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部隊削減計画を明かすイギリス政府のメモ ワシントン・ポスト 7月11日 イラク情勢ニュース
http://www.asyura2.com/0505/war71/msg/1253.html
投稿者 木田貴常 日時 2005 年 7 月 14 日 18:29:40: RlhpPT16qKgB2
 

☆★部隊削減計画を明かすイギリス政府のメモ
  U.K. Memo Cites Plans For Troop Reduction
  ワシントン・ポスト 7月11日
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http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/07/10/AR2005071000725.html?referrer=email

 ロンドン発、7月10日
 イギリス国防相ジョン・リードがブレア首相に宛てて書いた秘密メモによる
と、アメリカとイギリスは来年半ばまでにイラクから派遣部隊の大部分を撤
退させる計画を策定中である。

 <秘>とされたこの文書は、「2006年初めまでに18州のうち14州でイ
ラク側に統治をゆだねると想定した米国の計画がある」と述べ、イラクに駐
留する米軍指揮下の全体規模を6万6000人に削減することになるとい
う。現在の兵力は、バグダッドの軍スポークスマンによると、アメリカ軍13
万8000人を含めて約16万人である。

 リード国防相は10日、この文書の信頼性を否定しなかったが、兵力規
模に関してなんらの決定もなされていないと述べた。ワシントンでは、米国
防総省の広報官が当局者はこの文書を確認していないと弁明した。

 『メール・オン・サンデー』紙に発表されたこの文書には日付がなく、「現
行のアメリカ政府の軍事的方針はまだ検討段階にある。しかし米軍が関
与するレベル全体を減らすために、米軍には顕著な兵力削減へに強い要
求がある」と書かれていた。

 米軍の最高司令官と国防総省高官が兵力規模を削減しようと望んでい
るもとで、イギリス政府内でこのように特定の期限を設けた顕著な兵力削
減を語るメモが明らかになったのは、今回が初めてである。ブッシュ大統
領は撤退期限を設けることを拒否しており、そのような期限を設定すること
はゲリラに米国の占領が終わることを期待させることになると述べてきた。

 新聞社のwebサイトに掲載された今回のメモは、国防総省の米国高官と
イラク現地の軍指導者のあいだに議論がある点に注目し、ワシントンの当
局者は「比較的に大胆な兵力削減」を望んでいて、「彼らより慎重」な戦場
指揮官と見解を異にしていると述べている。

 米国高官によると、こうした議論は作戦立案に貢献するものであり、その
時の条件によって幾つもの異なるシナリオがありうるのだと説明した。急な
兵力削減はイラクの政治プロセスの進展とイラク治安部隊の創設にかか
っているのだろう。

 一方、米軍指揮官はイラク軍と警察部隊の成長を称賛してきたが、それ
らの部隊の訓練と装備には予期した以上の時間がかかっている。イラク軍
が単独で守っている州はイラクに1つもなく、期待されていた米軍兵力の削
減はこれまで実現されていない。

 ペンタゴン広報官であるジョー・カーペンター海軍准将は、「良くも悪くも、
あらゆる種類の進展に応じて、そのときどきで幾つもの計画がある」と説
明した。だがカーペンター准将は、ペンタゴンの当局者が確認してないと
いう理由で、イギリス政府のメモに関してコメントすることを明確に断った。
「米国指導部はこれまで、わが軍の削減と最終的な撤退は戦略的に具体
状況にもとづいて決められる」。

 米政府高官が暴力を抑えることに成功したと先触れしているものの、多
くの分析者は、粘り強いイラクのゲリラ勢力が米軍撤退の重大な障害物
になるだろうと考えている。

 今回のメモには、部分撤退はイギリス軍の規模を2006年半ばまでに
8500人から約3000人に縮小させるだろうと書かれている。メモはさら
に、この変化によってイギリスは現在の費用約17億ドル(年額)を半分に
おさえることができるとしている。

 メモは、「しかしながら、これは政府の支持を得た計画ではない」と警告し
ている。「この計画を実行するには、さらに多くの軍事分析が必要だ」。

 メモが発表されたあと10日におこなわれた会見で、リード英国防相は、
「イギリス政府は必要とされる限りイラクに駐留すると明確にしてきた」と述
べた。

 リードはまた、「イギリス軍が採用する将来の姿勢に関しては、何も決定
されてない。しかし、われわれは常に、イラク治安部隊の能力が向上すれ
ば、テロリストとの戦いを彼らに委ねるつもりだと宣言してきた」、「したがっ
て、予見可能な選択しおよび突発的な事態にむけて、頻繁に文書を作製
することはある」と述べた。

 「これはいくつもあるそうした文書のうちに1つにすぎず、さまざまなシナ
リオを想定して最近(数ヶ月内)作製されたものだ」。

 イギリス軍は南部の都市バスラ周辺の比較的に穏やかな州を担当して
きたが、2003年3月のイラク侵攻以来89人のイギリス兵が死亡した。こ
の戦争はイギリス国民のあいだでわずかな支持しかなく、政府関係者もで
きるだけ早く軍を撤退することを希望している。だがブレアはイラク軍に引
き継ぐまで軍隊の撤退はないと主張してきた。

 今回のメモによると、イギリス軍指揮官は2005年10月までにイラク軍
に2州を委(ゆだ)ね、2006年4月までにはさらに2州を引き継ぎたいと希
望している。


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