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巡礼のシーア派イラク人大量殺害陰謀事件(8・31)には「遠い目的」が潜んでいるのではないか。
http://www.asyura2.com/0505/war73/msg/1020.html
投稿者 新世紀人 日時 2005 年 9 月 01 日 15:12:22: uj2zhYZWUUp16
 

この事件について、私は勿論これをシーア派イラク人の大量殺害を目的とする陰謀事件であると考えている。
前もっての迫撃砲による巡礼団への砲撃のひとつを取り上げるだけで十分であろう。
大規模な巡礼団に対する砲撃はまことに異常な行いである。

◎迫撃砲攻撃や自爆テロ警告の叫びは、スンニー派によるシーア派攻撃を目的としてのものとしては考えられない。
それは、まず宗教的な意味からも考えられない。
今回は日常生活においての攻撃ではないのである。
「宗教行事」の中で行なわれた事が問題なのだ。
スンニー派は教義が違うからといっても同じ国家を共に形成するシーア派に対して宗教行事の間に攻撃をすることはあり得ないだろう。
宗教戦争をやってはいないからである。
従って、スンニー派はシーア派の宗教行事を他派の行事とはいえ、重要視している筈である。
宗教行事の最中での大量殺害を狙う者はイスラム教シーア派を「憎む者」であると考える事が自然であろう。「憎む者」はスンニー派ではない。
スンニー派にとってシーア派は「共に国家を形成する仲間」であるからだ。
そしてお互いに宗教戦争をやって対立している訳ではないからだ。

憲法制定を巡ってのスンニー派の動機も有り得ない。
制定を巡ってスンニー派は抵抗をしている。
しかし、自分達がシーア派を大量殺害すれば、それは自分達にとって不利となる事を良く判っているはずだ。内戦になれば少数派である自分達は苦戦し、目的とする「イラクの統一」は達成されない。
これからも推測できる事だが、イラクの統一を喜ばない者、イラクの混乱化を喜ぶ者の犯行である可能性は高い。

今までの、シーア派によるスンニー派への攻撃またはその逆は、真実が露呈した場合では外国とその手先となったイラク人による謀略行為ばかりであった。


◎では、イスラム教徒への尊敬の念を持たないもの達は、何故にイラクでの多数派であるシーア派への大量殺害を行なうのであろうか。
その目的は、スンニー派への殺害行為とは異なる。

シーア派大量殺害の目的は、シーア派をある目的に誘導する為のものであろうと私は考えている。
イランのシーア派とイラクでの多数派であるシーア派は、イスラエルへの対抗勢力として仕立て上げる目的で様々な工作がなされていると考えられる。
イランへの核疑惑攻撃。
イラクのシーア派へのテロ攻撃。
イスラエルを相手とする戦力として多数派のシーア派を養成したいのであろう。
シーア派に敵愾心と戦闘意欲を煽りたいのではないのか。
イラクのスンニー派は少数だからこの目的の為の主力と考えてはいないであろう。

イスラエルが今後、危機感を募らせて、レバノンへ進駐したりシリアへ侵攻したりすれば、イラクやイランは戦闘態勢に入るであろう。
実は、この事を望んでいる者達がいると考える事は可能な事なのである。
イスラエル国家とシオニズムの存続を望まない者達は、イスラム教徒だけの話ではあるまい。

イスラエル国家が行き詰まり、それはシオニズムと言うイデオロギーの破綻の顕在化したものであることを自覚した者達はユダヤ人の間にも沢山いるはずだ。
彼らは「反シオニスト」として名が明らかな思想家達や宗教家達ばかりではなく、ネオコンではないユダヤ人の中の指導的立場にある者達その力を持つ者達の中にいても不思議ではない。
イスラエルとシオニズムが「お荷物」であると考えられている事も大いにあり得る事なのである。

ここで参考として、イデオロギーとしてのマルクス主義・共産主義に拠って立っていた「ソ連」の解体過程について触れておく。
1.先ずイラン革命を起こして、ソ連南部のイスラム地帯の緊張を高めてソ連のアフガニスタン(イランの隣国)への侵攻を誘った。
2.これにより、ソ連は経済的に破綻への道を歩むに至った。
3.ソ連指導部の中に改革派を発生させ、彼らをソ連解体の実行部隊とした。
4.ウクライナにあるチェルノブイリ原発をテロ攻撃で破壊させ、ソ連国内に戒厳令発令と同じ効果を発生させ、ペレストロイカ遂行完成への支援とした。

シオニズムもまたイデオロギーであり、これは虚構であり、目的達成の為の道具であるから、いつかは破綻が明らかとなり、目的も失敗し達成されないであろう。
イデオロギーであるが故にシオニズムもマルクス主義思想と同じ運命を辿るものである。
とすれば、
イスラエルもソ連と同じ運命を辿ると考えてもよいであろう。
チャイナやベトナム、キューバの共産主義は帝国主義に対する「国家防衛の為の旗印、結集軸」であり、イデオロギーそのものと考えては間違いであろう。

この様に中東問題の決算・解決を考えている者達がいても不思議ではないと考えるのである。

 デマが混乱を増幅 毒物中毒も?(コリエレ紙)
http://www.asyura2.com/0505/war73/msg/988.html
投稿者 kamenoko 日時 2005 年 8 月 31 日 20:12:26: pabqsWuV.mDlg

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