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「3・11事件」の真相の深層
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 8 月 31 日 05:34:00: SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: 質問です。よくわからなくなってきました・・・ 投稿者 Berlin 日時 2005 年 8 月 30 日 23:41:21)

「3・11事件」の真相の深層


191名の死者と3000人を超す負傷者を出し、未だに後遺症に苦しむ大勢の被害者を産んだ3・11マドリッド列車爆破事件は、公式(世間的)には「イスラム過激派による、スペインのイラク戦争加担に対する報復テロ」ということになっています。そしてそのわずか4日後の総選挙で誕生したサパテロ社会労働者党政権が、政権引継ぎと同時に電撃的なイラクからの全面撤退を実行し、賛否両論の国際的な大論争になったことはよくご存知だと思います。

確かに一見、その筋書きで非常にすっきりと話が通っているように思えてしまいます。ところがこれがそうでもないのですね。事件の当初から数々の疑問点が浮び上がり、「イスラム・テロリストの仕業」とは到底考えられない、スペインとモロッコの諜報部と国家警察、CIAやMI6などの諜報機関が絡む国際謀略の色が非常に濃い事件であることが、初期から叫ばれていました。

これに関して一つ一つ語り始めると非常に長くなってしまいます。この投稿の終りに、お時間が許せる範囲内で結構ですので読んでいっていただきたい具体的な資料、データなどを貼り付けておきます。

ただ概観して言えることは、まず米国ブッシュ政権や英国ブレア政権にとって、スペイン国民党が選挙で負けて(アスナールは以前からすでに党首引退を表明しておりどのみち首相になる予定は無かったのですが)サパテロ政権ができたことで、失う物は、実を言うとほとんど無かったのです。先日のアフガニスタンでのスペイン軍ヘリ「墜落」事件でも明らかになったとおり、サパテロのスペイン軍は要するにイラクからアフガニスタンに「配置転換」されただけだったのです。その他にハイチにも新たに軍を出しています。

米英としては、イラクの情勢は「多国籍軍による直接統治」から「傀儡政権を通しての間接統治」の方向に切り替えるときでもありましたし、どの道スペイン軍がいてもほとんど役には立たなかったでしょう。ブッシュは自国兵がどれほど死のうが屁とも思っておらず、イラクを分裂状態に追い込んで中東を大混乱に陥れることが目的であるわけで、いくつかのさして役に立たない軍隊が引き揚げても、それは思惑(あるいは許容)の範囲内だったでしょう。

実はあの3・11事件の裏にはさまざまな利権が絡んでいました。事件前後で株の空売りで大儲けした、おそらく事前に「事件発生」を知っていた投資家グループがいたことは明らかですし、またモロッコと旧スペイン領西サハラ沿岸にある膨大な石油利権が絡んでいます。モロッコと独立派による紛争地域である西サハラに極めて優良な石油鉱床が発見された直後に、国連から西サハラ特使として派遣されたのが、ブッシュ政権を支える柱の一つカーライル・グループの総帥ジェームズ・ベーカーなのですね。

王家による独裁国家モロッコは北アフリカ最大の親米国で、3・11の直前にブッシュ政権と自由貿易協定を結んで、北アフリカから中東を含む「大中東構想」(と欧州では呼ばれていますが)をスタートさせました。そして以前からベーカーによるモロッコ寄りの調停に反対しモロッコと対立していたのがアスナール、それに野党時代から擦り寄っていたのが実はサパテロなのです。3・11の裏にはドロドロの石油利権がしっかりまとわりついています。3・11の直前に起こった赤道ギニア(旧スペイン領)のクーデター未遂事件も、スペイン、英国、米国の諜報機関による謀略が失敗したものですが、この赤道ギニアは「アフリカのクゥエート」と呼ばれる産油国なのです。

そして3・11事件の直後に米国は「アフリカ諸国をテロリストから守る」という名目で、石油の豊富なギニア湾岸とその後背地に特殊部隊を派遣して、軍事的優位を確保しました。3・11がその格好の口実になったことは当然ですが、そのような軍の派遣は2日や3日で準備できるものではありません。数ヶ月前から「事件の発生を想定して」準備を進めていたはずです。さらにサパテロが主張就任直後に行ったことは、イラク撤退と同時に、モロッコとの関係改善でした。その裏にカーライルなどの石油利権集団がいたことは火を見るよりも明らかです。すべては予定が組まれて実行されたことなのです。

おまけに3・11は、イラク戦争が長引く様相を示し開戦時の大嘘がボロボロとばれ始めて米国国民がしだいに嫌気がさし始めたタイミングで起こっています。その年の秋に大統領選挙を控えたブッシュとしては、3・11によって「テロの恐怖」が再燃することによって、どれほど大きなアドヴァンテージを得ることが出来たか、言うまでも無いでしょう。

そしてブッシュとブレア、ネオコンとシオニストにとって最も重要な点は、「イスラム・テロと民主主義の戦い」という「対テロ世界戦争」のシナリオをはっきりと打ち出すことが出来た、ということです。イラク戦争に加担したアスナールのスペインが「イスラム・テロリスト」に攻撃され、その結果サパテロがイラクから全面撤退(実はこれもラムズフェルドと事前にナアナアで話がついていたことなのですが)した結果、「3・11イスラム・テロ」を固く信じて疑わない人々が激増し、「テロ」を口実に市民監視体制でも管理国家体制でも、何でも可能になってきたのです。これがさらに今年のロンドン7・7で促進されているのです。

そこにアスナールが党首を勤めた国民党が選挙でどうなるか、など、ほんの些細な問題であり、むしろサパテロ政権になることによって得られる利益の方がずっと大きいわけです。「テロ」の責任などは、モロッコ人やスペイン人のチンピラ(麻薬取引などのチンケな犯罪で目を付けられていたし、捜査当局の内通者も含まれる)を「犯人」に仕立ててしまえばすべて丸く収まりますから。

私も、あの極悪人アスナールの与党が倒されて「ザマアミロ!」と叫んだ一人なのですが、ことはそう単純ではなかったわけです。


以上の事柄の資料としては、以前の私の投稿
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http://www.asyura2.com/0505/war72/msg/380.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 7 月 19 日 23:21:28
田中宇さんへ語りかけます。(もし阿修羅をご覧になっているなら)
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の中に、昨年3月から私が阿修羅に投稿した3・11に関する報告がまとめられています。相当な量の阿修羅投稿がありますが、興味を持てそうな見出しの投稿からボチボチお読みになれば良いと思います。その他、次をご参照ください。

(田中ニュースから)
http://www.tanakanews.com/e0323madrid.htm
世界を動かすスペインの政変
http://www.tanakanews.com/blog/0406131948.htm
スペイン列車テロは当局の自作自演の可能性


また、雑誌『真相の深層』誌で2004年夏号から2005年夏号にかけて、5回連続で3・11真相究明を非常にまとまった形で行っています。2005年春号には赤道ギニア・クーデター未遂事件の顛末が特集されています。ぜひご参照ください。

(『真相の深層』誌の申し込みは以下の所で。)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/hanbai.html
木村書店

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