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イラク・レジスタンスの政治・戦略方針 (3) [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/0505/war72/msg/501.html
投稿者 white 日時 2005 年 7 月 22 日 22:04:14: QYBiAyr6jr5Ac
 

□イラク・レジスタンスの政治・戦略方針 (3) [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000952;jsessionid=625anqksq1

URUKNEWSイラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2005/07/22(金)

[飛耳長目録 today'snewslist]

☆資料: イラク・レジスタンスの政治・戦略方針 (3)
  ThepoliticalandstrategicprogramoftheIraqiResistance

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☆★資料: イラク・レジスタンスの政治・戦略方針 (3)
  ThepoliticalandstrategicprogramoftheIraqiResistance
  アラブ・バース党/イラク/2003年9月9日
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http://www.albasrah.net/en_articles_2005/0705/strat_070705.htm

 ◆公表されている目標と隠された真の目標
  (この項、前回からつづく)

 このようなわけで、われわれが主張しなければならないことは、占領軍
を追放するために戦うレジスタンスと自由なイラクの指導部は、この紛争
を高度なレベルで継続的に管理する以外にないということである。そのよ
うな方法と次元から描き出された情勢は、必然的に、歴史的に展開され
ている紛争なのである。したがって、分析目的および組織的な説明、そし
て将来見通しとして、これまで述べてきたことを確認するために、われわ
れは以下の諸点に言及しなければならない。

 1) 1990年8月以降に示された性質を持つ危機は、イギリスによるイ
ラクの植民地統治時代にさかのぼるもので、それは1917年のサイクス
・ピコ協定にもとづいていた。植民地主義者がイラクの国家主権を浸食し
奪おうとして、イラク人の愛国心に対立する行為が見られた時代のことで
ある。

 このような政策は、長期間、アラブ民族の利益と東地中海に面する全ア
ラブの安全保障を攻撃目標にしていた。

 2) それはまた必然的に上記の第1項にもとづくもので、米国は歴史的
に危機的情勢を創りだすことに関係し、パレスチナの土地にシオニストの
政体(※)を確立し存続せしめることにむけて、将来的に強化し継続するこ
とに結びつけてきた。

   ※訳註: シオニストの政体とは、イスラエルを指す。

 3) そしてこの危機的事態は、必然的に、イラクの汎アラブ主義的環境
をともなって、イラク人の愛国心とその影響力を回復するか、衰退を促す
か、あるいは薄れさせるものであった。

 4) 最後に、植民地主義ならびに帝国主義の立場からの理解にもとづ
くと、それが1つの手段とされ、中東地域および世界で、(現在)、米国の
戦略構想を実行する必要から発動され利用されてもいるのである。


 このように今回の紛争は過去のいきさつをもっており、今日進行してい
ることにしろ、将来のできごとにしろ、説明することが可能である。それは
歴史的に位置づけられる現在進行中の紛争なのである。

 今回の両者間の紛争は、歴史的な局面を経て、その原因ゆえに、イラ
クのレベルに相応した結果を複雑に規定することとなった。この紛争は、
特に1990年8月以降には、また20年前にも、実際に進行中のものであ
ったことから、その結末は輪郭のはっきりしたものではなかった。(紛争の
計画と局面を通じて、1990年8月以後の歴代米国政府がそれぞれの立
場に固執したあと)、最近の紛争が恐怖心と金銭を通じて世界と中東地
域の他の諸国に迫ったとき、それはアメリカ帝国主義のドグマ(教義)に
おあつらえのものとなった。すなわち米国の政治と利益に結びついた紛
争突においては、その政策は米国自身によって指揮され管理されたので
ある。こうした政治は、たいていの場合に、米国の政策と提携する諸国の
利益に反していた。その管理方針と内容、攻撃目標を考慮するなら、そ
れは実際のところ、世界的な紛争であり、恐怖心によって、さもなくば賄
賂と陰謀を通じて、イラクに対立する米国との同盟が必要とされたし、今
も必要とされている。

 この紛争は、現在の米国の侵略を経て、唯一の地域勢力であるイスラ
エルのために作られている。この危機は、歴史的に、なんとしてもアラブ
民族全体を上まわる優勢を人為的に保とうとすることと結びついていた。
それに深く関与して紛争管理をおこなうなかで、米国はイスラエルの安全
保障と安定にのみ注意を払っているのである。このようにして生みだされ
た紛争は、真に汎アラブの戦争である。


 ◆現在進行中の紛争と進行中のレジスタンス:

    ※訳註: この文章で「イラクの政治体制」あるいは「政治指導部」
    とあるのは、バグダッド陥落前のイラク共和国の政権あるいは指
    導部をさす。

 次のことが実現されないかぎり、米国の戦略目標(=イラク共和国の政
治体制を排除すること)が達成されないことは明白である。すなわち、

 1, 政治的な紛争が継続し、強化され、発動されること。

 2, イラクの政治指導部による経済封鎖解除の努力を阻止すること。

 3, イラクの政治と経済が世界と中東諸国にむかって動くのを阻止す
   ること。

 4, 「もし可能なら」、イラクの政治体制を排除する米国の計画にそっ
   て、アラブを再編成する。それはイラクあるいは上述したイラクの政
   権、あるいは中東地域に対してこの計画が後にもたらす結果につい
   ては敢えて語ることなく、多くのアラブ政権からの同意をとりつけて、
   実行に移された。

 5, 米国が主張する口実および軍事侵略をともなった戦略目標と直接
   結びつけつつ、米国指導部にかけて、米軍の趨勢だけを見て、米軍
   の兵力規模と戦争での優勢を計算した結果を操作し、軍事行動の
   結果としての政治的帰結の本質を容認すること。その軍事行動は、
   米国の中東および世界戦略を達成するために、もっぱら占領された
   イラクにおける戦略目標に役立つような政治的帰結と調和するもの
   となるだろう。


 イラクの政治指導部は、当時、そして侵略を受ける前にも、その後の情
勢と可能性を検討した。

 −−全般的に、米国との妥協の可能性は、ホワイトハウス(米政府)の
本質とは関係なく、ほとんどありえないし、1917年に描かれた中東地域
の地政学的な地図の変更と結びつけられていた。それはイスラエルが樹
立されたことと結びついて、アラブの東地中海諸国における現実の政治
的、地理的なできごとにつながっていた。帝国主義のアメリカは、植民地
主義のイギリスを継承して、中東地域の地政学的な諸勢力に自国の見解
を押しつける権利を発動し、発展させ、中東地域と世界における米国の
戦略目標を達成するためにさまざまな手段と方法でその権利を行使し、
ある程度まで「イスラエル」の安全保障と優勢を支援し、エネルギー政策
と石油への支配と主導権を手にした。

 −−さらに、軍事占領によって失われた初期のアラブの役割と、1991
年のイラク侵略後あるいは2001年9月11日以後の後期のアラブの役
割、そして「特別なイスラム教」の構造ゆえにイランに与えられた役割は、
新たに期待される役割と一致しており、サウジの出番が消え、共産主義
の崩壊後に政治的なイスラムの同盟が消失し、「従順で協調的な」イスラ
ムが疲弊した状況にあっては、その役割はイランの神学者が将来担うこ
とになる。「従順で協調的なイスラム」は、サウジ政権の存在および方向
性と矛盾するものの、その胎内から「挑戦的で抵抗する」イスラムの誕生
させることになった。・・・イランの隣国イラクとアフガニスタンにおける米国
の侵略戦争の結果として生まれた挑戦的で抵抗するイスラムを拒絶する
「現在の立場」ゆえに、イランは一定の役割を演じているし、将来におい
ても演じるであろう。

 −−米国は湾岸アラブの幾つかの小国とアラブの主要諸国を他のアラ
ブ地域においても要領よく前に押しだしたが、焦点になっている政権の持
続と刷新、あるいは発展を保障し、政権にとどまらせ、王政でなくとも支配
を継承させるために、ある役割が自動的に提案されたことと関連してい
た。小国の政権は、アラブの大国を犠牲にして有効な役割をはたすこと
が可能になった。これは敵であるイスラエルと関係正常化し、米国のイラ
ク戦争と占領を支持して、これら諸国が政権と基地を調整したために可
能となったのだった。イラク戦争と占領は、アラブの主要諸国に、「まさに
現在がそうであるように」、不法な占領当局の決定および生産を受け入
れることと強要した。

 −−イラク指導部もまた1980年代にエジプトと関係正常をはたした後
の長期にわたって、現在のエジプト政府に引き継がれたサダト時代の危
機の深さとその克服意欲のない無力ぶり、重大な事態に対するマヒした
態度を調査してきた。その状態こそ、アラブおよび地域の大国としてエジ
プトが持つ能力と特質を、中立化させることにつながっていた。このことは
躊躇(ためらい)と恐怖を通じて、またエジプト政権の政治的ハンディキャ
ップと当時のアラブ協力会議の主導権、、サウジ政権への恐怖感と感じ
やすさの両方、個別の国あるいは同盟としての他のアラブ諸国の役割へ
の猜疑心(さいぎしん)を通じて明白になっていた。エジプトが人工的にも
歴史的にも、政治的、文化的、そして軍事的な地位においてもアラブ社会
で優勢を保っているにもかかわらずである。

 −−イラクの政治指導部が汎アラブ主義国家の原則に立ち、アラブ・イ
スラエル紛争の客観的な相関関係が(経済封鎖をうち破ろうと奮闘してい
るイラク国民とともに)シオニストによる占領に反対して戦うパレスチナ人
民によって「のみ」代表されているとき、米国はアラブの政権を通じて、パ
レスチナ問題へのお墨付きを与えた解決策を提案していた。それはパレ
スチナ問題の解決とひきかえの必要条件として、イラクの政治体制を除
去することで合意しており、このことは安保理決議を実行するという口実
で国際法の名のもとに遂行された。これらの安保理決議は、中東全域か
ら大量破壊兵器を一掃する第一歩として、イラクに大量破壊兵器の破棄
を課した。結局、イラクの主張は正しく、大量破壊兵器は存在しなかった
が、現在、誰が決議768の第14項(※)を実行するようアラブ諸国政府
に要求するだろうか?

   ※訳註: 国連安保理決議だとすると、決議768はイスラエル・レバ
   ノン問題を扱ったものであり、また第14項は存在しない。
    1991年4月3日採択の決議687はイラク・クウェート問題を扱っ
   たもので、その第14項は、最終的に中東全域を大量破壊兵器禁止
   地域とすることを決めたものであり、イラクのみならず、当然ながらイ
   スラエルも大量破壊兵器を破棄しなければならない。だが米国をは
   じめ、この条項の実施をイスラエルに迫ったことはなかった。
    1990年11月29日採択の決議678もイラク・クウェート問題を扱
   ったものだが、第14項は存在しない。したがって、先述の決議687
   を指すものと思われる。


 この状況および上述の分析は、イラク政治指導部の戦略的理解を説明
するために必要であった。

 1) 今回の紛争の連続に関連すること、

 2) 被可否的に国際的な拒絶にあった不法な侵略、

 3) アラブの複数の政権が共謀したこと、

 4) 敵の軍事的な優勢、

 5) 幾つかの域内諸国による日和見主義の姿勢および黙認、

 6) 侵略およびその後の占領によって、安全保障面および政治分野で
  イスラエルに与えられた役割。そして

 7) 複数のアラブ政権を脅して利用すること、

 8) イラクの分割をあおること、

 9) 操り人形であるイラク人反体制派が有する占領計画ならびに偏狭
  な宗派的・民族的・熱狂的・利己的な利益との深い政治的つながり、

 10) 全イラク国民および汎アラブレベルでの特別な政治・戦略プログ
  ラムと持ち、民族解放戦争へと発展する武装レジスタンス戦線の準備
  と採用。

 これらの要素を基盤として、解放運動が占領軍を追放し、イラクの解放
を達成せんとしていたとき、武装したイラク・レジスタンスの目標はアラブ・
バース社会党によって管理・指導され、イラクを守り、全イラク国民の祖
国とその統一を維持することになった。


 ◆レジスタンスの選択

 (次回につづく)


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※URUKNEWS イラク情勢ニュース(webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/  
    メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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    http://geocities.yahoo.co.jp/gb/sign_view?member=uruknewsjapan
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投稿者 white 日時 2005 年 7 月 20 日 22:03:20: QYBiAyr6jr5Ac

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