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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(24日)西岸地区の入植地も強制退去が完了
★(25日)エルサレムでイエシバ学生死傷事件
★(26日)ガザ地区からカッサムロケット砲攻撃
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2005年8月24日（水）
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＊西岸地区の４つの入植地の強制退去が昨日１日で完了。４入植地のう
ち２箇所はすでに自主退去が完了し、２入植地に強硬派が多数集結し
ていたが、懸念された銃による抵抗などは無かった。(P,H,I,7)
＊入植地協議会のリーバーマン議長は、撤退作戦で銃や爆弾が使われな
いよう、先週から過激派を説得していた。作戦が終わった後「撤退で
残りの入植地の結束は固まった」と語った。(P)
＊国防軍の心理学者は、撤退作戦の成功は罵声や涙などに対抗するため
の長期にわたる入念な心理的訓練の結果だと評価。作戦後の病欠も少
なく「トラウマ」は無いという。(H)
＊強制退去させられた入植者の多くは、政府の用意したホテルやアパー
トへの入室を拒否してテントで生活している。政府の予約したホテル
の部屋は大半が空室で、費用が無駄になっているという。(P,H,7)
＊米国のブッシュ大統領が入植地撤退作戦の成功を賞賛。自治政府はテ
ロと汚職の無い国家を作る責任があると語った。(P,H)
＊ガザに残るシナゴグは、可能な限り備品を取り外し、特別な儀式を行
ってから撤去作業を行うようにと、最高裁が命令。チーフラビは取り
壊しに反対する声明を出した。(P,H,7)
＊国防軍がエルサレム東部の入植地マーレーアドミームの周辺の防護壁
建設用地の収用を開始。マズズ検事総長は許可を出したが、米国は反
対を表明している。(H)
＊国防軍はすでにガザ入植地の建物撤去工事を進めており、軍の設備撤
収などを進めて９月１５日までに撤退を完了させる構え。民間人がい
なくなった後は、テロ組織の攻撃を受けやすくなるため。(H)
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2005年8月25日（木）
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＊エルサレムの旧市街でアラブ人が英国人のイエシバ学生を刺殺、米国
人学生に重症を負わせた。犯人は逃亡している。(P,H,I,7)
＊国防軍がツルカームでイスラム聖戦の逃亡テロリスト拘束作戦。銃撃
戦となり、テロリストを含め５人のパレスチナ人が死亡した。自治政
府は挑発行為だとイスラエルを非難した。(P,H,I,7)
＊入植者が「政府は何も与えてくれない」とテント村を設営しているの
は「政治的なウソ」だとシャロン首相が一蹴。政府が取っている措置
を新聞などで早急に公表するよう、関係者に指示した。(P)
＊テルアビブ市が、公園に設置された入植者のテントを週末までに撤去
するよう命令。テントに住む入植者の一家は、支給された家はシャワ
ーが錆び、ゴキブリがいるなどして住めないと語っている。(P)
＊イスラエルから引き渡された入植地に、自爆者や戦死者の名前をつけ
て欲しいとの要望が遺族から自治政府に殺到中。(P)
＊入植地撤去作戦に続き、西岸地区に点在する違法入植拠点も続いて撤
去すべきだとの議論。しかし、モファズ国防相は「入植地撤退が完了
してから」との考えを示した。(H)
＊アッバス議長がローマ法王をパレスチナに招待する意向を表明。国際
社会を動かして、数十年にわたるパレスチナ人の苦難に終止符を打っ
て欲しいと語った。法王が受けるかどうかは不明。(H)
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2005年8月26日（金）
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＊スデロット市近郊にカッサムロケット砲が着弾。５人の死者が出たツ
ルカームでの国防軍の作戦への報復と見られている。(P,H,7)
＊北部国境でレバノン側から砲撃があり、養鶏場近くに着弾。しかし、
負傷者は無かった。(P,H)
＊オルマート臨時蔵相が訪米し、ライス国務長官と会談。ガザ撤退が非
常に困難であったことを説明した。今後の和平行程表や、ネゲブとガ
リラヤへの開発援助などについて議論が行われた。(P)
＊逃亡中の国防軍兵士がバスでアラブ人多数を殺害したテロ事件を受け、
委員会が国防軍に調査結果を報告。危険人物の特定について、軍とシ
ンベトの連携を強化するよう求めた。(H,P)
＊東エルサレムにユダヤ人が所有する土地に、ユダヤ人住宅を建設する
計画を右派団体が進行中。アラブ人が反発している。(P)
＊「ハマスが政治に参加すれば穏健化する」と自治政府のアッバス議長。
イスラエルはテロ組織であるハマスの選挙参加に反対している。(P)
＊エジプトとガザの国境地帯から国防軍を撤退させるための交渉が進行
中。ラファをガザからエジプトへの一方通行とし、逆方向の通行はイ
スラエルが管理できる新検問所を使う方法が提案されている。(H)
＊３００人のパレスチナ人警察官がエリコからジェニンに到着。武装勢
力が支配するこの町の治安を回復するため。(H)
＊ガザ入植地に残るユダヤ人墓地をイスラエルに移す作業が日曜から開
始される。家族の同意を得て、移設作業は国防軍が行う。(P)
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http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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