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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(29日)自爆未遂少年の父親がテロ組織を非難
★(30日)産業スパイ事件で有名企業に逮捕者
★(31日)４００人のパレスチナ人囚人を釈放へ
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2005年5月29日（日）
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＊シャロン首相は今日、４００人のパレスチナ人囚人の釈放を閣議で検
討する。シャルムエルシェイクでの合意を実施し、自治区におけるア
ッバス首相の立場を強化するため。(H,P,I)
＊自治政府のユセフ内相が自治警察の５０００人採用計画を発表。多数
の警察官の退職を控え、若い警察官を補充する。(H)
＊ナブラス近郊の検問所で自爆ベルトを持った２０歳のパレスチナ人を
国防軍が拘束。爆発物は安全に処理され、被害は無かった。(H,P)
＊ガザでは爆弾製造中の事故と見られる爆発でハマスのメンバーが死亡。
ハマスは「軍事作戦で死亡した」と発表した。(H,P)
＊１６歳の少年が１５歳の少女を絞殺。凶悪犯罪を繰り返していたこの
少年は、未成年のため更生施設に収容され、一時帰宅していた。(H)
＊イスラム聖戦を支援し、イスラエル人や米国人の殺傷を助けたアラブ
系米国人に対する裁判が米国で開始。検察側はイスラエルから証人を
呼び、テロの残虐性を訴える構えだが、弁護側は反対中。(H)
＊イスラエルとの連帯を深めてもらうため、毎年２万人のユダヤ人の若
者をイスラエルに招待する計画をユダヤ機関が開始。(P)
＊先週、自爆未遂で拘束された１５歳のパレスチナ人少年の父親が、少
年を使ったアルアクサ殉教団を「神をも畏れぬ連中だ」と激しく非難。
アルアクサ殉教団は、事件との関与を認めていない。(P)
＊金曜にエルサレム近郊で４件の山火事。ユダヤ教の小祭日ラグバオメ
ルの焚き火の不始末ではないかと見られている。(P)
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2005年5月30日（月）
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＊産業スパイ事件で有名会社の首脳を含む２１人が逮捕。３つの有名私
立探偵会社がハッカーからトロイの木馬型プログラムを購入し、有名
企業の依頼を受けて競合相手の情報集めを行っていた。(H,P)
＊訪米中のアッバス議長がＡＢＣのインタビューで「自爆テロの時代は
終わった」と語った。しかし、和平交渉が成果を上げなければ、また
暴力の応酬が始まると警告した。(H,P,I)
＊シャロン首相の提案した４００人のパレスチナ人囚人の釈放は閣議で
承認。ネタニヤフ蔵相らは反対に回った。(P,I,7)
＊米国のユダヤロビーであるＡＩＰＡＣの職員２人がスパイ罪で起訴か。
駐米イスラエル大使館に事件が波及する可能性も出ている。(H)
＊シャスのベニズリ議員を収賄と背任の疑いで起訴すると、マズズ検事
総長が決定。建築業者からの依頼で、外国人労働者の受け入れに関し
て便宜を図るよう圧力をかけた疑いが持たれている。(H,P)
＊昨日ガザで２件の爆発事件があり、ファタハとハマスのメンバー計３
人が死亡。いずれも爆弾製造中の事故か。またヘブロンでは、国防軍
兵士を刺そうとしたパレスチナ人が射殺された。(H,P,I,7)
＊首相官邸でラジオのインタビューを受けていたネタニヤフ蔵相の服か
ら突然の煙。禁煙場所だったため慌てて火のついたタバコをポケット
に隠したため。「蔵相、服から火が！」の声が生放送された。(H)
＊イラクに残るパレスチナ人が反政府テロの嫌疑を受けて弾圧されると
の懸念を自治政府が表明。イラクの２０万人のパレスチナ人は、フセ
イン大統領時代には手厚い庇護を受けていた。(P)
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2005年5月31日（火）
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＊テルアビブ近郊のラムラで昨日早朝、バールミツバの祝から帰宅する
家族の乗った車に銃撃があり、４歳の少女と叔母が死亡。手口から見
て暴力組織による人違い殺人ではないかと見られている。(H,P)
＊少なくとも４人を殺した連続殺人の容疑者がハイファで逮捕された。
容疑者も被害者も旧ソ連地区からの移民。容疑者は２年前に事故で妻
を亡くしてから精神的に不安定になっていた。(H,P)
＊政府が釈放予定の４００人の囚人のリストを発表。テロ実行犯は含ん
でいない。釈放は木曜日に実施される予定となっている。(P)
＊南アフリカの国防相が来週イスラエルを訪問。南アフリカが民主化さ
れて以来、国防相のイスラエル訪問は初めて。(H)
＊トロイの木馬型プログラムを使った産業スパイ事件で、私立探偵が国
防産業の会社からも軍事情報を盗み出していたことが判明。(P)
＊西岸地区などから来た右派活動家が使われていないガザのホテルを占
拠して要塞化。持ち主の許可を得ているため現時点では退去させられ
ず、国防軍は対応に苦慮している。(H)
＊労働裁判所が教師の解雇を一時差し止め。教育省と教師に対して再交
渉を命じ、交渉結果を６月５日までに報告するよう求めた。(H)
＊ギリシャ正教会のエルサレム教区が、罷免したイリネオス師に代えて
コルネリオス師を暫定指導者に指名。イリネオス師は教会の土地をユ
ダヤ人に貸したため、パレスチナ人信徒の不興を買った。(H,I)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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