がいないのか。
 私の危惧は、民主党の代表に前原氏が選ばれたことによって更に現実的なものになってきました。前原氏の政策姿勢は評価できるものがあります。しかしどうしても私の考えと相容れないのは、安全保障政策に関する日米軍事協力重視の考え方です。野党第一党の代表が日米安保体制を是認するのであれば、まさに二大保守政党、対米重視一辺倒の外交の完成です。それを国民が認めようとしている。
戦後60年の日本の政治史において、かつて安保闘争があれほど盛り上がった時期があったように、日米安保体制をよしとするか、日米軍事同盟から離れた日本の平和外交を追及するかは、この国の大きな論点でした。それがなくなろうとしているのです。
 私は今度の選挙の結果、この問題が鮮明に浮き上がるようになったという意味で、本当によかったと思っています。民主党はもはや分裂するエネルギーさえ持ち合わせていないのかもしれません。しかし前原代表の下で憲法改正を是認する民主党に、これまでの護憲派の民主党員が黙って従っていくのであればこの国の安保論争はなくなります。民主党はいまこそ分裂しないほうがおかしいと私は思うのですが、はたしてそこまで平和外交を重視する民主党議員がいるのかどうか。やはり選挙に勝つ事を優先して信念を曲げる民主党員ばかりなのか。その程度の護憲議員だったということでしょうか。
 ひるがえって本来の護憲政党である社民党や共産党は、今こそ政党の立場を乗り越えて結束しなくてはならないのではないか。もし彼らがそれぞれの党の組織防衛よりも、平和憲法を重視し世界における日本の尊敬を取り戻すことを優先させるのであれば、いまこそ力をあわせなければ嘘です。
 今度の選挙で私はいくつか考えるところがありました。その思いはまた機会をあらためて書き綴っていこうと思いますが、次のことだけはお伝えしたいと思います。
 まず今度の選挙で私に支援をさしのべてくださった皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。選挙準備を手伝ってくれた方々、選挙活動に協力してくれた方々、勝手連として独自に支援活動を続けてくれた方々、その支援は様々な形で行われましたがそのような支援がなければおそらく私は今度の選挙を最後まで戦い抜くことが出来なかったと思っています。本来ならばそれら一人一人の方々に直接お会いして手を握ってお礼をさせていただくべきところでありますが、それがかなわないのでこの場を借りて皆様に心からのお礼をさせていただくこととします。ありがとうございました。
 それにもまして私は、7、475票もの得票を与えてくださった横須賀、三浦市の有権者の皆様に感謝したいのです。この票が少ないからといって私の今回の立候補が無意味であったとする人がいる。しかし私は決してそうは思わない。それどころか、今回の選挙を戦ってみて、知名度もなく、政党や組織の支援もない私がわずか10日あまりの街頭演説だけで獲得した、7、475の票は、それが如何に大量の票であるか、これは選挙を戦ってみて実感として感じるのです。私のなすべきことは、私に貴重な一票を投じてくれた人々に対して、その期待に背くことなくこれからも平和外交の重要性について訴え続けていく事です。いま私はその責任の重さに覚悟をあらたにしているところです。
 最後に、今回の私の立候補に対して批判的な言動をしている人達に申し上げたい。私はどのような批判も甘受します。あらゆる行為には賛否はつき物ですから。しかしあなたたちが本当に平和を望むのなら行動で示してもらいたい。平和の統一候補を擁したいのならそれを実現してもらいたい。平和の為の結集が必要であるのなら野党の結集を実現してもらいたい。もはや事態はああでもない、こうでもないと評論を繰り返していることを許さないほど深刻なのです。今の保守的、高圧的な政治状況にあって、平和を希求する大衆運動を起こせるようなカリスマ指導者を見出さない限り、小泉的政策を止める事は出来ないのです。
 私はこれからも平和外交の重要性を訴え続けていきます。当面政治活動に関わることなく日本の政治状況を監視して行こうと思っています。仮に再び政治活動に参加する時は、今度こそ必ず思いを遂げることを確信したときです。そういう政治状況が到来する時です。その時が来るかもしれないし、永久に来ないかもしれない。しかしそんなこととは無関係に、私は平和外交の重要性を訴え続けていきます。なぜならば平和外交こそ究極の正義であると確信しているからです。
 「メディアを創る」を近く再開します。興味のある方は引き続きご愛読下さい。


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