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失敗だったファルージャ包囲/ダール・ジャマイル [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/995.html
投稿者 white 日時 2005 年 6 月 03 日 18:21:58: QYBiAyr6jr5Ac
 

□失敗だったファルージャ包囲/ダール・ジャマイル [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000922;jsessionid=fd6ddd2cs3

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URUKNEWSイラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2005/06/03(金)

[飛耳長目録 today'snewslist]
☆失敗だったファルージャ包囲  ThefailedsiegeofFallujah
☆国連: イラクで兵器・装置が行方不明
  U.N.:WeaponsEquipmentMissinginIraq

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☆★失敗だったファルージャ包囲
  ThefailedsiegeofFallujah
  アジア・タイムズ・オンライン 6月3日 (ダール・ジャマイル)
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http://atimes.com/atimes/Middle_East/GF03Ak01.html

 アンマン(ヨルダン)発:
 2004年4月と11月におこなわれた2度にわたる破壊的なファルージ
ャ包囲攻撃は、何千人ものイラク人の死者をだし、数十万人の家屋を奪
い、イラクの治安を改善するとしてアメリカがおこなったレジスタンス戦士
の排除作戦はファルージャの住民とイラク全体を悩ましつづけている。

 ファルージャ住民のあいだには時間がたつにつれて煮えたぎる怒りが
増大している。彼らは自分たちの都市の大部分を米軍の猛攻撃によって
破壊されたあと、米軍とイラク政府の双方による再建の約束を確認して
いるが、そのほとんどが実行されていない。

 「ファルージャでは毎日、今でも戦争犯罪がつづいている」とモハンマド
・アブドラが指摘した。彼は「ファルージャ人権と民主主義研究センター」
(SCHRDF)の責任者である。この組織はファルージャの破壊のなかで活
動し、住民の苦境を監視し、再建への支援をおこない、11月の包囲攻
撃で使われた違法な兵器と戦争犯罪を実証しようとしている。

 アブドラはアンマンからの『アジア・タイムズ・オンライン』による最近の
インタビューに応じて、「現在、約束された再建は1つも実行されてない。
人々が秩序のある生活をとり戻すために、それがひじょうに必要となって
いるのに」と語った。

 市内で働いている医者たちは、米軍とイラク治安部隊が医療を妨害す
ることに不満をつのらせている。厳重な米軍の検問態勢が続いているた
めに、ファルージャ住民は市内で行動する米軍とイラク治安部隊から屈
辱的で品位を汚される扱いを受けている。そしてこの扱いはほとんどが
意図的なものだと受けとめられている。

 ボランティアとしてファルージャ総合病院で働いているアミル・アニ医師
は、「検問所がひどい嫌がらせをする」と話した。「ここ2週間、市内のさ
まざまな場所で白兵戦のような衝突があったために、市内で戦闘が再開
された。このせいで特に大病院は、救急車を市内に出入りさせるのに苦
労している」。

 アニは「市の境界にある難民キャンプで仕事をしているが、郊外にある
検問所のせいで、このキャンプにいる患者は市内に入ることができない」
と話した。「だから彼らは、最も近い医療施設がキャンプから1キロ未満
の市内にあるのに、14キロも離れた別の診療所へ通わざるをえない」。

 さらにアニは続けて、市内にある初期診療施設と主要病院は再建を必
要としているが、建築資材の搬入が米軍に阻まれていると述べた。

 ラマディで勤務しているリヤド・アル・オベイディ医師も、現在はファルー
ジャでボランティアをおこなっている。「以前は保健省が市内に救援物資
を届けていたが、今ではこれは禁止された。その理由は判らない」と彼は
話した。「そのために現在は固定材や外科手術のセット、トラウマ用の設
備が不足している。ほんとうに衛生にかかわる人道問題だ。人々は自分
たちの街にいながら、難民同然の生活をし、テントで暮らしている。だか
ら、きれいな水と衛生が不足するし、腸チフスが猛威をふるっている。夏
が近づくなかで、すべてが悪化するだろう」。

 包囲攻撃に先立ってイラク政府と米軍が市の再建を支援すると約束し
たことは、今はなかったことのように思われている。

 SCHRDFのアブドラによると、「ちょっとは再建されたが、それはファル
ージャ住民によってなされたことばかりだ。イラク政府はわずかな支援し
かしてない」。

 この点はアブラハム・アジズ(個人を保護するために名前の一部を変え
た)によっても確認された。彼はファルージャ市内でボランティアとして働
いている。ファルージャから電話インタビューに応じた彼は、「今たまたま
小さな再建があった。電線が取り替えられている」と話した。「しかし病院
と診療所は、ペンキが塗られ壁にあいていた穴がふさがれただけだ」。

 ファルージャでセメント工場を経営しているファウジ博士は、ファルージ
ャの南部地域は閉鎖されたままで、破壊されたビルと家屋も10%だけ
が、しかも住民自身の手で再建されたと話した。ファウジは市内住民へ
の補償交渉にも参加していた。協議では米軍側に60億ドルの数字が提
示され、彼らもその支払いに同意した。しかしイラク政府が同意しなかっ
た。

 「私たちはバグダッドに行ったが、アラウィ(当時首相)事務所は私たち
に10億ドルのみが支払われると言い、そして、すべてが(1月の)選挙で
変わるだろうから、彼らは何も約束することはできないと語った」とファウ
ジは説明した。「私たちはこの総額について議論したが、政府は60億ド
ルの20%を提示し、私たちはそれは十分ではないとして拒否した。この
会議には、アメリカ人(軍および文民)とイラク政府のメンバーが出席して
いた」。

 アジズ氏は今までのところ約束された補償額の10%が支払われただ
けだとし、さらに、衛生環境が「ひどい状態になっていて、今、コレラが蔓
延(まんえん)しているところだ」と語った。

 SCHRDFによって最近おこなわれた飲料水試験では、ファルージャ市
内に利用可能な飲料水がないことが判明した。「誰でもこのことを知って
おり、だから私たちは住民に水は10分間、煮沸(しゃふつ)するように告
知している」とアブドラは言った。

 オベイディ医師も同じことを指摘した。「一部の支払いはあったが、それ
は少額だ。しかしその後、最近になってイラク政府はすべての損害補償
を中断した。だから今では、人々はこれにひじょうに憤激している。特に
アメリカ人が各家族に500ドルを与えると約束したことさえ、今までに何
も支払われてないからだ」と彼は説明した。「もし家が完全に破壊された
ら、500ドルで十分と思うかね? 思わないだろ」。

 (つづく)

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☆★国連: イラクで兵器・装置が行方不明
  U.N.:WeaponsEquipmentMissinginIraq
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http://seattlepi.nwsource.com/national/apmideast_story.asp?category=1107&slug=UN%20Weapons%20Inspectors

 国連の衛星画像専門家は、生物兵器あるいは化学兵器に利用可能な
物質と、禁止された射程の長いミサイルがイラクの109の施設から行方
不明になったと断定した。−−AP通信が2日に入手した報告書に、国連
兵器査察官が指摘した。

 国連兵器査察官は2003年の米国主導の戦争以来イラク復帰を阻ま
れており、彼らは衛星写真を使って国連監視下にある施設の状態を確
認してきた。

 国連安全保障理事会に提出された報告書には、誰がこれらの物質を
移動させたか、それはどこに行ったかの結論はでていない。兵器査察官
は、この行方不明の物質は合法的な目的のために使われることができ
ると語った。「しかし、もし良好に修理された状態なら、それは禁止された
目的にも使用可能だ」。

 (以上、要旨のみ)

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