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コーラン冒涜記事は命による代償を招いた嘘? 戦争宣伝に協力する米国のマスメディア
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投稿者 World Watcher 日時 2005 年 6 月 10 日 23:44:41: DdDUJ9jrxQIPs
 

▼『コーラン冒涜記事は命による代償を招いた嘘? 戦争宣伝に協力する米国のマスメディア』

デモクラシー・ナウ 2005年5月26日、木曜日
命による代償を招いた嘘:ニューズウィークは、コーラン記事について圧力をかけられている。
イラク侵略に先立つメディアの誤謬については一体誰に責任があるのだろう?

先週ホワイトハウスは、グアンタナモにおけるコーラン冒涜にかかわる不正確なニューズウィーク記事のおかげで、「人々が命を落としている」と非難した。メディア・アナリストのノーマン・ソロモンとマイケル・マッシングが、ジャーナリストに対する政府の圧力と、イラク戦争への地固めとなったメディア報道について語る。

ほぼ同一の出来事を、政府捜査官達が正式に確認しているというジャーナリスト、マイケル・イシコフによるニューズウィーク記事を巡る論争のすぐ後に、ニュースが続いている。強烈な政府の圧力の元、ニューズウィークは、秘密の政府情報源を正式に確認することはできなかったということで記事を最終的に撤回した。

記事が現れた後、ホワイトハウスと国防総省はイシコフとニューズウィークは、記事が報道された後に起きたアフガニスタンでの暴動での死亡に責任があるとして描いている。国防総省のスポークスパーソン、ラリー・ディリタはこう言った。「この馬鹿者が書いた記事のおかげで人が亡くなっている。こんな男を今どうして信用できよう?」

ニューズウィークが記事を撤回した後も、ホワイトハウスは攻勢を継続している。


この筆記録は無料でお読み頂けますが、寄付を頂ければ、耳の不自由な方用のTV放送字幕制作に役立ちます。寄付を宜しく御願いします。

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エミー・グッドマン:ニューズウィークについての論議、コーラン冒涜についての十分な証拠のない記述、マイケル・イシコフの記事が掲載されてからのアメリカ政府の圧力についてお話しますが、コロンビア・ジャナリズム・レビューの寄稿編集者で、ジャーナリスト保護委員会の役員でおられ、Now They Tell Us: The American Press in
Iraqの著者でもあるマイケル・マッシングさんにご参加いただいています。またカリフォルニアからはオンラインで、Institute for Public Accuracyの専務理事で、間もなく刊行予定
の本War Made Easy:How Presidents and Pundits Keep Spinning Us to
Deathの著者であるノーマン・ソロモンさんが参加されます。
ではマイケル・マッシングさん、あなたから始めてください。ニューズウィークについての論議が展開しはじめて、コーラン冒涜についての十分な証拠のない記述、そして国防総省、アメリカ政府の出方をご覧になって、あなたは驚かれましたか?

マイケル・マッシング:いいえ、驚きませんでしたね。これはよく見るパターンの繰り返しです。今の新聞は、多くのジャーナリストがそう感じていると思うのですが、これまでに例のないやり方で攻撃を受けています。これは単に、いってみれば、ケネディ大統領時代を振り返ればわかりますが、あの頃の、大統領或いは、大統領のプレス・スポ−クスマンが 報道機関
を非難している、というものではありません。一種のエコールームがあって、それが実に、様々な場所から激しくメディアを零落させてしまっています。そこで、ホワイトハウスの声は、フォックス・ニュースによって、ウイークリー・スタンダードによって、ウオール・ストリート・ジャーナル社説によって拡声されているのです。現在は、即座に大変な圧力を加えられるブログも使えます。ですから、これは明らかに、新聞側を防御姿勢にさせ、記事を手控えるようにさせるよう計算しつくされたものの類型の一部だと見ています。

エミー・グッドマン:ローレンス・ディリタが語った、マイケル・イシコフについて、大馬鹿者についての他に、誰が何と言っているかについてお話願えますか。また、基本的にニューズウィークの手は血まみれなのでしょうか?
政府は他に何をいっているのでしょう。

マイケル・マッシング:ええ、統合参謀本部の長であるリチャード・マイヤーズ将軍は記者会見で言っています。その会見での一番最後の発言でした。ドナルド・ラムズフェルドも同席していて、基地の閉鎖が発表された時に、だれか端にいた人がニューズウィークの責められるべき怠慢について尋ねたところ、マイヤーズ将軍は実にそれについて率直でした。彼はこう言っています。「将官を現場においています。私の代理人がアフガニスタンにいます。彼が感じていることは、ニューズウィーク記事は決して現場で起きていることの原因ではないということで、それよりも、地方政治、反米・反カルザイ勢力に没頭しています。」私は振り返って、これがどのように報道されているか見てみました。これは掲載されたとしても、いくつかの記事の最後に載せられた程度で、ディリタとマクレラン、二人のコメントは大変に注目されましたが、マイヤーズ将軍の話は記事の隅に埋もれてしまったのです。スコット・マクレランが言ったことを引いておられるように、いくつかの言葉がこうした方向になるより、もっと前に起きていたらと思います。

エミー・グッドマン:これは実に驚くべきことです。ローレンス・ディリタ、国防総省のスポークスパーソンはこう言っているのです。「この大馬鹿者が言ったことのおかげで人々が亡くなっている。どうしてこの人物を今信用できようか?」同時に彼はこうも言っています。「こうしたことが起きた場所の特性、どれほどすばやくそれが起きたか、更にそれに関与した人々の特性を考えると、これは、真偽が疑わしいとされるこの記事を、すでに計画されていた行動の口実に使おうと仕組まれた出来事であったことを示しているように思われます。」

マイケル・マッシング:そうです。それに、実際今日のタイムズの特集ページでは、アフガニスタンに三年駐在していた元NPR特派員のサラ・チェイスが、より深い記事を書いています。私は、そこで何が起きているかという報道の欠如に衝撃を受けていると申し上げたいのです。もっと多くの人々が、誰がそうした組織者達なのか、何が起きたのか知りたいと考えていると思います。とにかくもっと情報を得ることです。それに、アフガニスタンがイラクのおかげでいかに脇におしやられたという問題もあります。そういうわけで、我々は何もわからない状態におかれています。

エミー・グッドマン:ノーマン・ソロモンさん、まず最初に、この事件の展開について一言どうぞ。

ノーマン・ソロモン:ええ、どうすれば彼らを信用できるのかという問題を今提起するとすれば、そもそも我々をこのイラクでの戦争に引きずりこんだアメリカのマス・メディア全部と、彼らが頼っている公式情報源について語らなければなりません。欺瞞の方法の一つは、嘘を推し進めること、もう一つは重要な情報についての沈黙です。今、こう考えてみることができるのではと思うのです。命令によって、切り捨てたことによって、主要な情報についての沈黙によって、なされた嘘の結果、誰が亡くなっているのか、と。また、一体誰が、侵略の前、最中、その後なされた欺瞞と、沈黙を、現在、撤回すべきニュース・メディアなのかと突きつけることもできるでしょう。この先をずっと探るならば、スコット・マクレランとローレンス・ディリタや、一連の連中全員が口火を切った問題を追求したり、或いは誰が手を血まみれにしているのかを追求するなら、はっきりさせるべきなのです。彼らの手は大変な量の血にまみれているのです。もしこれら主要メディア機関に手があるとしたならば。アメリカ政府、国防総省、国務省の発表をそのまま信じ、戦争に至らせ、また今日に至る戦争の間、そのまま垂れ流しているニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト等の主要メディアの手は。人々は亡くなり続けています。

ですから、それは、こうした質問が口火を切られ、同時に火を消されてしまう、というこの国のマス・メディアの切りつめられ、限定された範囲の指標でもあるのです。今こうして騒ぎが起きている中、ちょうど一年前の今日、2004年5月26日、ニューヨーク・タイムズが、イラクの大量破壊兵器について一面で延々書き続けた後、14ページにわたる「編集長からの」ノートを発表し、最終的に自分たちの報道にはなにかしら誤りがあったことを認めましたが、それは当時でも中途半端な謝罪でしかありませんでした。タイムズのページ中で、あるいはマス・メディア一般において、タイムズやポストや他の大手メディアがいかに協力したか、彼らがこの国の戦争宣伝体制の一部に過ぎす、結果的にこの戦争に至ったのかについては、いまだ本当の吟味はされていないのです。

エミー・グッドマン:では、マイケル・マッシングさん、それが、あなたの御本、Now They Tell Us: The American Press in Iraq is all aboutで書かれたこ
とですし、あなたはとりわけニューヨーク・タイムズに批判的でおられます。この点いかがですか? どんな人々に責任がるのでしょう?

マイケル・マッシング:ええ、そうですね、それは興味深いことです。メディア報道は機能したり、機能しなかったりするもので、メディアが頑張った時期もあるのですが、今現在なら、大半のジャーナリストが、開戦しようという時にディック・チェイニーがイラクについて最初の演説をした2002年の夏以来の時期を、アメリカのメディア報道における大きな失敗であったと振り返るでしょう。つまり、ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストが率先し、そして皆が後追いした。言いたいのは、新聞は今そのことはわかっていると思うんです、それで、アフガニスタンにおける虐待にかかわる最近の出来事に直面した今、ニューヨーク・タイムズの功績はティム・ゴールデンの記事にあります。ですから、彼らは時折は多少の気骨があるところは見せるのですが、戦争前の時期は、本当に役割を果たしそこねた新聞の失敗の見本のようなものです。そして今我々はその代償を支払わされているわけです。それは疑うべくもありません。

エミー・グッドマン:手短に御願いします。

ノーマン・ソロモン:我々が代償を支払っているというのには異論があります、もっと大切なことは、イラクとアフガニスタンの人々が代償を支払わされていることです。ここには説明責任がありません。問題は、この国のマスメディアは戦争に引きずりこんだという自分たちの過ちには気がついていると言えるでしょうが、同じ連中が同じ企業を経営し、同じ類のダブル・スタンダードを使い、いわゆる「テロリズムに対する戦い」を戦うというホワイトハウスの立場にとって有害だという理由から、強調したくないある主の話題を、黙認したり、無視したりする公式情報に依存しているのです。説明責任は一体どうなったのでしょう? ニューズウィークの比較的軽微なジャーナリズム上の過ちに対してなされたことが、これら大手メディア企業のトップ達には全く適用されていないのです。連中は責めを受けずに生き延びています。彼らの公式情報源への依存と、アメリカ政府発表の路線を大声で吹聴することは相変わらず続いています。

エミー・グッドマン:ニューズウィークの報道はどうでしょう? どのように評価されますか? まずノーマン・ソロモンさんからお話頂きましょうか?

ノーマン・ソロモン:そうですね、情報源については些細な問題はありますが、こうした類の問題を見ると、ニューズウィークや他のメディアで、我々が見聞きし、得損ねている報道と比較して、実に際だっていますね。皮肉なのは、イラク侵略が始まるほぼ四週間前、ニューズウィークが独占レポートを発表したことです。2003年2月末でしたが。見出しは「亡命者の秘密」でした。あれはジョン・バリーによる傑作でした。記事はフセイン・カメル、つまりサダム・フセインの義理の息子が、C.I.A.とイギリスの諜報職員に、1995年に、イラクには大量破壊兵器はないと語ったことを指摘していました。この話は既に知られていたのです。記事が掲載された二日後にジョン・バリーと話しました。これは戦争より前のことです。もしジャーナリスト達が、このニューズウィーク独占レポートの意味について、きちんと仕事をし、調べ、語り、報道していれば、この戦争を防げていたかも知れませんが、実際はマス・メディアによる沈黙が維持され、こういう状態になったわけです。それがホワイト・ハウスやC.I.A.が、正しいものだとお墨付きをくれた話ではなかったので、連中は単に無視したのです。

エミー・グッドマン:マイケル・マッシングさん、ニューズウィークをどう評価されます?

マイケル・マッシング:ええ、そうですね、興味深いです。ニューズウィークが反軍的だという非難だらけなので皮肉なことですが、最近の報道を調べてみたのです。イラクでの1月末の選挙から、反対派の暴力行為が再開するまでの間を見てみると、新聞は皆、基本的に非常にブッシュ政権寄りで、ニューズウィークはその一つでした。私が切り抜いた3月のある号の記事があります。その報道は、一種「アラブの春」のようなもので、ブッシュが、その全てに対してどれほど貢献しているかというのです。ドナルド・ラムズフェルドについてやったと同じように、新たな人物を作り上げようという旧来の方式に倣ったコンドリーサ・ライスの記事もあります。私が申し上げたいのは、だからニューズウィークに対して、このペリスコープ記事だけ取り出して、「ああ、この新聞は、生来反ブッシュの組織だ」とは言えまい、ということです。そんな見方は長続きできないでしょう。

エミー・グッドマン:私はホアン・コールによるSalon.comの記事を読みました。彼はInformed Commentのブログで、The Lies that Led to Warを書いています。こ
う言っています。「あるニューズウィークの情報源は、その中でグアンタナモにおけるコーラン冒涜を説明していた政府文書を誤認したことを認めている。国防総省のスポークスパーソン、ローレンス・ディリタはいきりたった。「この大馬鹿者が言ったことのおかげで人々が亡くなっている。どうしてこの人物を今信用できようか?」
「ディリタは、ブッシュ政権の自分のボスたちに対しても同じことが言えただろう」とホアン・コールは書いています。彼は言います。「1,600人以上のアメリカ兵と海兵隊員を含め、何万人という人々がイラクで亡くなっている。ジョージ・W・ブッシュ大統領とディリタにとってより近い上司ドナルド・ラムズフェルド国防長官による、サダム・フセインの存在しない大量破壊兵器や、同様に空想上で進行中の核兵器計画に関して行った偽りの主張のおかげで」彼はさらに続けてこう言っています。「今なら我々は、イギリス諜報組織の長に関するイギリスの漏洩メモのおかげで、ブッシュ政権は、明快な否定と反対に、既にイラク攻撃をする腹を決めていて、これらのいんちきな主張を、自分たちの決定を指示するよう纏め上げたことを知っている。要するに、ブッシュと彼の最高幹部達がイラクに関してついた嘘だ。」マイケル・マッシングさん、いかがでしょう?

マイケル・マッシング:ええ、私もいわゆるダウニング・ストリート・メモの話を持ち出したいと思っていました。マーク・ダナーは、最近のニューヨーク・レビュー・オブ・ブックスで書いています。「彼らは、私が知る限り、いかなる報道機関もこれまで完璧にはしていなかった、メモ公開をしたのだ。」ここでも、アメリカのメディアは、この戦争遂行という既に決められた目標にアメリカ合衆国を引き入れる為、彼らがいかに意図的に諜報データを操作し始めたかということを最もあからさまに示す文書について、僅かな裏話以上、ほとんど注意を払いませんでした。そこで再び、我がジャーナリストと編集者はどこにいるのだ?というわけです。ニュースになるだろうと連中が思うはずの記事を一面に載せなかったのですが、もし載せていたならば、今連中がニューズウィークを責めているものに対し、非常に良い対照的要素になっていたろうにと思います。

ノーマン・ソロモン:ええ残念ながら、これはちっとも新しい出来事ではありません。これは現政権とこの戦争の何十年も昔に遡るのです。例えば、悪徳にも主要都市を78日間も空爆したユーゴスラビア爆撃をどうして始めるにいたったか、という話に立ち戻ることが可能です。それは、秘密メモが掲載されなかったとか、アメリカの新聞で報道されなかったというわけではないのです。1999年始めにアメリカ政府が押していたランブイエ案のような公的文書では、付属書Bで明快に、要するにユーゴスラビア政府、スロボダン・ミロシェビッチに対して、NATO軍に、アメリカが主導するNATO軍に、国を引き渡せと要求しているのです。これは秘密ではありません。デモクラシー・ナウ!に掲載されましたし、メディア監視団体FAIRも公開しましたし、私がいる組織Institute for Public Accuracyは、その戦争の最中に
プレスリリースを出しましたが、それでもマス・メディアは公表を拒んでいます。これは保管公式文書で見られられますが、クリントン政権が自分がやりたい戦争を正当化するため押しつけた即効性の毒薬、最後通牒に関わる最も基本的な事実を報道することを拒んでいるのです。

エミー・グッドマン:マイケル・マッシングさん、どう思われますか?

マイケル・マッシング:ええ。知りませんでしたね。なぜアメリカがコソボの戦争を始めたのか、延々論争することも可能です。いかに嘘に基づいていたか、或いは、コソボ人、アルバニア人、アルバニア系コソボ人に対してなされていた酷い虐待に基づいていたか、ということは、皆さんご存じと思うのですが? その話に入るのは止めましょう。でも、基本的なところは賛成です。

ノーマン・ソロモン:[聞き取れず] それは、歴史の問題で、単にこの戦争の問題ではありません。この文書、ランブイエ案が公開されるべきたということには同意されると思います。アメリカの人々は、セルビア政府が要求した戦争を、事前に知る権利があるのです。

マイケル・マッシング:ええ、我々には長い歴史があるのです。過去に遡るというあなたの意見に賛成です。今私はThe Powers That Be right nowを実際に読んでいます。デー
ヴィッド・ハルバースタムのこの偉大な著作を読み直しているんです。ケネディ大統領と、ニューヨーク・タイムズの発行人であるアーサー・サルズバーガーとホワイトハウスで会う有名な会合を彼が書いていますが、ハルバースタムは当時唯一のサイゴン駐在特派員でした。そして、彼は既に、権力の反感をかいはじめていました。ケネディはサルズバーガーに言ったのです。「御社のサイゴン特派員は、記事に近づき過ぎているとは思いませんか?」サルズバーガーは答えました。「いいえ、そう思いません。」すると大統領は言いました。「ロンドンかパリから報道したほうが、彼は楽だとは思いませんかね?」そしてサルズバーガーは答えたのです。「いいえ」彼はこの会見で非常に動揺していましたし、実際の所、ハルバースタムは休暇を取るはずになっていたのです。そういう予定だったのです。しかしサルズバーガーは言いました。「君には休暇を取って欲しくないんだ。我々は引き下がったと思われたくはない、と思うので。」それで、こうした形の態度が、今の新聞には非常に欠けているのではないかと思います。押し返す必要があるのです。これはメディアをおじけづかせるため計算しつくされた作戦で、私としては、彼らに姿を現して、言って欲しいのです、つまりニューズウィークには、彼らにはこう言って欲しいのです。「わかりました、我々は間違いもしました、だが、この戦争については、しつこく続けるつもりです。なぜならアメリカの人々が注目すべきことが余りに多くあるのだから。」と。

エミー・グッドマン:最後に、ニューズウィークはどこがまずかったのでしょう?

マイケル・マッシング:記事のために、実際には確証を得られていない一つの情報源で書いたことでしょう。記事にする前に、より多くの情報源にあたるべきだったと思います。もっと色々わかってきて、彼らが記事にしたこの件さえ、結局正しかったことがわかるかも知れません。けれども同時に、彼らはしっかり確認していなかったようにも思えるのです。

エミー・グッドマン:それに、直後から情報源に大変な圧力がかけられているでしょうし、コーラン冒涜についてのこうした陳述があるという政府文書について語っている、とは言っていませんね。我々はこの軍報告を読んでいません。

マイケル・マッシング:そうです。

エミー・グッドマン:そういう事実があったかどうかを知るために。

マイケル・マッシング:それに実際、彼らが撤回したのは、この調査報告書があるかどうかはわからない、という点だったと思います。そうした出来事がおきたかどうか、ということではなかったので。

エミー・グッドマン:最後に一言、ノーマン・ソロモンさん。

ノーマン・ソロモン:マス・メディアが今、ニューズウィークに適用している基準によれば、そもそもニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストのお偉方全員が辞任すべきなのです。ニューズウィークのペリスコープ記事の結果として、何人かの人々が亡くなったのかどうか、あるいは一人も亡くなっていないのかを議論するより、何万人という、また、ある生物統計学によれば、十万人あるいはそれ以上の人々が、イラクで亡くなっていることを我々は語るべきでしょう。こうした編集者達が自ら進んで、私としては、事実を知りながらだと思いますが、宣伝システムに手を貸した結果として、これだけの人々が亡くなっているのですから。

エミー・グッドマン:ノーマン・ソロモンさんの新刊はWar Made Easy: How
Presidents and Pundits Keep Spinning Us to Deathです。Now They Tell Us:
The American Press and Iraqを書かれたマイケル・マッシングさんにも参加いただきました。

この番組の音声あるいはビデオのコピー購入は、オンライン購入をクリックするか、1 (800) 881-2359に電話を。

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記事本文以外の部分は若干割愛してあります。

元のWeb:
http://www.democracynow.org/article.pl?sid=05/05/26/1427224&mode=thread&tid=25

The Lies that Led to Warの記事
http://www.salon.com/news/feature/2005/05/19/lies/index_np.html

またもや外務省機密漏洩事件を思い出します。
沖縄軍用地返還にともなう復元費用を、アメリカが自主的に支払うはずが、日本側が肩代わりするという密約を、毎日新聞の西山太吉氏がスクープしたのです。政府は否定しました。
しかし、国会で政府追及に使われた漏れた文書の出所、議員の不手際で?コピーのデータから、外務省職員の女性であることが暴露されました。西山記者が、その女性と情を通じて、文書を入手したということで、「知る権利」を主張した毎日になぜか非難が集中。肝心の疑惑追及は尻切れトンボになりました。
事件後30年を経て、まさに西山氏のスクープ通り、密約があったことが米国公文書館保管文書から分かりました。30年にわたって、日本はますます従属度を深めています。

今日の日刊ゲンダイのWeb記事も、上の鼎談とつながっているようです。
「大マスコミのたれ流し」というのは、宗主国と属国の大政翼賛マスゴミ相似形。


この道の結末は60年前と全く同じ

 黙って見ていたら極めて危ない。着々進行しているアメリカのための米軍と自衛隊の共同作戦という名の自衛隊の米軍傭兵化。
 アメリカは自国の軍隊の代用に自衛隊をアジア全域で傭兵として使おうとしているが、小泉政権も自衛隊もこの機に乗じて再び軍事大国となることを狙っているこの事態、傍観していては駄目だ。
「米軍再編」「米軍基地再編」「ミサイル防衛共同開発」などと大マスコミはたれ流しているが、米軍は自衛隊を使って将来の対中国戦争に備えていると専門筋、いよいよこの国はキナ臭くなってきた。
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上記は goose さんによる労訳とコメントです。
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【短報】
*自治政府、ガザは上下水のインフラ整備困難との理由で、ガザのパレスチナ人50万人をヨルダン川西岸に移住化を米国と協議  「YA」
http://www.qudspress.info/data/aspx/d37/13147.aspx

*イランが米国の大中東構想に代わる「イスラム中東構想」を提唱、湾岸諸国に説明行脚 「iol」

*サウジアラビアの改革派、自由選挙よりも言論の自由を優先 「NYT」

*サウジアラビアのネット商品・サービス購入が1年で6倍に急増 「meoll」

アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  

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