| ★阿修羅♪ > 戦争71 > 306.html ★阿修羅♪ |
|
| Tweet |
やはり懸念されたとおり，クルド人によるアラブ人，トルクメン人への暴力がキルクークで起こっているようです。
「戦勝国民気取りで，一等地を占拠して，暴力を振るいまくる」という，あの，三国人などと呼ばれる戦後日本にもあったパターンと同じになってきました。
クルドメディアではもっぱらクルド人が被害者になる局面だけが報じられますが，実際にはこういうことが多々起こっているのでしょう。してみると，先のクルド人女性「アクティビスト」誘拐事件なども，もっと微妙な背景があるのかもしれません。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050616k0000e030046000c.html
米国務省：
イラク・クルド人の少数派弾圧疑惑に懸念表明
【ワシントン笠原敏彦】マコーマック米国務省報道官は１５日、イラク北部キルクーク周辺でクルド人の警察・治安組織が少数派民族を組織的に違法逮捕・拘置しているとの信頼できる情報があり、クルド当局に懸念を伝えたことを明かした。北部最大の油田地帯であるキルクークは旧フセイン政権がアラブ化を進めた都市。事件の背景には、旧政権加担者への「復しゅう」があるようだが、クルド人は新生イラクで同都市を自治圏に取り込むことを目指しているだけに、政治的にも問題は複雑化しそうだ。
クルド人による違法逮捕疑惑は、１５日付米紙ワシントン・ポストの報道で明るみに出た。同紙によると、クルドの２大政党である クルド民主党（ＫＤＰ）とクルド愛国同盟（ＰＵＫ）が指導する警察や治安部隊が１年以上前から、キルクークで数百人のアラブ系やトルクメン系の住民を違法に逮捕し他都市の刑務所に移送。現地米軍が黙認しているケースもあり、中には拷問を受けた被害者もあるという。
キルクーク発の同記事は、被害者の声も紹介。元戦闘機パイロットは尋問で旧イラク軍による北東部ハラブジャでのクルド人に対する化学兵器攻撃（８８年）に参加したかを聞かれたと証言。違法逮捕の目的について「復しゅうのためだろう」と語っている。被害者数に関しては、地元政治家の６００人以上とする見方を伝え、違法逮捕は今年１月の移行国民議会選挙後に加速したとしている。
また、同記事は、入手した国務省公電が「司法権の及ばない（違法な）拘置」がクルド政党による「キルクークでのますます挑発的な方法での権力行使の一環である」と記していることも報じている。
マコーマック報道官はこの報道を受けた定例会見で、「イラク北部での違法逮捕・拘置に関する重大で信頼できる情報があり、我々の懸念を関係当局に伝えた」と述べ、クルド当局に「法の支配」と「少数派権利の尊重」を求めたことを明らかにした。しかし、加害側と被害側を名指しすることは避け、米軍の関与も明確に否定した。
キルクークでは、クルド、トルクメン、アラブ各民族が自らを多数派と主張。民族別の正確な住民数などは不明だが、選挙結果などからもクルド系が多数派である可能性が高いとみられている。（毎日16日）
ワシントンポストの元記事はこれですね。とりあえず紹介。長いです。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/06/14/AR2005061401828.html
Kurdish Officials Sanction Abductions in Kirkuk
U.S. Memo Says Arabs, Turkmens Secretly Sent to the North
By Steve Fainaru and Anthony Shadid
Washington Post Foreign Service
Wednesday, June 15, 2005
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。